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かぐら そう かつて小説家を志していた青年。平凡な容姿は人の印象に残りにくいが、肉がない割に背だけ高いのでそちらで記憶される事が多い。 才能の無さを学で補おうと勉学に励んだ結果、構成も文章表現も人並み以上にはでき知識もあるものの、発想を完全に補うには至らなかった。知識を生かした文章生成が得意だが独創性に欠けるのか運がないのか、創作小説で高い評価を得た事は今のところない。 学生時代に共に小説を書いていた友人（風間さんPC）と再会したところヒモになったと聞いて頭を抱える。当時から彼の文章に惚れ込んでいた事もあり、（一旦ヒモ生活の取材を行った上で）その生活を続けたいのか聞きつつ一緒に何か書かないかと誘い、自身の住んでいたマンションに住まわせつつ共同名義での執筆活動を始めた。 本人のみでの肩書きはシナリオライター。主にゲーム等への短編シナリオの提供を行っており、内容や設定がわかりやすく読みやすいとユーザーからはそこそこの人気がある。 普段は物静かで真面目、面倒見がよく周囲をよく見る方、なのだが、色々経験した結果なのか気をかける相手とそうでない相手との差が激しく口が悪い。嫌味には笑顔で嫌味を返す。人間嫌い。 基本的に身近な人間は大切にする方だが、表面上での相方の扱いはかなり雑。そのくせ当人のいない場所では過保護なほどに彼を守ろうとするところがある。相方の傷になるような事には敏感だが、自分が傷付く事に鈍い。 ストレスを抱えている事を自覚するのが遅く、爆発寸前まで行った辺りで家を空けて一人で取材旅行をして帰ってくる事で多少緩和されている、らしい。家を空けるのは数日単位だが連絡は一切しないし、帰ってきてからも無言で部屋に籠るが、その前に相方の食事は用意する（餓死されないように）し、旅先で仕入れた資料は直近の仕事で使う分のみ帰宅時点で種類別にまとめて見やすく整えた状態のものを相方に渡している。 部屋に籠っている間は主に資料の整理や相方の原稿の編集作業をしているが、稀に小説を書いている事もある。追い詰められた方が能力が発揮できるタイプらしく、精神的に参っている時に書くものほど出来がいいが、当人にその自覚がないため大抵は丸めるなり破るなりしてゴミ箱に捨てられるため、勝手に部屋に入って来た相方に掘り出されない限りはゴミとして処分されることになる。 ◆相方について 相方に対しては友人として大事に思う事と同時に、最高に好きな文章を書いてくれる天才としてひっそり推している。が、人付き合いについては目も当てられないとも思っている。何かと気にかける割には冷たくあしらう事も多いし苛立ちを隠さずに接する事も多く、直接接するときの接し方は誰よりも雑で妙なところが丁寧。 いつか自分の手元などでなく自立して自分だけで小説を書きあげてほしいという想いと、いなくならないでほしい（見捨てられたくない）という想いが同居している。複雑。 一応世間に馴染めるよう訓練させようとは考えていて、インプットと称し度々外へ連れ出す等している。こういう時の接し方は学生時代とあまり変わらず、創自身も普通に遊び歩いたり買い物したりを楽しめているかもしれない。 本来彩度の低い地味な出で立ちを好む方だが、リボンだけは相方と同じ色をしている。 -------------------- ---過去の事など--- 幼少期に事故で怪我を負い、以来激しい運動ができなくなる。入院中に読んだ本がきっかけで読書に目覚め、図書館へ通ってはあらゆる小説を読み漁っていた。小説家を志しはじめたのはこの頃。 外へ出て遊ぶという事があまりできなかったために友人は少なく、大人になるにつれ広く浅くの人間関係は身に付けたものの、はっきり友人と呼べる相手はやはり少ない。 両親ともに健在だが小説家という職業について理解されておらず、大学への学費は意地で奨学金をもぎ取りアルバイトで生活費を賄ってなんとか通っていた。現在家族とはほぼ絶縁状態で、ここ数年全く連絡も取っていない。 在学中より小説の執筆、寄稿、個人ブログへの掲載など積極的に活動を行っていたがあまり話題になったことはない。ライターの仕事は友人の伝手で始めたもので、共同名義になった後も個人名義の方で細々と続けている。（共同名義とは作風が異なる（かつ評価が下がった時相方の名にも傷が付くと考えている）ため名義を分けている） 現在住んでいるマンションには元々は恋人と住んでいた。彼女は応援していると口では言いつつ、本当に売れるとは信じていなかった。観察眼に優れていたために大方を察してはいたものの、それでも口先だけでもそう言いながら傍にいてくれる存在に、糾弾することでそれすら失うのを恐れ見えていた事から目を逸らした。 そうして過ごす中、彼女は悪徳な編集者に目を付けられその口車に乗り、家にあった原稿を持ち出して勝手に渡してしまった。結果、他の既に売れている小説家の名義でほぼ同じ内容の小説が発行され、それが原因で自宅で自死を図るも彼女に止められる。首筋にはその時の傷が残っていて、そのため首元の隠れる服を好んで着る傾向にある。 その後小説に関してのみ筆を置き書くことを一度やめ、彼女とは破局。ライターとしてその時点で請け負っていた仕事だけ片付けたら改めて首でも吊るか、と考えていたためマンションも解約せずそのまま住んでいた。 そんな折に同窓会の報せが届き、当時を思い出しつつそういえばあいつはまだ書いてるんだろうか、とふと思って「どうせ死ぬならその前にあいつの書いた小説が読みたい」と考えて軽い気持ちで同窓会に参加。ヒモになっていた天才と再会することになる。 ◆特徴表 2-4　愛書家　《図書館》+20％、自宅書庫で《図書館》ロール可能 2-5　鋭い洞察力　《目星》+30％ ◆職業 作家をもとに改変 ・精神分析：相方や周囲を自分たちに都合の良いように動かすため、落ち着かせる、相手の精神を図る事をよくしている ・ラテン語：医学を齧った流れで（ドイツ語と悩み中） ◆モチーフ 碇草（神楽草） 花言葉：あなたを捕らえる、あなたをつかまえる、人生の出発、旅立ち、君を離さない ◆シナリオ ・本翅の彩度 SAN：65→61→65 成長：芸術（文章表現）+3

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