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「おれは、セキだ！刺すって漢字1文字だぜ！！！覚えて帰れって帰れねぇわ、ガハハ！」 脊髄で喋るガハハ系。でも知識量が偏っているだけで頭の回転は速いし素早い。たぶん、阿保の子になる予定です！ 母親から刷り込まれた暴力を受けることを愛と勘違いし続けています。だからこそ愛のカタチである自分の傷が大好きで、傷だらけのおれかっけぇ！！！って感じの厨二病。何かに傷をつけるのも大好きです。所謂マーキング。戦闘狂。 暴力団組員(サプリ2015)をベースにして職業P(EDU×10+DEX×10)を取得 【興味P技能理由】 戦闘狂、だけど現状の傷で満足しているので躱すぜ！治すぜ！(回避、応急手当) 近接戦ダメなら近くの刃物投げればいいだろ！！(投擲) 太刀が好きだけど武士なら持ってねぇとな！！(脇差) 果たすまでは、誰にも復讐の話はしねぇ！(隠す) 復讐のためなら情報収集だってなんだってやるよ。(聞き耳、図書館、目星、いいくるめ、心理学) 通過予定シナリオ：「サイレン清掃会社」HO2：傷物 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿以下、PC深堀小説モドキ＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 「ごめんね、ごめんね....、愛してるの....愛してるのよ....本当に....」 そう言って、おれとねえちゃんを傷つけて泣いてる母さんの顔でおれの幼少期は止まっている。 泣くなよ、母さん。おれたちは幸せだよ？これが”あい”なんだろ？だから、泣かないでよ、母さん。 痛みこそ、「愛」、相手の気持ちなんだろ？だって母さんは俺を愛してくれてたんだから。 痛みこそ、この体に残った「傷」こそ愛の証明だろ？傷が愛なんだ、痛みが。 痛みをくれることが愛ならおれも痛みもあげないと。そう思っておれも近くの刃物、包丁を手に取る。 「泣かないでよ、ねえ、母さん。おれも、愛してるからさ。」 グサりと包丁が肉をえぐる感覚。じんわりと伝わるかあさんの赤い液体から感じる体温。 「ｱｯｳﾞｩ....ごめんね、2人とも....愛して....る......」 そう言って抱きしめてくれるかあさんは少しずつ冷たくなって動かなくなった。 「ねぇ、セキ...、ここから、逃げよう。」 ねえちゃんはおれとちがって頭が良かった。いつもかあさんが読んでいた本を読んで学んだことをおれに教えてくれた。 ねえちゃん手を引かれおれは二人で生きていく道を選んだんだ。 ねえちゃんが色々知っていたからおれたちは二人でなんとかご飯を食べれるだけ、お金を稼いだりして生活を送っていた。 稼ぎはねえちゃんの方がおおかった。手伝おうかと聞いても大丈夫だからって、何をしてるかも教えてくれなかった。 ねえちゃんはほんとに賢くて、おれの心が読めるかのように、定期的に愛をくれた。カッターで軽く切ってもらったり、ナイフで顔に線を入れたり、熱く熱した包丁を背中につけてみたり。その度に 「セキ、愛してる。これからも二人で生きよう？」 そう、耳元でささやかれて安心して眠る。そんな日々、そんな日常。おれは愛されている。それだけで幸せだった。それ以上を望んでいなかったのに。 幸せな日々は崩れる時は一瞬で崩れる。 今日の夕飯は何にしようかと、街の裏道を二人で歩いていた時、目の前にいきなり車が止まる。ぞろぞろとガタイのいい男達がやってきて妹をそのまま連れ去ろうとする。咄嗟に常備していたナイフを振りかざして抵抗した、止めようとした。助けようとした。 グサリ。何かが刺さる音。それと同時に俺の体はぐらりと傾く。 血が流れてクラクラする視界で姉を捉えた 「ごめんね…セキ、愛してる。」 赤く染まる視界のなか、涙を流しながら笑う姉ちゃんが嫌にはっきり見えた。 次目覚めた時はもう俺以外誰もいなくて。でもナイフが刺さったはずの場所は手当はされていたんだ。きっと姉ちゃんだ。 俺はその日から姉ちゃんを町中くまなく捜索した。 手がかりもなく時間だけが過ぎていった。 数ヶ月後、不意に玄関の扉が開く。警戒しつつ向かえばそこには変わり果てた、痩せ衰えた姉ちゃんがいた。 姉は最後に見た時と同じナイフをそっと俺に手渡す。 「ねぇ、セキ。お願い…私を殺して。貴方の愛に溺れたい。」 そう言って姉ちゃんは自身の心臓を指さす。 初めてだった、姉ちゃんが傷(愛)を求めるのは。 やっと俺も愛を伝えてあげられる。そう思って喜んで受け取った。受け取ったはずなのにナイフを持つ手が震える。どうしてだ？なんで俺は泣いているんだ…？ 涙を拭き、両手でナイフを握りそれを翳す。 小さく呻いた姉ちゃんはぽつぽつと言葉をこぼした。 「ごめん…ごめんね…セキ…。私がもっと奴らに上手く立ち回れていれば、こんな、ことには…。」 「ごめんね、セキ。あなたのこと…ずっと愛してる。」 そう言いながら俺の手の中で姉ちゃんも冷たくなった。気がついていたんだ。母さんも姉ちゃんも死んでしまった、殺したということに。ただ、そこに後悔はなく愛で心は満たされていたんだ。その時は。 でも姉ちゃんがいなくなってからすぐに胸に空いた穴に気がついた。そしてふと思う。 「俺は姉ちゃんのことをもしかして何も知らない…？」 「姉ちゃんは何をしたからこんな目に？」 そこからは死にものぐるいで情報をかき集めた。 そこで分かったのは姉ちゃんはとある財閥の上役員が不倫をしている証拠をつかんだらしくそれをマスコミにリークしようとしていたらしい。 それを止めるための誘拐。証拠隠滅をしたあと、姉ちゃんは罰という名の体を使ってご奉仕をさせられた、だからあんなに摩耗して帰ってきたんだ。 姉ちゃんは何も悪いことしてないじゃねぇか。 なのにどうして姉ちゃんが苦しんで、姉ちゃんが死ななきゃ行けなかったんだ…？ ふつふつと胸に込み上げてきたそれは無意識に口に出ていた。 「俺は上大財閥を許さない。姉ちゃんをぼろぼろにした奴らには俺がトドメをくれてやる。」 そうして俺の復讐は始まったんだ。まあ、頭は悪いから路頭に迷ってたところで拾ってもらったんだけどな！ガハハ！ 「大丈夫だよ、姉ちゃん。姉ちゃんがくれた傷(あい)は誰にも触れさせないから。」 「ちゃんとあいつらを地獄の底まで送り届けるからさ、天国で見届けてくれよな！」

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