タグ： 秘匿むて 戯作・吉原華生伝

✦　　𝘾𝙃𝘼𝙍𝘼𝘾𝙏𝙀𝙍𝙄𝙎𝙏𝙄𝘾 1-4 叡智：あなたは持ち前の知識量で巧みな話術を弄する事が出来る。〈EDU*3〉分のポイントを好きな交渉技能に割り振る事が出来る。 　　　　　⇒〈言いくるめ+18〉、〈信用+18〉、〈説得+18〉 2-2 真贋：あなたは目利きに長けている。それは人の顔色から、物の鑑定まで様々である。〈目星〉〈心理学〉〈芸術：鑑定〉に50ポイント分を割り振る事が出来る。 　　　　　⇒〈目星+25〉、〈心理学+15〉、〈芸術：鑑定+10〉 ✦　　𝙅𝙊𝘽 女郎（シナリオオリジナル職業） 職業技能ポイント：〈EDU×20〉 職業技能：〈言いくるめ〉〈回避〉〈聞き耳〉〈人類学〉〈心理学〉〈芸術：歌唱〉〈目星〉〈説得〉 特記：APP+1。得意な〈芸術〉技能に+10%。⇒〈芸術：歌唱〉に+10％。 ✦　　𝙉𝘼𝙈𝙀 源氏名：春告 - はるつぐ 梅に鶯：とりあわせのよいもの。 美しく調和するもののたとえ。 また、仲のよい間柄のたとえ。 うぐいすは別名、春告鳥と呼ばれる。 （春に告げる聴いてたら春告って名前いいな～でも関係ないしな～とおもったらうぐいすの別名で嬉しくなったのでつけました） 本名：愛宕 曙 - あたご あけぼの 愛宕はうぐいすの別名。曙は桜の別名。夜明けの色によく似ていることから。 華鋏としての暗号名：花見 - はなみ ✦　　𝙋𝙍𝙊𝙁𝙄𝙇𝙀 一人称：あたし 二人称：名前呼び捨て、客であれば旦那、お嬢さん はつらつとした女性。面倒見がよく、禿をはじめ年下の育成に力を入れている。 良くも悪くもあっさりしているので尾を引くようなことはしないし言わない。 家族と離れ離れになってからというものの、一時期はかなり落ち込み毎日泣いていた。 しかし会えないことを嘆いていても仕方がないと気持ちを切り替え、少しでも家族の目に留まれるようにと吉原で花魁を目指した。 うめとは長い付き合いで義理の弟のように思っている。 失敗した日もうまくいった日も、お互いを支え合って生きてきたため、折檻されてしまったときはひどく悔しく、同時に自分に不甲斐なさを覚えた。 もう一度彼の長唄を聴きたい。 華鋏のことは納得しているし、元々真っ直ぐな性格なので性に合っている。 しかし身請けの話が上がっているとなればまた別の話なので、なにがなんでも身請けの話を断りまくり上に行かないように動き、絶対に年季明けを迎えるつもりでいる。もしこれがダメならマジでごめーん！とうめの前で切腹しよっかな^^; 流産のことは痛かったしコワ～と思っているだけ。なに？　POW15。 ✦　　𝙎𝙀𝘾𝙍𝙀𝙏 ▼概要 あなたは「付廻（つけまわし）」と呼ばれる女郎である。 あなたは見世の中でも古株で、順当にいけば来春には年季明けとなる手筈である。 しかし、何故付廻の番付で甘んじているのかという程評判のあなたには、とある客から是非とも身請けしたいという声がかかっているらしい。楼主に言いつけられれば、きっと身請けの話は断れないだろう。 ▼秘匿 一、あなたは吉原の事件について知りたい。 あなたは、陰でこの吉原の治安を維持する自警組織「華鋏（はなばさみ）」の一員である。 治外法権であるこの吉原では、事件や殺人が起こっても警察の介入はない。 しかし、ただ放っておいては廓内での秩序を維持出来ない。 そんな中で暗黙の了解、裏の仕組みとして成り立っているのが「華鋏」による粛清である。 あなたは華鋏として、廓内での情報収集を行い、上に報告する。 そして、指令があれば言われた通りに処理を行う。 任務内容は諜報から情報操作まで多岐に渡るが、今まであなたが治安維持に不適当だと思った内容のものはなく、ある程度正当性があると感じるものであったろう。 あなたは華鋏の存在意義に少なからず納得を覚えている。 当然、今回の花魁殺人事件に関しても、あなたは上から指令を受けている。 「華鋏」であるあなたはこの事件の経緯を調べ、上に報告しなければならない。 あなたの目的は売れっ妓になる事ではなく、適度な影響力を保ちつつ、吉原の目として耳として、そして懐刀として、「華鋏」の勤めを全うする事だ。 二、あなたは自分の家族を知りたい。 あなたはこの吉原の生まれである。 幼い頃、ボロボロの酷い姿で行き倒れていたのを拾われたそうだ。 物心つく前の断片的な記憶がある。 あなたは歳の離れた兄と、母との三人で仲良くこの吉原で暮らしていた。 仲が良く、特に細工職人の兄はあなたを甘やかし、可愛がってくれた。 母の歌う子守歌と、兄の作ってくれたびいどろの根付けが大好きだった。 そんな自分が何故、瀕死で路傍に倒れていたというのだろう。 もしかしたら自分は捨てられたのかもしれないと、はじめは酷く落ち込んだ。 それでも長じるにつれ、家族が自分を捨てた理由を考えるようになった。 あなたは迷いながらも、何か自分の生家について調べはじめた。 不思議なのは、幼い頃の不確かな記憶が頼りとはいえ、生家の場所にも、兄と母の消息にも一向に辿り着けない事である。 あなたは自分の家族について知りたい。 三、あなたは子を流した事がある。 あなたには誰にも言えない秘密がある。 女郎になって少し経った頃、流産を経験したことがあるのだ（男女問わず）。 異様なのは、それらは十月十日の結果ではなく、たった数日の出来事だった事である。 悪阻に似た症状が現れたかと思えば、一晩で腹が臨月程に膨らみ、そうして陰部に焼けるような痛みを覚えた。体が引き裂かれるかの如き苦痛。 そうして生まれた子は、息をしていなかった。 身を切り裂かれたかと思っていたあなたの傷口は綺麗に閉じていた。 呆然とするあなたの元に、同輩の女郎である「蝋梅」がやってきた。 血の海の寝床とあなたが腕に抱いた子を目にして目を瞠ると、蝋梅は少し迷ってから、見世の人間に見つかる前にその子の亡骸を葬る事を提案する。あまりの出来事に心神喪失状態であったあなたも、それを受け入れるしかなかった。 二人は深夜、吉原の隅にある、もう使われていない枯れ井戸に亡骸を放り込んだ。 しかし、それが足抜けの目論みと見世の者に疑われた。 話を聞いてくれないと悟った蝋梅はよりにもよって、足抜けしようとしたのは自分であり、あなたは手伝いをしただけだと庇った。二人は酷い折檻を受け、蝋梅は喉を傷めて声を出せなくなってしまった。 途方にくれていた所を、あなたは「華鋏」の長を名乗る者から手紙を受け取る。あなたが「華鋏」として活動するのであれば、蝋梅の女郎としての借金を肩代わりすると。また、年季明けまで忠実に勤めれば、望みをひとつ叶えると言う。 あなたは承諾し、「華鋏」の手配により見世を転楼して今の大見世でつとめる事になった。蝋梅も「うめ」と名を変え、下働きとして働き口を貰ったようだ。 しかし、あなたには身請けの打診が上がっているらしい。 楼主が決めれば、女郎としてのあなたはまず身請けを断れないだろう。 しかし、「華鋏」との契約は？ 吉原にいたであろう家族の所在は？ うめのその後は？ あなたは身請けを受ける事について、どう返答すべきか決めかねている。 ▼CS作成 一、あなたは吉原の剪定人に相応しい力量がある。 CONは18で固定とする（特徴表で増える分にはこの限りではない）。 また、〈芸術：歌唱〉に50％の補正が付く。 二、あなたの年齢は27～29歳である。 あなたはあと一年程で年季が明ける歳である。 しかしまだ進退について決めかねているところだ。 三、源氏名と本名を別に決める。 平時は女郎としての源氏名を名乗る。 「華鋏」としての暗号名と本名はそれぞれCSに記載する。 ▼人間関係 うめ（蝋梅） あなたの同期で、元女郎だった。 折檻により声を出せなくなってしまったが、元は長唄の名手。 引っ込み思案で恥ずかしがりだが、あなたの前ではいつもにこにこと微笑んでいる。 華鋏の長 手紙でしかやり取りをした事がない。 あなたからの報告がある時は、いつも稽古に訪れている三味線と唄の師匠に言伝して手紙を渡す手筈になっている。 師匠 三味線と長唄の師匠。あなたとうめが幼い頃から世話になっており、稽古をつけてくれた初老の女性。おっとりとしており、とても優しい。「華鋏」の協力者ではあるが、盲目であるらしく活動には参加していない。

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