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グラプHO3 An･Anony（アン・アノニー） 名前の由来はAngelとAnonymous（匿名）から。 金髪青目、人形のような見た目をした10歳の少女。 引っ込み思案で内気。人見知りも激しく、初対面の相手だと萎縮して上手く話せない。初めて挨拶をする時はよく母親のスカートの裾を握り締めて彼女の足元に隠れている。 一方で、木や花、動物は大好きで大切なお友達。お墓を歩くのも不思議な雰囲気が好き。というか自然が大好き。石像などにも興味津々で、一人で首を突っ込んでいく。 両親以外の人間が苦手。幼い時に誘拐されかけたことも要因の一つではあるが、それ以上に人間の欲を敏感に感じ取ってしまうほどの感受性の豊かさが原因。友達は、心を許せるレベルの子が数人いる程度。学校もあまり好きではなく、よく休んでいる。 両親のことが大好きで、彼らが悲しんでいると自分も悲しい。自分たちの一族に大きな役割があるのは知っているが、父母が悲しい顔をするくらいなら自分がその役目を代わってあげたい。ずっと笑っていて欲しい。歌が上手いのは母親とよく歌っていたからと、天賦の才。聖歌が好き。 右大腿にある痣は特に何も気にしていない。が、自分の身体に刻まれている得体の知れないものとして隠したい気持ちはあり、父母以外に見せることはしない。むしろ消えてしまったら驚くくらいには愛着も湧いている。 この世の全ては良心と思いやりで回っていると思っており、それを信じて疑わない。或る意味では純粋で堕ちたことのない天使。人間の悪意に触れたこともあるが、少なからず自分に優しくしてくれる人は皆優しいと思っている。ので、欲に塗れた人間を見ると困惑する。理解ができない。どうしてそんなことが出来るの？ お父さんとお母さんからいただいた身体と心でしょう？ お前の身体をくれと言われたら、それで貴方が救われるのなら」となるタイプ。救いを信じる自己犠牲の塊だが、そのことに自覚は無い。そういうものだと思っている。我が身を可愛がることを知らない天使。 お前を殺したら幸せになれるんだと言われたら「そうなのですか？」と言って受け入れてしまう。 無垢故の危うさを孕んだ純粋な少女。盲目な節があり、影響次第で何色にも染まってしまう。

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