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【通過シナリオ】 ・海も枯れるまで(HO1) 【技能】 クトゥルフ2010記載「タレント」ベース。そのほか興味Pで＜探索技能＞を色々と。 【その他】 幼い頃からモデルとして活動している青年。 近頃はなるべく肌が見えないような内容の仕事を引き受けている。「少し体型維持が上手くいっていなくて」「うっかり腕を強打してしまって」などなど様々な理由をつけているが、付き合いの長いクライアントからは見逃されている。 愛想も良く、日々笑顔で過ごす、感じの良い人物。 なるべく多くの人間から好感を抱かれるだろう人物。……そういう仮面をかぶっている。 幼い時は母親にプロデュースされ、高校に入ってから学業の傍ら本格的に働はじめた。いわゆる毒親持ち。というか母親がひどい。 最初は「頑張ろうね」と寄り添ってくれていたのに、気が付けば「あなたのため」と日常生活のあらゆる部分で束縛を受けるようになった。食事の内容、収入の管理、付き合う友人、進路、エトセトラエトセトラ……。 佳夕自身もまた、笑顔でそれを受け入れてしまっていた。気が付けば嫌な顔ができなくなっていた。母親の望む自分であろうとしてしまっていた。 こうして生まれた仮面は、己で外そうとしても外れない。外し方が分からないのだ。 母親のことは嫌いにはなれない。生みの親だし、親としての愛情も注いでくれている、それに「あなたのため」という言葉も決して偽りではない。モデル業の報酬を横取りして豪遊しているわけでもない。ただこちらの内面を悟ってもらえていないだけ、周りのことが見えづらくなっているだけ。自身が"良い子"でいるものだから、余計に気付いてもらえないだけ……。 そう思っているし、考えている。 当たり前だが、ストレスが溜まらないわけがなく、そしてそれを発散させる場所もない。 以下HO内容に続く。という感じ。

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