タグ： 金糸雀の欠伸HO3

喫煙者。特徴表を付けるとしたら目つきが悪い確定。その上身長が高いのでよく人を見下していると見られがち。 「おねえちゃんってなんでもできちゃうからな～！」「私のおねえちゃんはかっこいい！」が妹の口癖。旧姓「氷見 千歳（ひみ ちとせ）」。結婚後は「早川 千歳（はやかわ ちとせ）」。享年24歳。 母子家庭だったので昔からあまり贅沢はできず、服も筆記用具も姉妹間で使い回していたので学校で目を付けられイジられることが多々あった。が、紫は超勝気な男勝りだったので陰口を殴り、千歳に悪口を言う奴を殴り、男子とももみくちゃになって喧嘩するのが日常茶飯事だった。その反面、千歳は大人しめで引っ込み思案だったのでよく紫が手を引いていた。 千歳に好きな人ができたと相談された時は相手の素行をストーカーばりに調査してokを出したし、家につれてきた時は母より険しい顔をしていた。 そんな千歳が22歳の時に結婚した。結婚相手は高校の時から付き合っていた初めての恋人だった（紫がストーカー調査した相手）。その時は珍しく仕事を休んで結婚祝いに実家に帰った。妊娠したと聞いた時はしっかり休め、運動はほどほどに、食事はちゃんと取って、と言いすぎて千歳に耳タコだよ～と呆れられた。そしてその言葉をそっくりそのまま返され何も言い返せず話題を切り替えた。 事件が起きたと聞いたのは署内の連絡でだった。忙しく署内を走り回る刑事たちの持っていた資料がたまたま目に入った。そこには見覚えのある名前が被害者として書かれていた。事件の担当ではなかったからその時は詳しいことは聞けなかったので、勘違いだと思うことにした。そしてその後、母から電話がかかってきた。千歳が事件に遭い殺されたとのことだった。恐ろしいほどに頭が冷え、熱かったのを覚えている。無意識に歯を噛み締める癖がついたのはその時からだった気がする。煙草も確かその辺りからだ。 許すことなど到底できない。犯人が自殺したと聞いた時はどこまでも卑劣な、と思った。犯罪者に情を感じることは一切なくなった。 そして法律に少し懐疑を抱くようにもなった。法で裁くことが本当に正しいのだろうか。法律では裁けない場所から罪を犯す者には、どう罰を与えればいい？司法で裁くことができたからと言ってそれが何になる。遺族はそれで満足していいのだろうか。 千歳の夫（「早川 静真（はやかわ しずま）」）はあれ以降生き辛そうだ。奥さんを事件で亡くした、と職場で噂が立ち励ましの言葉をかけられるが、まるで腫れ物のような扱いでもある、と言葉を漏らしていた。心配した母が相手側の両親に連絡し実家に帰らせているみたいだが、未だにふと茫然自失となるときがあるらしい。そうやって残された””私達””も、司法に苦しめられている。 だから、この手で裁くことを決意した。司法ではなくこの手で。 [秘匿内容] HO3あなたは刑事だ。 真っ直ぐな道、真っ直ぐな心 決して折れることを知りえない精神力は、周りを導いていくことだろう ・医学に+20 ・年齢は27歳↑ あなたには妹（娘）がいた。 そして、その妹（娘）の腹には子供がいた。 臨月手前、5年前の今日、幸せそうな笑みと共に無残な遺体で発見された。 子供は未だに見つかっていない。 あなたはその手で裁くことを決意した。 HO3の妹（娘）は５年前の最後の被害者です。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ