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一人称「僕」 NapFrappe HO.star あなたは国家警察になってまだ数年の年若いエリートだ。実年齢にして16~26歳ほどだろう。極端に殉職率の高いこの職場で、同期の生き残りは、訓練生時代より仲の良かった宇轩(ユー シュエン)ただ一人となっている。 この世界において、容姿や見た目の年齢は、実際の年齢・性別と必ずしも一致しない。 年老いた老人のように見える若人、年若い少女のように見える成人男性などが日常的に存在する。 これは大気を汚染する化学物質による身体異常のためとされているが、未だ科学的根拠は得られていない。 設定 外見/10代の少女　内面/20代の男性 国家警察として働く26歳の男性。見た目が女性なのはこの世界ではよくあることなので本人は気にしていない。性別を聞かれたら男性と答えるし、そんなに関わらない相手だと一々説明するのも面倒なので女性として振る舞うこともある。 銃の扱いに長けており、敏捷性もあるため戦闘には慣れている。性格は明るく仲間に対しては温厚。常にそういられるように努めているが、焦ると口調が荒くなる（といいな）。 両親は彼が小さい頃に他界しており、唯一の家族である歳の離れた兄が国家警察になったのを追いかけるように彼も訓練生となった。兄は弟まで危険な道に進もうとするのを止めようとしたが、彼の熱意と自分と同じ場所を目指してくれる嬉しさに負け、背を押すことに決めた。 そうして彼が国家警察になったのと同じ頃、兄の訃報が届いた。殉職率の高いこの仕事をしている以上覚悟はしていたが、死因すら秘匿される大切な人の死は精神力の強い彼でも堪えた。それでも兄の想いを継ぐように、彼は辛さを抱えながらも国のために任務を遂行していった。その間も訓練生時代からの同期は一人また一人といなくなっていき、遺される側の痛みを何度も味わった。 だからこそ彼は最後の同期の生き残りである宇轩より先に死ぬことは出来ないと強く思っている。自分が死んだ時に彼が悲しむかはわからないけれど、宇轩が死んだら自分は酷く悲しくなるだろうから、出来れば彼にその思いはさせたくないなと考えている。 自分の知っている人はもうこれ以上死なないで欲しいし、自分が死ぬことで誰かが悲しんで欲しくない。

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