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若く真面目で人当たりも良い、暗くはないが落ち着いた性格に、軽く色を抜いた茶髪、シルバーのタイトなネックレスをしていたり、堅さの中にラフさも垣間見える風貌から「いい先生」として親しみやすい雰囲気を醸し出している。 しかし、生徒や他の先生からの評価は意見は割れているようで「いつにこやか親しみやすい」という意見と「目がいつも30%くらい笑っていて不気味」という意見があるらしい。 校内であるのに神出鬼没で、たまに校内放送で探されてたりする。美術準備室の一角を私物化して入り浸っているという噂があるが、基本授業の時しか解錠されていないため、誰も真相は知らない。 浅く関わっていれば害はないが、光太郎に目をつけられたり、親しい素振りを見せるとチクチクと皮肉を言ってくるようになる。他人と距離を置きたいのか、詰めたいのか、分かりにくい。しかし、子供が好きで生徒には終始やわらかい接し方をする。 そういった普段の謎の辻褄の合わない言動からも「何を考えているか分からない」と言うのが全体的な総評であった。 専攻は水彩絵画だが、美術に関してはオールラウンダーで油絵、日本画、彫刻、塑像、染色、皮細工なんでも一通りできる。それも趣味の一環ではあるが。 趣味は「拘束具集め」 人体を紐状のもので縛ることを好んでおり、縛ったり縛られたりを楽しんでいる。ただし、SM趣味などでなくあくまで「拘束」が好きなようでそういうふうに言われるのは本人は不服に思っている。 日常から延長コードやヘアゴムなども対象にし、持ち歩いている袋の中身は本格的な縄から細長い日用品まで縛るのに適したものが入っている。最近のお気に入りは赤いあやとり紐らしい。 絵画に描き起こして質感を観察したり、縛るための人体を調べ彫刻塑像してみたり、拘束具自体を塗装したり、染めたり、新しく作成したりと趣味を通しての美術も愛している。 光太郎にとっての「拘束」とは紐状のものが人肌に絡まることに美しさを見出すものであり、また対象と自分を繋ぎ止めるための象徴としての行為なので彼にとっては安心感を感じるための愛情表現の一種である。なので愛する者ほど縛りたいし、縛られたい。 今までに受けた非難の目を避けるため、周りの人たちに秘密にしているが、理解してくれそうな人がいたらバレてもいいやという思いではいる。尤も自分の趣味は説明が難しいだけで「ちょっと」変わってるくらいにしか思っていないからである。 妹に趣味に関して引かれてはいたが、否定された覚えはなくそういった黙認関係が光太郎にとってはありがたかった。(欲を言えばしてほしいけど) シスコン気味で、妹の前ではいいお兄ちゃんで居たいと想像し得る完璧な兄像を演じているが、趣味のことも相まってあまり意味を成していない。特に両親の離婚までは「はいはい、いつものね」みたいな少し飽きられたながらも構われているような様子。本人は演じ切れていていると思っている。 妹に関わる人には、品定めするような睨め付けたような視線を送る。あからさまな方ではない。 ソープスクール追記 妹の自殺に関してHO1、HO2に対してはなぜもっと彼女を見ていてくれなかったのか、HO3に対しても保健室に出入りしていたなら何も気づかなかったのかと疑念の目を向けている。しかし、それ以上に自分が何も出来なかったことは彼にとって一番他人に触れられたくない部分でもある。 「それでは授業を始めます。」(職業P) 「人の嫌がることしちゃダメですよ？」(戦闘技能) 「いえ、別に何も。」(隠す) 「一言でこの趣味を表すなら安心ですね。」(人類学・心理学) 23/1/21 ソープスクール エンドB　不定：拘束に対する性的倒錯1S

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