タグ： 浅巳卓 秘匿

CoC「ステガノグラフィ」 ――――性質を測ることに、救いはあるのでしょうか？ ■『共通ハンドアウト』 貴方たちは○○高校（高校の名前は PL が決めてください）に勤めている養護教諭と化学の教師だ。 二人の年齢は同い年である。 ■『公開ハンドアウト』 HO2：化学の先生　 推奨：目星、聞き耳、交渉系技能、化学（HO2） 貴方は化学を担当している教師だ。 日々の授業の他、生徒の学習指導や生活指導にもあたる。 幼い頃から呼吸器の障害があり、時に発作を起こしてしまう。 体調不良を理由によく保健室を利用して休んでいる。 ―――――――――――― ■特徴表（フレーバーでも可） 　4-2：方向音痴　ナビゲートの基本成功率が1%になる 一人称：私、僕 二人称：貴方、君 三人称：○○先生、○○さん ドライ目な化学教師。 HO1先生に対しての信頼度は高めなので、偶にポロポロと自分の身体への不安感を零したりするかもしれない。 身体も丈夫ではないが、そんなにメンタルも強く無さそう。パーソナルスペースはかなり広い。 いくら持病で死にかけていたとしても、あまり他者に干渉させようとせず、HO1先生以外に委ねることのないまま物陰に潜んでいたりするのも、そういった所以もありそう。 単に方向音痴で校内で迷子になってる時もある。 プライドも変に高いので方向音痴である事は他者には伝えない。絶対に。 ――――▽ HO2 ：秘匿情報 ―――――――――――――――――――――――――――――― ▽ 孤児院 貴方は孤児院で暮らしていた過去がある。 元々は産みの親の元で生活していたが、6歳の頃に起こった事故を境に孤児院に引き取られたのだ。 そして10歳の時に新しい親代わりの両親の元で暮らすようになった。 貴方は何故か孤児院にいた頃のことが思い出せない。綺麗にその記憶だけが無いのだ。 親代わりの両親曰く「頭をぶつけたから」らしい。 ▽ 毒の器 貴方は赤子の頃から毎日毒を摂取し続けてきた。 親から当たり前のように与えられていたのだ。毎日の食事やおやつに毒が入っていた。 産みの母親は嬉しそうに毒の入った瓶を幼い貴方に見せながら、 「これが神聖な蛇の毒よ」と言い、食事にその毒を加えた光景をなんとなく覚えている。 孤児院に引き取られた以降は毒は摂取していない。 ▽ 過去の事故 6歳の頃、貴方は目の前で親しい人が死ぬのを見た。 貴方が口付けた食べ物を親しい人が口にした瞬間その人物は顔色を真っ青にし、 痙攣しながら口から激しく吐瀉物を嘔吐して死んだ。 産みの母親は怯える貴方を優しく抱きしめた後、死体をどこかに隠した。 その後、キッチンで何かを煮込む母親の後ろ姿を覚えている。 そういえばあの日の夕食に煮込み料理は無かったはずだ。 （過去の大切な人については自由に設定してよい） ▽HO1のこと 貴方は初めてこの学校でHO1と出会ったはずだが、 どこかで会ったことがあるような気がする。 ▽特記 ・貴方は幼い頃の事故のことが忘れられず、 自分の体液(血液、唾液、汗、その他など)が他人に害をもたらすのではないかという恐怖感がある。 ・孤児院を出たあたりからどうも呼吸器に障害があり、たまに喘息のような発作が起こることもある。 キャラクターシート制作時にCONを-1する。 ・貴方は化学を中心に理科系の学問が得意だ。 化学の初期値は50、物理・生物・地質学の初期値は20。 ▽NPC 貴方は定期的に呼吸器内科に足を運ぶ。貴方の担当医は土居という男だ。 無精髭を生やした彼の口調は軽っぽく、年齢が伺えない不思議な男だ。 彼から処方された薬を貴方は定期的に摂取している。 ▽処方薬 貴方は病院から処方される薬に依存している。 幼い頃から同じような薬を服用し続けてきたため、 薬がないと貴方は非常に不安になって激しい発作を起こしてしまうのだ。 ---------------------------------------------------------------------------- 自分は毒に満ちた穢れた存在なのだと思っている。 ……違う、ということもないだろう。 あの日を、あの時を明確に記憶している。 「ちょーだい！」 「……え、いいの？」 「うん、一緒に食べよう！」 と、口にしたおやつを分けたのだ。 同性の同い年の幼馴染だった。 ずっと一緒に過ごしていた。 でも、食事やおやつを共にすることはなかった。 同じだと思っていたのだ。毒が入っている食事を誰もが食べているものだと、信じて疑う事もなかった。 食べ物のせいなのか、僕のせいなのかはわからない。 ただ普段僕が何事もなく食べているものを、僕が口つけたおやつを、幼馴染が口にして目の前で死に絶えたのを。 そのまま幼馴染の死体を母親が隠して……何かを煮込んでいたのを、明確に覚えている。 やけに鮮明な記憶だった。 その後の孤児院での事は何にも覚えていないのに。 ……でもきっと、僕自身にも毒が蓄積しているのだろう。 食事を誰かと共にすることが、誰かに食事をしている様を見られるのが恐ろしくなった。とても、怖くなった。 お手洗いや誰もいない空間で隠れる様にして携行の飲料を飲む。それ以外に自宅以外で食事を口にする事はなかった。ない様に過ごしてきた。 僕の、自分の体液に触れられない様に。 眉間に皺を寄せ、人を遠ざけて生きてきた。 そうすれば近づかないだろう。 殺してしまう事はないだろう、という思いの元に。 化学を学び始めたきっかけは、幼少期の出来事からだ。 蛇毒、蛇の毒を検討している間に専門として進めていくことができた。 仕事選びも悩ましい点はあったが、人を遠ざけつつも。 体液に触れる様なことさえなければ教諭を務めることもできるだろうと高校教諭を目指した。 指導する事は、嫌いではなかったのだ。 ……触れない程度なら。 喘息の様な症状は、喘息で言うところの中等度の症状が出る事がある。 週に一度程度は発作に見舞われることがあるが、基本的には処方薬で対処が出来ている範囲内。 ただ、その処方薬を忘れてしまい激しい発作に見舞われてしまった際や、どうにも対策ができなかった際に保健室にお世話になることがある。 ……本当は、体液に触れさせてしまうかもしれないから。 誰かに世話になるのは避けるべきなのだが……。 ---------------------------------------------------------------------------- ▽イメージフラワー 紫蘭・デンドロビウム 花言葉：「あなたを忘れない」「お互い忘れないように」「美しい姿」「変わらぬ愛」「薄れゆく愛」 www.hanakotoba.name/archives/2005/09/post_294.html https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%93%E3%82%A6%E3%83%A0 ▽ イメージカラー オーキッドパープル： https://encycolorpedia.jp/af0082 ▽イメージソング 呼吸 / Day on Umbrella　 https://petitlyrics.com/lyrics/3082308 毒 / TOOBOE　 https://lyricstranslate.com/ja/tooboe-doku-lyrics.html 毒 / memento mori.　 https://s.awa.fm/track/96baca686def6a4f3644 SHAKER / 40mP　 https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39195.html

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ