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21歳/大学三年生（神学部） 【6版ルルブ：聖職者ベース】 京都生まれ京都育ち。 両親も京の人間なのでかなりおっとり。藤乃もその血をしているようで話し方はおっとりしているが頭の回転は悪くないし、性格もそこまでよくはない。 嫉妬は人一倍してしまうし、自分の物は生涯大事にするような欲深い人間。奪われそうになったら牙を向いてしまう。だからこそ表だけでも人当たり良くしようとした結果が"ゆったり喋る"だった。 食が細く、ご飯を抜くことが多いが蒾が作ってくれた料理は残さず食べる。 心を弾ませて大学の入学式に向かうはずだったのに、前日から人の声が聞こえなくなった。においがしなくなった。味がしなくなった。触った感じがしなくなった。朝ごはんの味がしなかったときは明日入学式だから緊張してるのかな、なんて呑気に考えていたが、買い出しに出かけた先で人の声が聞こえなくて当。話しかけても口を動かすだけで相も変わらず音は発せられない。混乱していると大丈夫？と人が藤乃の肩をたたいた時にその感覚がしなくてパニックに陥った。 走って家まで帰った。壁や人にぶつかったような、でもそんな痛みはなくて、ぶつかった人からの声も聞こえないで、いつも通ると香ってくるパン屋の香ばしい匂いがしなくて、自分がおかしくなったのだと泣くしかなかった。 夢だと思いたくてペットに横になって目を閉じてはいつもは物音に交じって聞こえてくるはずの隣人の話し声や窓の外から聞こえてこない通行人の声に冷や汗がとまわなかった。 朝起きても様子は変わらずイヤホンでインスト曲を流しながら下を向いて登校した。人の声だけ聞こえない世界で唯一声が聞こえたのは愛陽 蒾だった。 それから話しかけてくれた愛陽 蒾の事を救世主のと信じており、授業も放課後も蒾の近くにいるようになる。 離れるとまたも誰の声も聞こえず、何のにおいも感じず、食べてるのに味がしなく、触れた感覚がしないことに気が狂いそうになるため、なるべく蒾の傍から離れないようになった。許されれば泊まりに行くし、手を握って離れないしなんなら腕を組んでどこに行くにもついていく。元からパーソナルスペースが狭い人間だったが、蒾に関しては0になった。 それでも許してくれる蒾への甘えと自分の蒾に対する執着心が”恋心”として変換されるのは早かった。依存と恋心をはき違えた藤乃はより一層蒾に執着して、他の人に蒾が取られそうになると威嚇とばかりに腕を絡めるし、藤乃と蒾を離そうものならその人から蒾を離すように腕を引く。 元から細かった食はさらに細くなり、基本的に10秒チャージやカロリーバーで補給するようになった。 食べても味がしないのなら、食べなくてもいい、おいしくないものを食べる意味はないと考えるようになった。しかしある日蒾の作った物を食べると久しぶりに味がして、おいしくて、あったかくて幸せだった。 その感じを忘れたく無くて、ずっと感じてたくて、蒾の作ったものは残さず食べる。失敗作でも、うまくいったものでも、おなかが膨れていても。 二条錦は大学からの友人で偶然症状をを知られてしまった。そこからは諦めて外面はあまり出てない。軽口を叩ける仲ではある。 今の症状を周りにばれないようにしたくて藤乃にあまり話しかけないように伝えている。重要なことはLINEで伝えるようにとも。 絶対に蒾に症状を伝えないようにとも。 「今日蒾ちゃんのおうち行ってもええ？ご飯作ってや～」 「私のもん盗らんといて」 「眩しい、な」 【好きな食べ物】蒾ちゃんが作ってくれるもの（昔はポトフ） 【嫌いな食べ物】黒豆 【趣味】空手（中学高校と空手部だった） 【嫌いなこと、もの】自分の物を取ろうとする人 【誕生日】4月29日 🌸「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」 🎨#9370db クトゥルフ神話技能　5％ 『名状しがたき黄巽の神の退散』と『燃ゆる翁面の占神との接触』は『基本ルルブP.113「魔術師たちはどうやってそんなことができたか」に記載の「POWあるいは抵抗表で競わなければならないような呪文」が適用されるものとし、該当する呪文に成功した探索者には基本ルルブ記載通りのPOWの上昇チャンスを与えること。(基本ルルブの拡大解釈かつ当シナリオオリジナル処理となります) ※京都の街は崩壊しているため、このシナリオを通過した探索者は京都を舞台としたシナリオに参加することができない。 「崩壊した京都」でもプレイ可能なシナリオ、もしくは改変をそのシナリオの作者やKPが許可する場合のみ 参加することができる。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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