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「ああ、神よ、どうかお許しください」 上記の台詞を赤面ハチャメチャ笑顔で血塗れになりながら言っている。 一人称:わたくし、僕 二人称:貴方、○○君、○○さん like:死ぬ間際の快楽、笑顔 dislike:頭を使うこと 罪を重ねれば重ねるほど、罪から解放される時(死ぬ時)にに強い快楽を得られると思っている激ヤバ神父。 というのも、彼自身幼い頃盗みを働いた際に孤児院の先生である父に絞殺されそうになったことがある。その感覚が未だに忘れられずにいる。だんだんと息ができなくなり、意識が朦朧として……気持ちが良い。 顔を火照らせ涎を垂らす自分を見た父が、気味悪がって手を離してくれたおかげで、今も元気に最高の死を求めて生きている。できれば、また首を絞められて死ねることを願っている。 最初に殺したのは実兄。歳は3つ離れている。彼もまた神父だった。というか、善は兄を殺して兄になりかわっていると言った方が適切かもしれない。見よう見まねで足りない頭を頑張って使いながらなんとか聖職者になった。 兄はとても優しかった。そんな兄に、大好きな兄に、この快楽を知ってほしかった。ただ、この兄のままだとダメだと思った善は、わざと兄が自分を嫌い恨むように仕向けた。が、そんな頭よさげなことがこの人にできるわけなくて… 普通に暴力ふるった。極限まで追い込めば、どんなに寛大な心をもつ兄でも、自分に仕返してくれると思った。 運良く、実際そうなった。兄は棚にあった大きな本を、聖書だと気づかず慌てて手に取り、善の頭を殴った。この時、撲殺されるのも良いかもなと思った。 己の愚行に気づいた兄は顔を青ざめさせ、しきりに許しを乞うていた。そんな兄をあわれみ、善は兄を抱擁し、苦しみから解放してあげなければと、手にかけた。 「ええ、ええ、もう、もう大丈夫です。僕は、貴方を許しますからね、フフ、大丈夫、大丈夫ですよ」

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