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❏ 拝啓、人殺しの僕たちへ｜HO1 親殺し 貴方は今日、親を殺した。 ────────────────────── ❏ 職業ベース 【基本ルールブック6版】犯罪者(改変アリ) 職業ポイント[EDU‪×20] ────────────────────── 酷く痩せ細った少年。 母親に軟禁され、虐待を受けている。 感情の起伏があまりなく、非常に物静か。 自分を含め、常に客観的に物事を考えるという少々大人びた視点を持つ一面がある。 幼い頃から、並外れた怪力を持つ。 また、いつもお腹を空かせている。 彼は虐待を受けつつも、母親を恐ろしいとは思っていない──なぜなら、彼女の方が自分を恐ろしいものを見るような目で見てくるからだ。 自分を「化け物」と呼びながら暴力を振るい、自室から一番離れた部屋で拘束する彼女はいつも酷く怯えているようで、彼は母親に憐れみの念を抱かずにはいられなかった。 本気で抵抗すればおそらく簡単に形勢逆転することが可能だが、そこはやはり「子ども」の性なのだろうか、可哀想な自分の母親にそんなことは出来なかった。 母親を殺したのは「空腹」からである。 自分が本気で抵抗したら、彼女は更に自分に怯えるだろうが、流石にそろそろ食事を貰わねば抵抗すら出来なくなる。 今日は少しだけ抵抗しよう──そう思った次に視界に映った母親は、頭から血を流して息絶えていた。 予想だにしていなかった結末に少年は動揺したが、いや、しかし、どうしても、お腹が空いて仕方がないのだ。 冷えきった部屋の中、暴れて倒れた際に乱れた彼女のニットから白い腹が見えていた。 やけにそこから目が離せなくて、気付けば顔を近づけていた。 そうしながら、小学生の時にも似たようなことがあったと彼は思い返した。 小学校低学年の頃、給食の時間に食事を横取りされた自分は、横取りした男子生徒を殴りつけて腕に噛み付いたのだ。 肉が抉れ、血が滲むほどに食い付いたのを覚えている。男子生徒は泣きわめいていた。 そんなことを考え、ハッと我に返った彼は、自分が母親の腹を貪っていたことに気付くのだった。 ────────────────────── ❏ 特徴表 4-9 暗黒の祖先(D)：邪悪な一族、カルティスト、人肉嗜食者、もしくは超自然のクリーチャーの子孫である。D100をロールし、結果が大きいほど、より邪悪な存在となる。[数値：??] [1D6×10]技能ポイントを得ることが出来る。(+20%) 3-10 平凡な容姿：平凡な顔のため、他人の印象に残りにくい｡＜変装＞に+20%。加えて、 1度しか会ったことのない相手ならば､相手が ＜アイデア＞ロールに失敗すれば､「よくある顔です」と言い訳するだけで、別人としてごまかせる。

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