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POW補正1ｄ3→3 信仰度1ｄ100→76 ２０２３年３月２９日まで虚脱の不定 100年前、その日はいつもと変わらない日だと思っていた。 朝露に濡れるブルーベリーを背伸びして収穫し、母親が焼いてくれたバンの上にのせる。 父親が山羊から絞ったミルクはコップに注がれリコに飲まれるのを待っていた。 両親と三人は席に座り、主への感謝の祈りを捧げる。リコは待ちきれない様に薄目を開けて良い香りの朝食を見ていた。 アーメンで結ばれた父親の言葉にかぶせる様に手を伸ばしたリコの手をすり抜け、パンは地響きと共に地面に転がった。 馬の嘶き、耳障りな高い金属同士がぶつかる音、悲鳴悲鳴悲鳴。何かが壊れる音と共に、焦げた匂いがあたりを漂う。 只ならぬ様子に父親が窓から身を乗り出し辺りを確認すると『十字軍…！？』と戸惑いの言葉を発した。 悲鳴や金属音がどんどんと大きくなっていく。 母親がリコの腕を掴み、キッチンの隅にあった床下の収納の所に連れていく。 『静かになるまで決して出てきてはだめよ。お口を手で塞いで丸くなっていなさい』 鬼気迫る母親の表情にリコは涙を浮かべながら頷いた。扉が閉められた数秒後、嵐が家の中に吹き込んできたかのような激しい音が頭上で吹き荒れた。 父親の呻く声、母親の悲鳴、重い物が倒れる音が2つ。頭の上から雨のような液体が降り注ぐ中、リコは口を抑え床下で丸くなっていた。 パチパチを何かが爆ぜる音と肉の焼ける匂い、肌が焼けるようなに熱気には先ほど降り注いだ液体を何度も体に塗りそれに耐えた。 いくら耳を澄ませても何も聞こえなくなるまでリコはその中にいた。 ゆっくりと立ち上がり収納の蓋を押し上げると、ゴトンと黒い塊が転がったのが見えた。 そこにはもう何もなかった。ほんの数時間前まであった人々のざわめき、木々のささやき、幸せだった村は跡形もなく消え去っていた。 ふらふらと歩きだすと、足は導かれるように枠組みだけ残してく焼け落ちた教会に向かう。 そこにあったのは激しい炎に晒されたであろう場所に何事もなく鎮座していた一冊の本だった。 すべて無くなってしまった場所にあった日常を思い出せる品を前にして、リコは初めて涙を流した。その涙は赤く染まっていた。 「十字軍なんて消えてなくなればいい…！！！！」 以下秘匿内容 共通公開 HO HO2：魔女 あなたは魔女だ。魔術に長けている。 あなたの使命は■■■■■させることだ。 HO2：魔女 あなたは魔女である。魔術に長けている。 あなたは 100 年を生きる魔女である。 あなたはヨグ＝ソトース(別名ヤハウェ)を信仰していた村で生まれ、当時はただの村人の一人だった。しかし、 100 年前に村は十字軍に襲われ壊滅した。生き残ったのはあなた一人だった。 それ故、あなたは復讐を誓い、十字軍の騎士を殺してきた。 また、理由はあったのか、目的が手段に変わってしまっただけなのか、もう遠に思い出せないが村に伝わる『禁 呪』に手を出している。あなたはこれを完成させなければならないという強い気持ちを持っている。 禁呪は「1000 人の命と 100 年の時間を引き換えに、命と時間にまつわる願いを一つだけ叶えることが出来る」 という。そして、今も尚、時々襲って来る十字軍の騎士を殺しては 1000 人の生贄に加えている。 この 100 年間、禁呪の魔導書を読み解き、十字軍の騎士を殺しながら、トスカーナ(現在のイタリア・フィレ ンツェあたり)の辺境で暮らしていた。そのため、周辺の村からは「魔女」と呼ばれ恐れられている。 あなたの使命は「禁呪を完成させる」ことである。それは同時に「復讐を完遂させる」ことになる。 ※地名は神聖ローマ帝国であればどこでも良い。 ▽《禁呪》 ヨグ＝ソトースから授かった村に伝わる魔術。時間や命を扱う呪文である。呪文を完成させることで、時間と 命にまつわる願いを叶えることが出来る。この呪文が記された魔導書を所持する者は、ヨグ＝ソトースに肉体の 時間を献上するため、老いることがなくなる。 この呪文は禁呪の魔導書と、千の命と、百の月日と、十の呪文と、一の願いによって完成する。 1000 人の生贄を必要とするため『禁呪』と呼ばれ、使用を禁じられていた。使用時、村が襲われたことにより 村人全員 150 人の命が捧げられていた。 あなたはこの 100 年間の間で 100 人程の騎士を殺してきた。そこであなたは気が付くことがあり、殺した相手 が人を殺していた場合、その数も生贄に加算される。そのため、現在 900 人の生贄が捧げられている状態である。 千の命：1000 人の生贄が必要。残り 100 人の生贄が必要。 百の時間：100 年の時間経過が必要。100 年目に呪文を完成させる必要があり、シナリオ開始時期限はあと 2 日 に迫っている。 十の呪文：100 年目にかける必要がある。 一の願い：最終章残り数ページが読み終わっていない。時間と命にまつわる願いを一つだけ叶えられる。 シナリオ開始時呪文は残り 100 人の命と、十の呪文をかけるところまできている。 しかし、あなたには焦りがある。ここ数年あまり、録に人に出会っていないのだ。近くの村に住む者はあなた を恐れ、近寄ることがないからだ。このままでは到底 100 人の命など集められない。 ▽助け人・ハインリッヒ家 あなたはトスカーナの辺境に移り住んでから間もなくして、ハインリッヒを名乗る一家に薬や知識を提供する 代わりに生活の援助をしてもらっていた。 それは 100 年に渡り続いており、彼らがいなければ生活に困り野垂れ死んでいたかもしれない。 ハインリッヒ家は諸侯の家柄であることは知っている。 ▽持ち物 AF：記憶の薬 対象の口から摂取させることで、相手の記憶を読み取り、対象にかかっている魔術を特定することが出来る。 薬は白い粉のような見た目をしている。 ▽呪文 あなたは以下の呪文が使える。 《肉体の保護》：物理的な攻撃に対して保護を与えてくれる呪文。これで身を守っていた。 《萎縮》：相手を黒焦げにするパワフルな攻撃の呪文。これで襲って来る十字軍の騎士を倒していた。 ▽魔女作成ルール 技能：聞き耳、目星、図書館、ラテン語、薬学、オカルト、洞察(現代でいう心理学)、個人的に関心のある技能 一つ ステータス補正：あなたは POW が鍛えられている。POW の値は 18+1d3 となる。 [02:00] ▽魔女 Q&A ・現在 SAN 値の上限は？ 99 となる。 ・信仰具合はどのくらい？ 自由に決めて良い。 ・何故、騎士が襲って来るのか あなたが「魔女」と呼ばれ、危険視されているため。 ・十字軍の騎士以外に殺したことはあるか 自由に決めて良いが、その人たちを含めて生贄は 900 人であることは変わらない。復讐の為十字軍の騎士を中 心に殺してきた。 ▽HO2 追加世界観 ・あなたの村について HO2 の村は、森で隔絶された独自の文化を持つ村である。領主などはおらず、侵略なども受けていない平和な 村だったため、村全体でヨグ＝ソトースを信仰していた。それが当たり前であるため疑問などはなく、生活にお まじないや呪文を学ぶ文化が根付いていた。 年頃になれば、家同士が決めた許嫁や、子供や家同士の相性によって婚姻を結んでいた。小さく平和な村であ るため、比較的恋愛による結婚に至る者も多かった。

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