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下村三咲／しもむらみさ 誰がロックを殺すのか HO3キーボード 秘匿ネタバレあり 「……え？　ああ、ごめんっ。脳内で会話した気になってた」「此処見て！　ヨシザキさんのキーボード裁き。この指の動きどうなってんの？（身振り手振りで大騒ぎしている）」 職業技能：サプリメント2010「ミュージシャン」 言いくるめ、聞き耳、芸術「キーボード」、製作（作詞）→芸術「ギター」（変更）、説得、心理学、値切り、ほかの言語（英語） 一人称／二人称／その他：あたし／あんた／ミミ・ユマ・ミネ・〇〇サン 家族構成：父・母・兄／一樹（いっき）・双子の姉（故）／二那（にな） バンド：アン・ジュール（フランス語の“ある日”から。バンドメンバーで集まっていたカフェの名前からつけた） 芸名：ミナ（三咲と二那） 生まれた頃から隣には自分と全く同じ顔がいた。ただ、その子と自分とで違うのは、口数の多さである。突発性難聴にかかった自分は、些細な生活音も人の声も上手く受け取ることができず、それを理解していくとどんどんと無口になっていった。それに反比例するかのように双子の姉はとてもおしゃべりになった。自分の分まで周りに気を配り、自分がしゃべろうとした分まで代わりにしゃべっていてくれた気がする。彼女の言葉だけは、口元を見ればきちんと理解ができるのだ。あたしたち、いっしょにつながって生まれてきたから。 そんな、姉に依存する人生になりかけた時。世界がくるっとかわったきっかけが、「ザ・ウィンドフォールズ」だ。 ロックバンド好きな父が何気なく、最近デビューしたバンドのライブ映像を見ていたところを通りがかって、衝撃を受けたのだ。ただの映像でしかないはずなのに、そのリリックは、音は、全身を駆け巡る電撃で、一瞬で幼子たちを刺激した。 それからはふたりでウィンドフォールズごっこと称してエア楽器を持ちながら遊んだり、父におねだりして楽器店まで連れていってもらったりなどしていた。様々な楽器を触りながらどれにしようか悩んでいると、父からキーボードを勧められた。勿論表現には技術が必要だが、どのキーがどの音かはっきりと決まっているそれは、周りの音が聞こえない自分にとっては最適なものだった。 妹の自分ははキーボード、姉は父から譲り受けたギターで、幼い二人でのセッションが始まった。もしかしたら歪な音のセッションだったかもしれない。それでも、家族はそんな小さなライブを楽しんでくれていた。（芸術「キーボード」） 中学生になったのちのある日、事故で姉が亡くなった。それから間もなくして、治らないと思っていた耳が回復した。死んだ姉が自分に宿ったのかと思った。幽霊とかオカルトとか信じているわけではないけれど、診察の先生もどうして治ったのかわからないと言っていたから、そう考えることにした。 死んだ姉が、自分に耳を授けてくれたんだって。だったら、自分は姉との約束をかなえるべきだと思った。 「いつか、ウィンドフォールズみたいなバンドを組んで、デビューしようね」 高校生になってからは軽音部に入ってバンドを組んだ。憧れのウィンドフォールズと同じだ。けれど自分と同じような熱意を持った人間はいなかった。解散した。高校卒業してからもアルバイトでお金を稼ぎながらライブハウスに何度か行き、歌い、時にはバンドを組んで、解散して。それを繰り返し続けている。 それをあまりに繰り返しすぎて心が折れかけたある日、ライブハウスでミト（HO1＠ぱんちゃん）に話しかけられた。見れば、彼女は姉が愛用していたギターと同じものを使っている。運命だと思った。この子が作るバンドでなら、きっと夢を叶えられるはず。願いを込めて、その手を取った。 現在の性格は、幼い頃の癖もあってか少々無口。かと言って別段人見知りなわけではなく、喋る時のトーンは明るい。これは無意識に会話の手本であった姉を真似したもの。 また、心の声はうるさいので黙っている時の身振り手振りが大きい。こちらもまた、無意識に手話をしているせいでもある。（芸術「手話」） 他者の声があまりよく聞こえていなかった時期が長かったこともあり、相手をじっとよく観察する癖がある。そのせいもあってかうっすらと読唇術も覚えた。（目星・心理学） だが「声を発する」「耳で聞く」ことよりも目に頼りすぎている場面が多く、他者との会話のテンポがずれたり、仕事上での交渉や接客・ファンサと言った部分は少し苦手意識があるようだ。（交渉技能・聞き耳） キーボードはきちんと習ったことはなく、動画サイトや本などで独学で覚えた。また、姉が亡くなった際に少しだけギターも触ったこともある。（図書館・芸術「ギター」） 心の一番は姉と共に愛した「ザ・ウィンドフォールズ」であるが、他にもさまざまなジャンルの音楽を聴いている。割と幅は広く、多種多様なようだ。洋楽なども手を出している。（その他の言語「英語」） 几帳面で事前準備はしっかりしておくタイプだが、空間認知能力が欠けているのか方向音痴。普段と違うライブ会場に向かうときは待ち合わせ1時間前に到着するぐらいの目安で家を出て、しっかり迷って、待ち合わせ10分前に到着する。 二次創作への理解は非常に浅い。ライブレポはまだわかるし見るけど、カップリング創作が本当に本気で意味がわからないと思っているのでスルーするようにしている。 ＜インタビュー＞ 1.いつ頃から音楽を始めましたか。きっかけは何ですか。 （少し間を開けてから）きっかけは「ザ・ウィンドフォールズ」のライブ映像を見たときからですね。 元々、父がロックバンド好きで、一緒に何気なく見ていたんです。その時の演奏に一目惚れ……うーん、目じゃないか。一耳惚れ？したんですよ。父に「これやりたい」って強請って。父も喜んで自前のギターを貸してくれたり、楽器店で他の楽器を見に行ったりして。最終的にキーボードに落ち着きました。 2.担当楽器へのこだわりは何かありますか。 楽器をやってみたいって思った時は、それこそなんだってよかったんです。ウィンドフォールズと同じものであれば。 でも今では、この、キーボードの音があたしのものって思いますし、これ以外考えられません。ひとつひとつ、この鍵盤から出る音は違うもので、それを奏でることに今は夢中なんです。 あ、このキーボード、ウィンドフォールズのヨシザキさんと同じモデルなんですよ。音の質感も他と全然違うんですよね。ヨシザキさんも使ってるのかって考えるとそれだけでやる気が出ます！（話しながら身振り手振りをしている） 3.あなたにとっての「ロック」とはなんですか。 私の心臓です。私の熱、私の心を動かすもの。 物心がついた時から当たり前に隣にあったもの。これがあるから今の私がいる。だから、私はこの体が動くうちはずっとロックを続けていきます。 あれ、なんかもう死ぬ人みたいな答えになってない？これ（笑）まあ、でもそれぐらい真剣な気持ちで、向き合っているつもりです。 下村：スウェーデン出身のキーボーディスト「リチャード・アンダーソン」より 三咲：リチャードが活動しているバンド「タイム・レクイエム」からレクイエム→鎮魂ミサ、タイム→たびたびの意味がある「三」、時間が経つイメージがわく「咲」 ＜特徴表（フレーバー）＞ (5-9)ド根性 ＜性格志向＞ 用心深い／方向音痴 ＜花言葉＞ ・桃（もも）「天下無敵」「恋の虜」 恋の前には何物も阻めない。猪突猛進、前進あるのみ。たとえそれが敵だろうとも関係ない。貴方を制御できる人はあまりいないだろう。それで身を滅ぼしたとしても貴方は微笑むのだ。恋の蜜池に溺れるように。 ・アンスリウム「情熱」「煩悩」「飾らない美しさ」「印象深い」「無垢な心」 その行動は皆の目を引く。その言葉は皆の心に響く。裏表のない貴方の心が、皆の心を照らすだろう。なにも恐れることはない。貴方の道が、皆の道になる。 ＜誰がロックを殺すのか HO3＞ あなたは他メンバーの誰よりも「ザ・ウィンドフォールズ」の熱狂的なファンである。 幼い頃から（またはザ・ウィンドフォールズの結成時から）ずっと応援してきた。 ＜HO3/秘匿＞ あなたは幼少期に突発性の難聴にかかった。 全く音が聞こえないわけではなかったが、日常生活にかなり支障はあった。 未だそれの治療法は確立されていない。そんな中、テレビでザ・ウィンドフォールズのライブの映像を見たあなたは、音楽がよく聞こえないにも関わらず、その圧倒的雰囲気とリリックにより一瞬で彼らの虜になった。 しかし、十数年前にあなたの聴力は突然治った。医者はこれを奇跡の回復として研究が進められるも、あなたの聴力が治った原因は未だに解明されていない。 ＜通過済みシナリオ＞ ・誰がロックを殺すのか ＜不定の狂気＞ ・幻覚（タカハシさんの死に際の幻覚）2023/09/17まで

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