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職業技能：料理人[EDU*10+DEX*10=250(追加分+50)] くろかさ　いちか 一人称：私 「私、勝手に動くことができるだけの、ただの娯楽だから」 「好きに使ってよ。需要と供給、だっけ。それが成り立つなら、何でもしてあげるから」 「何でも。例えば？……文字通り、”なんでも”、だよ」 目が死んでる女子高生。小さい頃はパティシエを目指していたが今はもうそんな夢もとうに枯れてしまった。 何も感じない、感じていないと自分を洗脳して、ただ無に生きている。 何もない何もできない自分がただ存在する意義があるとすれば、他人の娯楽であり続けることだと思っており、よく体を売っている。需要と供給のバランスが保たれるなら文字通り”なんでも”する。 ▼61％以上技能のバックグラウンド 目星：自分を取り巻く環境柄、周りの目線等をなんとなく察する能力だけが身についた。 ■通過シナリオ 片鱗 ---------------------以下シナリオネタバレ---------------------- ■片鱗---age:16 HO高校生 イメソン：アンダーキッズ/ツユ 4つ上の姉がいる。姉の前でだけは泣くことができた。時々こっそりお菓子を買ってきてくれて、こっそり二人で食べていた。それからお菓子作りに興味をもち、親がいないときにこっそり作ったりしていた。 その姉がもうそばにいない今、その姉との思い出も徐々に忘却しようとしている。幸せなんて覚えていたら苦しいだけだから。 「なんか、なんとなくお菓子作ったり、ケーキ屋さんで足が止まったりするけど……」 「――私、なんでお菓子　すきだったんだっけ」 姉が出てった後、父親に乱暴され、「お前は若いころの母親と同じ、顔と体だけがいい木偶の坊だな」と言われてからウリに手を出すようになった。 家にいれば時折父親に組み伏される日があるが、母親は鬱から女を連れてきたと勘違いして諦めてそう。 最初の頃は当然抵抗抵抗していたが、そうなると次の日母の痣が増えているので、受け入れるようになった。 「この家で一番不幸なのはお母さんだから」 「お父さんが満足する、お母さんは……まぁ泣いてるけど、でも痛いよりずっといいと思うから」 「これが正解なんだよ」 表面上は何思ってない風を装っているが、ただそう思うように自分に暗示をかけているだけで、深層心理はまた別にある。 「――私が娯楽であるならば、じくじくと心臓を蝕むような痛みは……いったい何なの？」 「……わからない。わからないから、知らないふりをしよう」 「ないものと蓋をしてしまえば。それは”ない”のと同然でしょう？」 「人間、娯楽はなくても生きていける」 「だから、娯楽である私も……いなくなったって、世界は回るから」 「口封じするなら、してもいいよ。殺人鬼さん」

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