タグ： デュアルカラミティ

私は「感情を抑えられない」子だった、怒り狂ったら怒りのままに暴れ、悲しみにくれたらひたすら泣き続けるのだ、幼いうちはまだ「聞き分けのない駄々っ子」で済んだが、体が大きくなってもそれは変わらなかった、私は感情を抑えられない自分が許せなかった、許せなかったがどうすることもできなかった、学校に行くといってネットカフェに籠るような不健全な悪い子に育ってしまった。 そんなある日、悪そうな男たちに絡まれてる、小さな女の子を見つけた、私はその悪い男たちが許せず、感情のままに暴れ、男たちを殺してしまった（奴らはジャームと呼ばれる存在だと後で知った）女の子は血に濡れた私を見るとお礼も言わずに逃げ去っていってしまった またやっちゃった・・・泣きたい気持ちだった、実際泣きじゃくってしまった、こんな私なんていないほうがいい・・・どうして感情なんてものを持って生まれてきたんだろう・・・大騒ぎだろうな・・・私あんなに暴れたから・・・あれ？な、なんでこんなに静かなんだ？みんな動きが止まっちゃってる・・・ このとまった時の中動ける者がこっちに近づいてきた、UGNという組織のスカウトマンらしい 私は私の身の上の話をして、時が動く前に私を殺してくれと頼んだが断られた、なんでもこの力をコントロールする術を教えてくれる組織があるらしい 「ジャームならともかく未来ある若いオーヴァートを殺したくはないからね」とのことらしい 私はホームにてエフェクトと感情を押さえつける訓練を受けた エフェクトとは私にとって「感情のあふれ出し」だ、感情があふれ出し、制御が聞かなくなる、怒り狂えば本当に体が燃え上がり、悲しくなれば涙が凍り付く この子折ったり燃えたりするものがエフェクトなのだ

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