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「人の数だけ美しさにも種類がある。あなただけの"美しい"を手助けします。」 ――美容クリニック『美遊亭クリニック』HPより抜粋 父が経営する美容クリニック『美遊亭クリニック』に勤務する、美容外科・美容皮膚科の医師。 仕事熱心で穏やかな性格をしており、慇懃な態度で微笑みを絶やさない青年。 一見するとただの好人物だが、彼の行動原理は"美しさ"に支配されている。 『人は皆、美しくあるべき』という信念を持っており、他者を美しくすることに関しては努力を惜しまない。そのため、医師としての技術は確かなもの。 しかし二言目には”美しさ”が出てくるため、彼を知る人物からの評価は『腕も人柄も良いんだけどね…。口を開くとねぇ…。』と言葉を濁されがち。 彼の言う"美しい"とは、言葉通りのものではなく多くの好意的意見(外見内面問わず、格好いい、可愛い等)を総合したもの。 何よりも患者本人が『自分は美しい』と思うことを重視しているため、"美しい"の判定はかなり広い(ガバガバ判定)。「成程…。それもまた"美"。」 あらゆる美しさに対して肯定的だが、『他者を損なうことで得られる美しさ』には否定的であり、その様な行動を非常に嫌う。 他者を美しくすることに尽力しているため、自身の美しさには無頓着のように見える。 実際は彼にとっての”美しい自分”とは、”他者を美しくできる自分”だと定義しているため、ある種のナルシストと言える。 患者の声を聞き逃さないようにするため、耳は良い(自称)。「聞こえましたよ、あなた様の美しくなりたいという声が…！…言っていない？はて？」 あらゆる美しさを実現するため、情報収集は常に怠らない。「患者様にとっての美しさは人それぞれ…。であればそれを実現する手段もそれぞれ…。」 患者自身も気づいていない美しさを見出すため、観察眼が鍛えられている。「患者様の素の美しさを見いだすのも、私の使命でございます。」 患者に施術後の姿をイメージさせるために磨いた化粧の技術は、変装というべき水準に達している。「より良き美しさの模索に必要な手段ですので。」 以前、全身に火傷を負った男性に美容整形を勧めたことがある。 彼には『兄貴たちの代わりに甥っ子を立派に育てるためにも、無駄な金はかけられねェ』と断られ、その家族愛の美しさに感動。号泣してドン引きされた。 「なんと麗しき家族愛なのでしょう…！圧倒的”美”！！」『(早く帰らせてくんねぇかなァ…)』 立ち絵：ぬるメーカー 【エイブモズ】における治験参加の理由 『薬品によって得られる美しさ』の模索の一環として参加。治験の内容に関わらず、これは『誰かの美しさに繋がるもの』と信じて疑っていない。

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