タグ： 山田 焼川

●自宅警備員　（2015） ニート、デイトレーダーなど 職業技能：隠れる、聞き耳、コンピューター、忍び歩き、図書館 ＋個人的な関心の技能３つ 戦闘技能値　75 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 自宅警備員の男・その名は山田　三郎太 近隣住民の間では「あそこの家は皆兄弟そろっておぼっちゃんで頭が良いのよ」で知られている山田家の三男坊 学歴の高さは社会で通用しない　そんな戯言が俺に通用すると？ 新卒で入った大手企業会社を「ここは俺の場所じゃない」と初日で退社し ＳＮＳのつぶやきにて辞めた会社の事をあれこれ文句を言っては つぶやき民とやりあい しまいには次の面接に響いてしまい、転落人生へと足を踏み入れる どこへも入社できず、バイト面接ですら落とされた 戯言は彼に通用しすぎるぐらい通用した。 自分が何の為に勉強したのか親に問いただされ この体たらくを全て両親のせいにすると 親は一切三郎太と会話しなくなった。 彼はパソコンにかじりつき 文句を言える居場所を見つけては弱いものを攻撃した ＢＡＮされてはアカウントを至る所で作った 荒らす事が生きがいとなっていた。 数年後のある日、突然親にPCを取り上げられる 数年PCに向かって全世界を知った気でいた山田は外に出る事となった 近くの公園のベンチに座ると青い空 遊具ではしゃぐ子供達 世間話に夢中になっているママ友集団 自分の居場所はどこにもなかった あれだけＳＮＳでは文句を言っていた自分は今 うるさい　と子供に言う勇気もない ゴミ屑な自分に嫌気がさした 家に帰り親に謝罪しPCの返還を求めた 親は彼を許し　PCを戻した かといって彼の中で何かが変わる訳もなく また荒らしをし始める。 ある有名顔出し配信者に連投で文句をうち続けたのだ 配信者は女性で可愛いコスプレイヤー 彼女は今回ハロウィンに参加する意欲を語っていた そこに水を差すように 「日本のコスプレのレベル低すぎてまじで笑う」 「人間のゴミが仮装したところでゴミなだけ」 するとチャットには 「ぼっちはハロウィンに仮装する勇気もないだろうしな」 「お前がゴミ」 「コスプレ怖いんか？日本のコスプレ怖いんか？」 「荒らしは無視無視」 等々書かれる中に 「コスプレ楽しいですよ、僕もぼっちですけど、ハロウィンの日だけは ゴミ屑な自分を忘れて思いっきり仮装します。おかげで彼女できました。」 というコメント 三郎太の脳裏に一瞬、確かに自分と分からなければ何をしても良い日 それがハロウィンなのでは？ 別次元の自分ってのはどういうものなんだろう という考えがかすめた 人生をやめたいが死ぬ勇気はない でも、一日だけ変える方法があるなら これかもしれない そして、彼は準備し始める ある　コスプレ　の準備を…いやある王へと生まれ変わる準備を････ 自分の人生が終わってるがこの日の自分は全てを手に入れた気でいよう 彼は、やってみることにした。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ