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水沓ブドリ（ﾐﾅｸﾂ ﾌﾞﾄﾞﾘ） 童話作家。 擬人化手法を好み、人間が登場しない作品を執筆することが多い。 夢見ごちなような振る舞いが多く、足元があまりおぼつかない。物事を俯瞰して見ていると評されるが、悪く言うと当事者意識がない。普段担当編集くらいとしか話さないため喋るのがヘタ。顔はいいがファッションセンスが悪い。 生計の立たない者もいる中、作家としては売れている方であり物語や童話の賞をいくつか取ったことがある。一度大きな賞を取ったあとからファンが増え、新刊が出るとまあまあ売れるため生活に困ってはいない。 首都圏のどこかの古い借家に一人暮らししている。大家のおばあちゃんが何かと気にかけてくれ、ご飯をご馳走になったりお返しにお孫さんのための小さなお伽噺を作ったりして、和やかに暮らしている。趣味は散歩と読書。 担当編集が今日もやってきて原稿の催促をする。今日も借家は賑やかだなぁ。 「悲劇なんて存在するのでしょうか。彼らが命をかけて紡いだ物語を、「悲しい劇」などと表現するのは僕はいけ好かないんですよね。例えそう表するのが作家本人であろうとも、ね。」 「僕の可愛いグランスとハイク。君たちが自らを燃やした炎こそが、君たちをもっとも輝かせたんだ。僕はそれがひどく愛おしいんだよ。」 「やあやあ！これは福砂屋のカステラじゃないですか。僕はこのザラメがついてるのが一等好きでしてね」 「原稿が終わるまでお預けですって！？そんなぁ、僕はそれを見てしまったら、それを食べるまで今日はやる気が出そうにありませんよ…」 基本的には温厚だが、言葉の端々から自己責任論者であることが窺える。だからと言って人を突き放すでもなく、むしろ困っている人がいれば積極的に手を貸すお人好し 「僕が彼女に手を貸したのは、彼女が手を貸されるのに値する価値を彼女自身が持っていたからですよ。いえ、そんな差別的な意味ではなくて、例えば「ちゃんと困ってることを伝えられる」とか「声をかけられても不機嫌にならなそう」とか、そういう小さな当たり前の積み重ねのことを指しているのです。」 【パーソナルデータ】 本名・九慈　直弼　（くじ　なおすけ） 24歳　男 UPZ大学　文学部卒業 童話作家 ・住まい　都内、某出版社に交通アクセスが地味にいいくらいの地味な田舎の、駅から歩いて25分くらいにある一軒家の借家に一人暮らししている。近所には小川と桜並木があり、桜シーズンには朝夜毎日散歩している。 ・地元　北関東のどこか　両親健在。直弼を私大に現役で通わせられるくらいは裕福。 父親が小説家だった影響で昔から本の虫として育つ。中でも宮沢賢治作品に興味が強く、本が擦り切れるまで読んでいた。（PLは銀河鉄道の夜、注文の多い料理店、双子の星、グスコーブドリの伝記までしかわからないです…） 物心ついたときから物語を書いており、将来は漠然と小説家になるであろうとずっと考えていて、実際その通りになった。あまり人生に挫折を感じたことがない。 「僕は自己責任論者だとよくいわれますけれども、たまにそれ（自己責任）に縋らないと自己を肯定してやれないのではないか、と恐ろしくなるのですよね。」 技能 フィクション作家であることと、よく締め切り延長を交渉することから【言いくるめ】 昔から興味があり、普段書いている題材であることから【博物学】【生物学】 心情を描くために人の心理をよく観察しているので【心理学】

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