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一水　愉佳（ゆか） 水天一碧 Q:最も愛しているものはなんですか？ A:家族！あとは、海に空に、勿論友達も。魚もお米も愛してるかなぁ。いや待って、裏山も好き！猫も太陽もお肉だって好きだってば。ホントに本気で本気だよ。 離島で育った彼女は、自分の家･島･人･自然、みんな好きだった。テレビの中には都会の世界があるかもしれないし、勿論憧れる気持ちもある。でも、彼女はそれ以上に自分が生きているこの環境が好きなのだ。この島の良さだったらいくらでも語れてしまうし、島を離れることがあっても戻って来たいと思っている。結婚して都会に出たとしても、子供と夫をこの島に連れて帰りたい、みたいな。これは例え話だけど。 彼女は離島の外に出たことがない。いつも知っている顔ぶれとしか会ったことがない。彼女の「好き」は狭い世界しか知らない上での「好き」であり、彼女が何かと今の環境を比べたことは無い。天秤にかけて相対評価をしている訳ではなく絶対評価だ。 ちなみに恋は知らない。恋愛はしたことない。周りの男子も全部大切な友人だと本気で言い放つタイプ。愛情=友愛であり親愛なのである。 ※「したことない･知らない」であって「出来ない」じゃない。 【身体的？特徴】 ･いっぱい食べる。ごはんも平気でおかわりするが全然太らない。世界の謎。 ･好き嫌いはほとんどない。コーヒー等大人っぽいとされる食べ物は苦手。 ･洋食やスイーツなどに慣れていない。家でも出ない訳では無いけれど「特別なもの」として頭に刷り込まれていて身構えてしまう。基本テレビの中だけのものだと思ってる。 ･身体能力は高め。とは言ってもこの島で生きていくのに必須な程度ではある。山や海に何度遊びに行ったことか……。 ･勉強はそれほど得意では無い。生物のような、身近に関わるものであれば得意になる。暗記も強い。 一人っ子。面倒見が良く周囲の親類隣人とも仲良いため一人っ子らしくは無いが、兄弟はいない。そのため兄弟を見ると羨ましく感じる。この歳になってから欲しいとは言わないが、妹や弟が入ればとても仲良かっただろうし、姉や兄がいたら甘えてたんだと思う。 両親のことは大好き。優しい両親、もちろん全てに甘い訳じゃなくて、私が駄目なことをしたときはちゃんと向き合ってしっかり叱ってくれる。両親は彼女にとって最も頼りがいのある相手であり、目標である。そういう意味で、結婚願望はあるし自分みたいな素敵な家族を紡ぎたいと思っている。両親の誕生日には毎回プレゼントを送ってしっかり祝っている。 －－－－－－－－－－－ 何もかも嫌になったら海に沈む。ちょっと友達と上手くいかなかったとか、生きることに思うことがあったとか、少しセンチメンタルな気分になったとか。理由は何にせよ、そういう時は海まで出向いて地平線に向かって歩き続ける。 一歩進めば進むほど水が体を侵食していく。足を進めて、海水が口まで来たところで歩みを止める。鼻と目、そして頭だけが出た状態で息を吐けばぶくぶくと海にあぶくが出る。口はしょっぱく、波が来れば溺れてしまう。その状態でぼーっと地平線と空と太陽を眺めるのだ。 私はその時間が好きだ。 私はやっぱり、海が好きだ。

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