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----------------------------- For, to conceited men, all other men are admirers. 自惚れている人にとって、他の全ての人は称賛者だ。 ----------------------------- ・オリジナル職業（編集者）で作成。職業ptは〈EDU*20〉で算出 ・特徴表①：『行方不明の家族』 　→　双子の妹が幼少期に失踪している。たった数分、母親が目を離した隙の出来事だった。 　　　責任を感じて精神を病んだ母親は首を吊って自殺。以降、高校を卒業するまでは父親と二人暮らししていた。 ・特徴表②：『動物に嫌われる（D）』 　→　不利な特徴のため1D6（4）*10を興味ptへ追加しています ----------------------------- できる女に擬態して編集社に務める男装コスプレイヤー。 さっぱりとした性格で正義感が強く、そこらの男性よりも男気がある。 怖いものなど何も無いように見えて、実は幼少期に犬に咬まれそうになって以来、動物が苦手。当時は父親に助けられて事なきを得たが、大型犬は未だに恐怖の対象。こちらの恐怖心が相手にも伝わるのか動物から嫌われやすく、よく散歩中の犬に吠えられている。 ----------------------------- 【　興味技能　】 ・〈回避〉：「人とぶつからずに縦横無尽にコミケ会場を歩ける者こそがヲタク上級者よ」 ・〈写真術〉〈変身〉：「コスプレ？　アニメ？　はて、何のことやら」 ・〈芸術（小説）〉：「ここ数年は読む専ね。筆はもう取らないわ」 ----------------------------- ・一人称：私 「」 「」 ・イメージCV： ・イメージソング：致死毒を綴る（https://youtu.be/Ub90WUHEWgg） ----------------------------- ▋妹について 彼女には双子の妹がいた。 甘えん坊だった翼はその日、ひとりで靴を履けなくて母親を呼んだらしい。 母親は先に準備を済ませて玄関の外へ出ていた妹にその場で待っているよう伝え、玄関へUターンして翼に靴を履かせた。 翼と手を繋いで母親が外へ出ると、妹の姿は何処にも無かったそうだ。たった数分間の出来事だったという。 「──妹とはそれきりです。今も見つかっていません」 ----------------------------- ※以下、CoC『紙魚のうた』HO2/編集者のネタバレを含みます。 ▋CoC『紙魚のうた』HO2/編集者 きっかけは学生時代に投稿した二次創作小説にたくさんの「イイネ！」がついたことだった。 「#もっと評価されるべき」「#〇〇10000users入り」などのタグがつけられ、あっという間にフォロワーが増えた。続編や、別の作品を投稿すれば同じく高評価がついたので、ふと思いついてしまったのだ。「あれ？　もしかして私って才能あるんじゃない？」と。 ──結果としてそれは大きな勘違いだった。 周りの声に耳も貸さず、寝る間も惜しんで書き上げた処女作は、作家の登竜門と呼ばれるコンペの一次審査にすら引っかからなかった。 何かの間違いだ。審査員との相性が悪かったに違いない。尚も勘違いを続けて様々なコンペへ応募を続けるも、評価されない日々が続いた。 己の才能に気づかない世間に業を煮やし、とうとう出版社へ原稿を直接持ち込んだ時にようやく気付かされた。煙草の香りを全身に纏った中年の編集者は、渾身の作品を読了後にまず一言こう言った。「つまらない」と。更に続けて「同人の域を出ない」「才能ないよ」「学生さんだよね。もっと有意義なことに時間を使えば？」「就職活動に専念した方がいい」「時間の無駄だよ」と。 それからどのように帰宅したのか覚えていない。 自室のベッドで倒れ込むように寝ていたが、泣きすぎたせいで顔面は酷い有り様だった。 一日目は酷評した編集者へ憤った。彼は文学を理解していない、編集者として最低だ、と。 二日目に不安で堪らなくなった。もしかして私は本当に才能が無いのではないか。この小説は面白くないのでは。 三日目にとてつもない羞恥心に襲われた。己の凡庸さを自覚したからだ。 SNSのアカウントを削除して、エントリーシートと履歴書を書いた。リクルートスーツを着て面接を受けた先で「学生時代は特に何に打ち込みましたか？」と訊ねられ、胸を張って小説を書いていましたと答えらない自分に絶望した。 若気の至りと言えば聞こえは良いが、本人からすれば恥ずべき黒歴史でしかない。 出版社へ入社したのは、手に入れた唯一の内定だったからだ。就職活動が思ったように進まない中で本来、自分へ向かうべき怒りの矛先は歪んで捻じれて、「私だけが恥をかくだなんて許せない。他の作家志望者も同じ目に遭わせてやる」という八つ当たりでしかない衝動のままにエントリーシートを送り付けたところ、皮肉にも採用されてしまい、気づけば数年経った。おまけに担当作家はかつての自分と同じ年ごろの才能ある若手作家。 「──ああ、なんて滑稽なの」 うちのめされる毎日だ。 ▋稚塚叔光について よき友人。努力家な彼を尊敬していた。 自分のように挫折せず夢を叶えてほしいが、今頃どうしているのだろう……。 もしも再会したら、まずは『元作家志望』という黒歴史について口止めしなければ。 ----------------------------- 【　習得した呪文　】 【　通過したシナリオ　】

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