タグ： ざいちか 074 秘匿

26歳という若さで監察医になった優秀な医者。口数が少なく物静かで口調も丁寧なのだが、どこかぶっきらぼうなため話すと少し棘を感じる。こんな性格のため、当然人付き合いは苦手。 業界ではちょっとした有名人。12歳で大学を卒業しただとか、どこぞの御曹司で親のコネを使っただとか、死体愛好家だとか、噂をされるくらいだ。本人が否定も肯定もしないためどの噂も真偽は不明。大抵の人間は得体がしれなくて気味が悪いと口にし、あまり関わりたがらないが、稀に好奇心で近づく人もいる。 技術としては目を見張るものがあるものの、人間性は少し欠如している。 「俺に何か用ですか。手短にお願いします。」 「必要以上に近づかないで下さい。不愉快です。」 「あぁ、いたんですね。気付きませんでした。」 ＿＿＿＿＿以下秘匿 ＜プロフィール＞ ■名前：Jayse・Serpent ■年齢：26歳 ■職業：監察医 児童養護施設とは名ばかりの、実験施設でモルモットとして飼われていた。この頃は今よりずっと友好的で友人と呼べる人間が多かった。毎日苦しい実験に耐えながらお互いに励ましの言葉をかけ合い、いつか訪れるだろう幸福な日々を思いながら過ごしていたのは、今となっては美しい思い出に昇華されている。 7歳の頃に仲の良かった友人らに「ここから出よう」と持ち掛けられ、翌年実行。しかし、計画も虚しく何人もの仲間を見捨て、命からがら脱出。一体何人が逃げ出して、何人が死んだのか、定かじゃない。自分だけが助かったのかもしれないと思うと夜がひどく恐ろしい。 自分が人と違うのだと気付いたのは、HO2に拾われてから。HO2に言われて、自身の体温が人より高いのだと気付いたし、血まみれのHO2を見て、普通は傷が綺麗に塞がったりしないのだと気付いた。普通でないことがこんなにも恐ろしいのも、HO2に会ってはじめて感じた。 お陰で今では人に触れられるのが苦手。近くに寄られるのもあんまり好ましくない。 自分が化物だとバレるのが恐ろしくてならない。 ■HO2について 兄のように慕っている。彼のためなら自分の命も投げうってしまうことだろう。多分、HO2に見限られたときが彼の死だ。 ■HO5について 表向きには協力の姿勢を見せているが、叶うなら殺しや復讐から手を引かせたいと考えている。存外HO5には甘いらしい。 ■名前 Jayse…治癒する人 Serpent…毒蛇 蛇遣座がモチーフ。元の名前が嫌いだったので新しい名前を作った。 元の名前はLAr-1C。通称「ラーク」。

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