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ラブ 年齢：不詳 身長：145cm 一人称：わし/ラブちゃん 二人称：おまえ ヒース→ヒース 白石 希空（しらいし のあ）→のあ 奈々→ななちゃん 小さな体をした、まだ幼い顔立ちの少女。年齢不詳。 話し方に特徴があり、「〜なのじゃ」「〜だのう」など、老人を彷彿とさせる言い回しを用いる。 世間知らずで自己中心的。人の話を聞かず、思い込みが激しい性格をしている。 わがままガール。 小さな体躯とにこにこと可愛らしい少女の笑顔により油断を誘う。 もらった遺書をてくてくと受け取り主のところまで持っていき、「はい！」と笑顔で手渡すのが自分ルール。 なるべく対面でお渡しする、ちゃんと受け取ったかを確認する、このふたつを大切にしている。 両親は共におらず、出会ったときには3枚の手紙を大事そうに抱えていた。 これは、両親と、祖父の遺書である。 学はなく、勉学に遅れが見られる。 全体的に貧弱で、発達に遅れが見られることからも、家庭環境は劣悪なものだったと推察される。 遺書に対して異常な執着を抱いており、その理由を本人は「愛だからじゃ！」と元気よく、うっとりとした面持ちで語る。遺書は「愛」、人が最後に残す本心の形だとして、殺人を行うことを本人は「愛」だとも語っている。 人は誰しも愛を持っており、けれどもそれが表面化されないこともある。 それは悲しく、不幸なことだ。 それでも、死の間際の手紙は、誰かしらの愛に溢れている。 だから殺すことは愛であり、遺書はその形なのだと本心から思っている。 相棒には大変懐いており、わがまま放題。 体力のなさと身長差も相まって、普段は抱き抱えられての移動が多く、本人もよく強請る。強請ってはいるが、鬱陶しいと無視されることも多いため、拒否されれば勝手によじ登って「ふんす！」している。（登攀技能60！） 視界が高くて楽しいらしい。 「ワシはラブじゃ！よろしくのう！」 「遺書は愛じゃ！ラブじゃ！人の心はよく見えん。人は簡単に嘘をつく。でも、死ぬ間際の言葉だけは……いつも真実しか書かん。わしは、人に愛を届けたいんじゃ」 「疲れたー！ほれ、おぶってよいのだぞ？ラブちゃんのこと、おぶっちゃってよいのだぞ？」 虐待が日常化された家庭環境の中で過ごしてきた。 そのため、体は貧弱であり、勉学にも遅れが見られている。 若気の至りでできた子供であり、当時のノリとテンションで「ラブ」なんていう痛々しい名前をつけたはものの、すぐに面倒になり、ストレスの捌け口へと。暴力を奮うに至るのは早かった。 日常的な暴力と暴言の中でも、ラブ自身は両親の愛を信じていた。 これは、子ゆえに両親を嫌いになれなかった本質的なもののせいである。 ろくな教育も食事も与えられず、日常的な虐待による脳の萎縮により、言葉の発達も遅い。 定期的に外に放り出され、何度か死にかけたときも。 そんなある日、家に帰ると、両親は首を括って死んでいた。 その傍らには、ラブに向けた謝罪と、感謝が書かれた二枚綴りの遺書があった。丁寧すぎる文章で、最後は「あなたを愛している」と、あの両親から出るには綺麗すぎる言葉遣いの、愛の文章で締め括られていた。 これを読めるようになったのは祖父と暮らしてしばらくのことであったが、初めて祖父に読んでもらった時、「やはり愛はあったのだ」と、「死によって本心が引き出されたのだ」として、遺書を愛の形だと認識するように。 後から祖父に聞いた話によれば、両親は借金を苦にした自殺だと言われたが、祖父の顔はどこか強張っており、また、遺書の筆跡が祖父のものにそっくりであったことは、今しばらく、ラブが気づくことはない。 両親の死後、自分の面倒を主に見ていたのは、祖父であった。 祖父は両親と離れて暮らしており、自分の存在も知らなかったと、知っていればすぐに助け出したのにと涙ながらに謝罪したことがあるが、正直、ラブにとっては両親の愛が確認されていたために、どうして謝罪しているのか、理解できずにいる。 なお、言葉遣いは祖父からの影響を大きく受けている。 遅れていた勉強は祖父の尽力によってなんとか取り戻しつつはあったものの、倫理観や性格は矯正するに至らず、道徳観等々に歪みが見られる。（地頭はそこそこよく、ものの飲み込みも早かったが、言語等は脳のつくりの影響からも苦戦している模様） 愛というものに固執し、愛というものに盲目的。死を愛を確かめるための手段としてしか見ていない節がある。 ただ、彼女がここまで遺書に執着しはじめたのは祖父の死がきっかけであり、彼女にとって何にも変えがたい喪失でもある。 祖父からの愛を受けていたにもかかわらず、本心と行動の「愛」への関係性が見出せないラブは、祖父からの愛もまた、「遺書」によって確固たるものになると思っていた。 けれども、ある朝祖父は机に突っ伏したまま亡くなっており、机の上には「すまない、」から始まる書きかけの手紙があった。どうやら、遺書を書く間もなく急死してしまったらしい。 遺書が未完成なこと、そこに自分に向けての愛の言葉がなかったこと、そのために、祖父の「愛」を確かめる手段がなくなってしまった。 祖父は自分を本当に愛していたのかは、今までの祖父の行動に委ねられてしまったために、いまだにラブは、祖父の愛についての答えに囚われている。 この一件もあり、ラブは突然の死を忌避するようになる。 急に死ぬぐらいなら、遺書を書く時間を与え、殺してしまった方がいいのではないか。 また、闇医者という、人命の与奪の権利を握るヒースに憧れを抱いている。 日常的な虐待による脳への影響のためか、読むことができるまでは比較的早かったが、文字を書くことが壊滅的にできない。日々の特訓により、ひらがな程度であれば書けるようになってきているが、相棒への手紙の内容を文字にするにはまだ至っていない。 また、自分の遺書が書けない、ということは彼女にとって隠したいことであり、後ろめたいことであり、字が書けない、ということをなんとかして隠し通そうとしている。 遺書をかけないということは、自分の「愛」もまた、彼女にとって本物かどうか怪しいのだ。 ヒースとの出会いはまだ浅く、数年前、診療所の前で倒れていたのを保護されたのがきっかけ。診療所の前で勝手に野たれ死なれると迷惑等の理由だったのかもしれないが、祖父を亡くしたラブに行く宛てもなく、そのままヒースのところに居つくことに。 ペットのような扱いをされてはいるが、本人にとっては瑣末なこと。ペットと人間にどのような違いがあるかよくわかっていない。 ヒースが殺人を行う際、どうせ死ぬのならと（勝手に）殺害相手に遺書を書かせ届けていたところ、いつのまにか「遺書屋」という異名がラブとヒースの二人組を指すものとなっていた。「なんか全然そんなつもりなかったのに勝手に二つ名ついてておもろ」というのがラブの感想。 自分からは殺人を行わず、ヒースの犯行に「遺書を書かせる」という行為を付与することがラブの役割。 これは、殺人を行わないと言うよりも行えないと言った方が正しく、ラブの今現在の体躯では、人を殺すに至らない。 ヒースに対しては、害はなく、なんだかんだ言いつつ衣食住を提供してくれているという環境面での好意的感情と、遺書を書く暇を与えてあげることができる技術への羨望を持っている。 （家事は基本的にやらされるが、家事スキルマイナスな癖して色々やらかすのでそれはもう色々と迷惑はかけてるはず） ヒースの手腕に対しても憧れを抱いており、「ワシも医者になって人を殺すのじゃ‼️」と息巻いている。 ⑥その他 1 強烈なスランプ。得意なことが全くうまくいかない。普段なら成功することが失敗する。 得意なことほど失敗しやすくなる（50%以上の技能値の成否判定の逆転）。意識すればするほど失敗しやすくなる。 五ヶ月間　トリガーはバグ＝シャース

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