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17歳という異例の若さでUGN支部1つを任されてるオーヴァードの青年 それもそのはず彼の父親はUGN本部管理部部長の地位を手にしており、その息子という理由だけで評価され支部長の座に着いた、いわゆるコネによる出世である 本人は決してこのことを快く思っておらず、また非常に多忙な支部長という立場にも嫌気が差しており「やめちまおうぜこんな仕事」が口癖 だが与えられた仕事を放り投げたことや杜撰に済ませたことは一応一度もないらしい 彼の力は不可視の霊力によって他のオーヴァードを強化することが主 だがその真骨頂はオーヴァードが戦いの中で失っていく記憶を呼び覚ますことであり、この能力によって部下のジャーム化や精神的ダメージを多く抑えてきた ただし、性格上力をアテにされることが嫌いなので有事の時を除き可能な限り能力は隠している 変装、という名目でどこにいく時も常に番傘を差し狐の面を被り、どこを歩く時も下駄を履いている 腰に生えている大きな赤い尻尾はオーヴァードとして覚醒した時に出てきてしまったものらしいが神経は全く通っておらず、平気で布巾や座布団に使っている どことなく不自然な格好が目立つ彼だが、これらの物品はまだ父親を信頼していた小学生時代に祭りで買ってもらったもの 自分の中の“正の記憶”を持つものに常に触れていないと記憶探索者としての能力を発揮しづらいらしい

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