タグ： うりゅう れん

「人間って何考えているんだろうね～。」 きっかけは何だっただろうか。多分、理科の授業でやったカエルとコイの解剖がきっかけだった気がする。 あんな小さな体に人間と変わらない臓器が入っている。あんな小さな心臓で生きている。 ただの好奇心だった。言葉を使わない動物は何を思っているのだろうか。解剖対象に選ばれたこの生き物たちは、死に際、何を思っているのだろうか。人間である自分には理解できない部分。…じゃあ、言葉が通じればいいんだ。人間ならきっと何か分かるはず。 15歳、初めて人を殺した。一人目は捨てられた赤ん坊。さすがに分からなかった。泣いてばかりで自分が知りたいことは分からなかった。けど、練習がてら解剖した。なんとなくで解剖したから、無残な姿になってしまった。人の分別が分からなくて、適当に山に捨てた。二人目は小学生の女の子。男は暴れまわると面倒だから、女の子にした。今にも死にそうな子を選んだ。「僕が死ぬの手伝ってあげるから、僕の勉強を手伝ってくれない？」そう声を掛ければ頷き、ついてきてくれた。一人目を捨てに行くときに見つけた使われていない山小屋で、殺す準備をした。女の子を待たせている間は他愛のない会話をした。いじめられている理由や、家の話。何もかもがつらいという話を。最初は首をゆっくりと絞めた。女の子に「どう？苦しい？」と問いかけると掠れた声で「うん」と言った。それを聞いたあと手を放し、咽る女の子に今度は小型のナイフを心臓のある場所に突きつけた。「これで最後。このナイフを君に刺せば、君は死ぬ。最後に質問。君は生きていたい？」と聞けば、女の子は「怖い…」「やめて…」と泣き始めた。あんなにさっき死にたがっていたのに、急にやめてほしいだなんて。「僕の勉強を手伝ってくれたんだ。君の願いも叶えなきゃ。」そう言い、心臓にナイフを刺した。刺してしばらくは「痛い」と泣きながらのたうち回る女の子を見ていた。息がなくなったのを確認してから片づけをし、家へと帰った。それ以降は似たような子供を殺し続けた。けど、みんなあの女の子のように殺す手前で生きたいと願う。何も面白くなかった。何も進展がないまま、短期間で5人の子供を殺した。 子供を殺したことが警察に見つかり、逮捕されたが、適当についた嘘が通り、大人になった今も光の中で生きている。しかも、正義を象徴とする警察官として。 警察官を目指した理由は、自分と同じ犯罪者たちは死刑執行まで何を考えているのかが気になり、目指し、今に至る。けど、犯罪者と会話をするようなことなんて全然なかった。大きな事件が頻発しているわけじゃない平和な日本は、自分にとっては退屈だった。そんな世界に退屈していると、今まで自分が目を付けてこなかったタイプの人間が現れる。それがHO1だった。the良い子！！というやつだった。そういえば、自分が殺した子たちは全員この世に絶望している子ばかりだったけど、こんなにも正義感にあふれている奴は死に際に何を思うのだろうか。そんな小さな疑問がきっかけで、HO1のことを気にするようになる。当時は新米で生活も大変だったので、それを利用し、HO1にルームシェアの話を持ちかける。「料理はするからどう？」と。解剖経験があるからなのか、ナイフ裁きだけは良かった。警察になった今、下手に人を殺せないが、何かあったときのために小型ナイフを持ち歩いている。こんな良い子ちゃんに、自分が犯罪者だなんてバレてしまえば、自分もあの冷たい牢屋に入れられてしまう。もう好奇心で人を殺せなくなってしまう。それだけは避けたい。どうかこの平穏な日常が続きますようにと密かに願っている。 飄々としていて、何考えているのか分からない。好奇心旺盛だが、ムラがある。気になることには興味を持って取り組むが、興味のないことはやる気を出さないため、仕事にも影響が出る。優先順位を考えないので、期限ギリギリの資料を何度、上司に催促されたことか。 一人称：俺 好きなもの：人の苦しむ顔/ホラーゲーム、映画/安っぽいコーヒー 苦手なもの：恋愛もの/甘い物 誕生日：9/13 血液型：O型 「てめぇの頭でヤニ吸いたい」クリア 「AND/HAND」KPC　エンドAにて終了 値切り→ナイフに変更

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