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クトゥルフ PC作成ツール
ライラ
ID:4759478
MD:56f76d904e50d5e8a9ae61648fb39175
ライラ
タグ:
天城街道
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生まれ・能力値
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その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
SIZ
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初期
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アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
〇ライラ(Lilah)/『ARCANA』HO4:幻の4人目 【ライラック】:「初恋の香り」「思い出」「青春の喜び」「無邪気」「若き日の思い出」 ・一切の汚れがない、まるで空に揺蕩う綿雲のようにふんわりと真白い髪を肩よりも少し上で切り揃えており、ふわふわと風に遊ばれる度に揺らしている。瞳はぱちりと丸いライラックの、春を知ってつややかに花開いた花弁のように鮮やかな紫色。淡い色は光の反射を受ける度に甘やかに輝き、無邪気な光を反射している。 すらりとした長身に、一見はそうとは見えないが、鍛えられた体躯をしている。手足が長く、必要な筋肉がしっかりとつけられたモデル体型。だが、その分女性的な身体、というよりも、凹凸はあまり無く、動きやすさが重視された磨かれ方をしている。 それらが弾むように動くために、髪や、またふわりとした衣服が同じように雲のようにも、或いは羽根のようにも靡く。 ・ふんわりと常に微笑んでおり、その笑顔を浮かべる横顔も甘やかで、際立っているわけではないが、それでも愛らしい顔立ちをしているために、人好きする印象を与える。ぽわっとした性格と、また常にふわふわと靡く衣服と合わせて、何処か天使のような印象さえも与える、そんな少女。 ・ぽんやりと柔らかく、ふわふわと何処かつかみどころがない静穏な性格。天然。 言いたいことははっきりというが、あまり細かいところを考えるのは得意ではなく、大体が大雑把。良い言い方をすれば器が広いが、責任感があるわけではないので、結局ふわふわしている。 大雑把だが、面倒事を好むわけではないので、やらなきゃいけないことはそれなりにしっかりとやる。まあ、けどももし面倒ごとになっちゃっても仕方ないもんねぇ。困ったけど、これ以上困っちゃうのはよくないから頑張らなきゃ。 ・運動神経抜群で体を動かすことを好んでいる。身体を動かしている間は、あんまり難しいことを考えずに、身体を動かすことだけに集中できるから。 指先から足先まで、全てに渡って意識して鍛えており、運動やそれに類する技能に関してはそれなりに秀でた実力を持っている。 ・1d10→7 クトゥルフ神話7pt ・カラーコード:#C7B2D6 ライラック #CEC5F0 サフラン ・イメソン:「壊レタ世界ノ歌」「懺悔の街(米津玄師)」「僕の存在証明(やくしまるえつこ)」「憂一乗(ヨルシカ)」「ゴーストルール」 【花言葉】 95:毒芹(どくぜり) 「貴方は私を死なせる」「死も惜しまず」 誰かのために死ねるなら。そんなことを本気で考えているのが貴方だ。それはとても危険な思考だ。しかし時には貴方のような人が必要になるのだ。さあ、誰も貴方を止められない。貴方の愛を示すが良い。 47:三椏(みつまた) 「強靱」「肉親の絆」 貴方は強い心を持っている。決して折れず、しなやかに受け流す心を。家族を守る貴方はとても美しい。 45:鬼灯(ほおずき) 「私を誘って下さい」「頼りない」「半信半疑」「いつわり」「欺瞞」 導の光は、しかし持ち手がいないと照らせない。貴方は一人じゃ生きられない。他人を頼る卑しい人。そして光は頼りなく、貴方はなにかを隠しているだろう。他人の目が怖くてしかたない。だから貴方は光るのだ。見られないように光るしかない。 <以下、『ARCANA』HO4秘匿情報有り> ・本名はレイエル・M(マリアライト)・マリーゴールド。 極々一般的な家庭に、両親と母方の祖父母、そして5歳年の離れた弟と共に、極々普通に生活をしていた米国出身の少女。 本来は快活でよく笑い、そして些か気が強く周囲を困らせることが多かったくらいなお転婆な性格だった。そして、困っている人のことを放っておけなくて、家族のことを守りたいと、或いは誰かのことを守れるようになりたいと、強く思っていた、そんな性格でもあった。 母親と祖母譲りの長い金髪が自慢で、父親譲りの青い瞳も気に入っていた。弟のジュードは、母親似のグリーンの瞳で、それもちょっとうらやましかったけれど。真っ青なブルーの瞳は、空の色で風の色だから。マリーゴールドの花みたいな金色の髪と相まって、天使みたいだ、って、ずっと昔の初恋のひとにも言ってもらえたから。……その初恋のひとには、お転婆すぎる性格が原因でフラれちゃったんだけど。 ・父は元海兵隊員で、怪我が原因で海兵隊を退役しており、その後は民間の警備会社で警備員として働いていた。母親はハイスクールの教師であり、あんまり難しいことは得意じゃなかったけれど、母親が教えてくれる様々な事柄はどれも頑張って聞こうとしていた。 寡黙だけど、笑った時の顔が幼いと言われる穏やかな父と、教え上手で快活な母親。弟は父親似で少し人見知りで話下手だったけれど、好奇心だけは人一倍で、母親のような教師になりたいってはにかんだ笑顔でよく言っていた。そして、星を見ることがすごく好きな弟でもあったから、よく、夜になると家の屋根裏へとふたりで上がって、星を見ていた。星を見るのが好きなのに、暗闇や夜が嫌いな弟でもあったから。だから、自分が守ってあげなきゃ、って。 そして、自分は父親譲りの恵まれた体躯を持っていたのと、頭はあんまりよくないけれど、身体を動かすことが何よりも好きだったから。じゃあ、父親みたいに、誰かを守る仕事に就きたいって、幼いころから話していた。 父親はきちんと考えなさい、って言っていたけれど、止めることはしなくて。そして、もし何かあったときに、他人のことだけじゃなくて、先ずは自分のことを守れるようになりなさい、って、幼少期から海兵隊直伝の護衛術を教えてくれていた。それなりにスパルタだったから、弟と一緒にいつもへとへとになりながら、けどもめげることなく、必死に特訓についていった。 一緒に住んでいた母方の祖父母も、いつも穏やかに笑いながら、けども時に様々なことを教えてくれながら、いつも、見守ってくれていた。父よりも不愛想で寡黙な、けども仕事人の祖父に、手料理が絶品だった祖母。 大好きな家族だった。皆。愛していた。ううん、今でも愛している。 ・きっかけとなった喧嘩は、本当に些細なものだった。確か、ハイスクールの授業参観の日、来てくれるって言っていた父親がちょうど大事な護衛の仕事が重なってしまって、来ることができなくなって。別に、いつもだったら気にしないのに、その日は何故だかすごくショックで、思わず、怒ってしまった。窘めてくる弟にも、苛立ったまま強い言葉を投げつけてしまって、そのまま、誰の静止も聞かずに、自分の部屋に入ってベッドに飛び込んだ。 そうだ、だってその日は、もうちょっとで父親の誕生日だったから。サプライズで手紙を渡したいな、なんて計画してて。弟とも内緒で相談していて、彼だって色々準備してたのに、仕方ないな、ってイヤに大人びた態度を取ったのが、気に入らなかったんだ。一緒に、怒ってほしかったのかもしれない。ティーンエイジャー特有の、ワガママな、こども染みた怒りで、その自覚だってあったから。ベッドに飛び込んで自覚して、だから、次の朝になったら謝ろうって、思ってた。 思ってたんだ。 ・ひどい、夢をみて。どんな夢かは覚えていないけれど、いたくてくるしくて、ひどい悪夢だった。 けれど、次に意識が戻ったら、全部が赤かった。 夜で、暗くて。風が強く吹きすさぶ夜だからか、鏡に映った窓越しの星空が、不思議なくらいに綺麗だった。 でも、それ以上に、赤かった。 赤。真っ赤。今まで見たことがないほどに。ううん、ずっと昔、偶然テレビで流れていたスプラッタ映画を観てしまったときに、こんな光景あったっけ、だなんて、考えてしまったのは、きっと、現実逃避だ。 だって。どうして、なんで。 なんで、全部全部赤く染まってるのは、私の家族の姿なの。 どうして、おじいちゃんとおばあちゃんは折り重なってテーブルの下に倒れているの。 どうして、ママは廊下に転がってるの。 どうして、パパは壁にぐったりと寄りかかって、目を開けてくれないの。 どうして、ジュードは、わたしから背を向けて、逃げるようにして、たおれてるの。 ――――どうして、みんな、死んでしまってるの。 わからなかった、理解できなかった、知らなかった、知りたくなかった、どうして今、目の前がこんな状況で、真っ赤に染まった家族と家の中で、自分だけがただひとり、立っているのかを。 でも、分かってしまった。呆然と、そんな家族を、辺りを見回したときに、ママ譲りの自慢の髪を、いつも梳かすときに使っていたお気に入りの鏡。それが目に入って――――誰よりも真っ赤な、自分の姿が、映ってしまっていたから。 見下ろした自分の手が、それとおなじくらいあかくて。 あ、私が殺したんだ、って。ヤケにすんなり、心臓に落ちた。 ・警察、行かなきゃ、って思った。 だって、人を殺したから。家族を殺したから。なんで殺したかわからないけれど、殺したことだけは確かだったから。 人を殺してしまったら、警察にいって、逮捕されて、それで、それで。 あまりよく覚えていないけれど、そんなことを考えて、けれど呆然として、もういちど部屋の中をぐるりと見渡して。 ひとりひとり、呼んで、起こそうとして、でも起きてくれなくて、冷たくて、もうみんなのからだに命がないことを痛感して、全員が死んでることを突きつけられて、…………それ以上何か考えるよりも先に、やってきたのは警察じゃなかった。 ・デルタ・グリーン。今まで聞いたこともないような、そんな組織の隊員たちに保護されて、そして、言われた。 普通の人間じゃない。このままにすれば被害が増える。処分。けれど、チャンスをあげよう、生きるための。 ・…………なんで? ただ、そう思った。そんなにも危険だっていうならば、なんで、なんでチャンスなんか渡さなくて、此処で殺してくれないの。 どうして、チャンスなんか渡すの。 どうして、生きれるかもしれない道なんて提示するの。 普通の人間じゃなくて、しかも、これ以上、もっと、人を殺してしまうんだったら。 なんで、死なせてくれないの。 ――――だいすきだったかぞくをころしたのに、またひとを殺すかもしれないのに、まだ、生きなきゃいけないの? ・ ああ。 そっか。 …………ころしたから、いきなきゃいけない、んだ。 ・警察に逮捕されればよかったけれど、逮捕されなくて、この組織に保護されてしまって。 せめて、せめて警察に逮捕されれば、償う道が、あったかもしれないのに。 それがゆるされなくなった。 ゆるされなくなったことこそが、きっと、私がおかした、この罪への罰なんだ。 今、私が生きていることこそが、私が犯した罪への、私への、罰なんだ。 ・だから、生きることに決めた。 自分がおかしたことへの、この罪を、償わなきゃ、って、ただおもうから。 ――――ううん、償えるわけが、ない。 けれど、けれど、なにか、ひとつでも、なにか。 つぐなえるものが、この世界にないかって、探してる。 家族を皆殺しにしたあの日から、目の前はずっと真っ暗で、ずっと夜の中にいる。開けない夜はない、っていうけれど、きっともう、私のこの夜が明けることは、ありえないから。 だから、”夜”を名乗って、生きることに、きめた。 ・そんな、天使のような外見をしながら、然しその実、家族全てを殺し尽くした死神のような少女。 元は綺麗な金色の髪をしていたが、家族を殺してしまったこと、またそれなのに死ねずにデルタ・グリーンによって命を握られてしまったストレスにより、色素が抜け落ち、皮肉なほどに美しい白髪になった。また、瞳の色も父似の柔らかな青色をしていたが、家族の血を浴びてしまった影響か、青が濁り、淡い紫色へと変化している。 けども、その方が昔の自分を知っている人間に見られたとしてもわからないだろうから都合がいいとは思っている。母譲りの長く美しかった髪も、デルタ・グリーンで暗殺訓練を受ける傍らで、自分のナイフでばっさりと叩き斬った。ざっくりと不揃いに斬り落とし、何も気にしていなかったが、然し、流石に見かねたらしいデルタ・グリーンで面倒を見てくれている隊員のひとりが整えてくれた。 別にいいのに、って言ったら。「貴方のこと、大事にしてたひとが可哀そうでしょう。あんなにきれいに整えてたんだから」って言われて、はっとした。 両親に祖父母、そして、歳の少しだけ離れた弟。長く伸ばしていた母譲りの髪を、皆が褒めてくれたから。…………あたしが殺したんだから、そっか、もう誰も言えないんだもんね。じゃあ、気を付けなきゃ。 以来、髪はきちんと整えるようになった。姿も。もう何も遺っていないけれど、でも、この体だけは、確かに家族からもらったものだから。この髪が、瞳が、身体がある限り、その証明になる――――そして、あたしが罪人であることの。 だから、以来、身だしなみはきちんと整えている。けれど、髪だけはどうしても伸ばせなくなった。少しでも伸びた髪を見る度に、あの、穏やかでいとおしくて永遠に続いてほしい時間が、頭の中に過ってしまうから。だから、肩へとつきそうになる度に、自身のナイフでばっさりと、けども丁寧に斬り落としている。まるで、一つの儀式のように。 ・デルタ・グリーンで受けた暗殺訓練は、さほど苦もなくついていけてしまった。――――父親譲りの恵まれた体躯と、運動神経をもってしまっていたから。 基礎は、身についてしまっていた。 本当は、自分のことを守るためで、それで、誰かを守りたくて、……パパみたいになりたかったその身体が、何かを奪うために最適すぎることに訓練を重ねるうちに気が付いて、あんまりにも皮肉だった。 でも、もうそれだってどうだってよかった。 生きるために。生きるために、殺すために。ひたすらに訓練を重ねた。 ・苦しくて痛くて寂しくて悲しくて馬鹿らしくて辛くて、いたくていたくていたくて、生きたく、なくて。 でも、生きなきゃいけないから。これが罰だから。 泣かなくなった。弱音を吐かないようにした、全部全部飲みこんで、全部の痛みを心臓に突き刺した。そしたら死ねるかな、って思ったりもしたけれど、あいにくと苦しさを全部飲みこんでも死ぬことなんかできなかったから、やっぱり生きるしかなくて、生きなきゃいけなくて、だから、あの日から、笑うことはなくなった。 ・快活な性格だったものを捨て去って、ふわっと笑うようになった。そうすれば、感情が読み取られづらいから。 わざと、色んなことが分からないフリをした。実際わからないことだって当然多かったけれど、天然のようなそぶりを見せれば、誰だって自分の行動をそういうものだって流してくれる。 わざと、大雑把にふるまうようにした。考えていることを誰にも知られなくなかったから。何も考えていないように見えればいい。ううん、実際そう振舞っていれば、考えなくても済むから。 ふわりとした袖や裾が眺めの衣服をまとっているのは、其処に暗殺のために使う数々の武器を隠し持てるから。 また、行動をする際に、自身の動きが他者から読み取られずらくするため。 つまり、現在の性格は全て偽りのもの。 ・そうやって、元からあった自分を捨てて、取り繕って変わり果てた、演じる自分にした。 まさしく、”夜”のように深く、己を沈めてしまえば。 もうだれにも、”私”が分からなくて済む。 誰も、誰も、”私”のことを見つけなくていい。 だれも、もうだれも――――”私”の、ことなんて、みないで。 ・許されたい、償いたい、ゆるされたくない、しにたい。 でも、死んでも、こんな罪をおかしてしまった私が、家族と同じところへなんか、行けるはずがない。 そしてこれから、もっと人を殺すんだから。 この罪が許されることはなくて、重なり続けるだけ。こうやって重なり続けることが、きっと、私が犯したすべてへの罰だから。 だから、私は全部を、受け止める。 受け止めて、何もいわないで、ただ、いきるから。だから。 ――――…………私がいつか死ぬ、その日まで。どうか、わたしのこと、ゆるさないで。 ・家族を殺した日は、酷く風が強かった。だから、絶望ですべての物音が遠ざかった向こう側で、ずっと吹き荒ぶ風の音だけが耳に聞こえていて、そしてそんな中で聞こえた風切り音、それはきっと、デルタ・グリーンの車が風を切り裂いて建物に到着したときの音だったのだろう、それがずっと耳に残っている。 その影響からか、あの赤い夜のことを思い出してしまうから、そんな、物がそれなりのスピードで動く際の風切り音が苦手になった。あんまりその音を聞きたくない。車が風を切る音は、おおもとのトラウマの原因だけれど、こればかりはどうにかしなければ生活に支障が出るから、何とか耐えれる。車に乗ることはセーフ。けども、車よりも速度が速いモノや、電車の風切り音などは苦手。バイクの音も、エンジン音などは平気だけど、風を切って走る音になると駄目。遠目から見る分にはいいが、隣を走り抜けられたり、或いは乗る、などは無理。走り抜けられるだけなら、何とか頑張って耐えたい。けど、乗って走るのはイヤ。せめて車がいい。 ・「死神」が誰かはわからないけれど。 皮肉なおそろいだね、ってちょっと思ってる。でも、親近感とかは特に抱いてない。可哀想、っていう他人事。 ・その、組織のトップは、殺せって言われたから殺す。 別に殺したくはないけど、仕事だから。 だから、殺す。ちゃんとやるから、安心して。 ・ライラ、は元々「(黒い)酒、酔い、酩酊」という意味と「(月が出ていない真っ暗な)夜;(夜が)真っ暗で厳しい」という意味もあわせ持つ語ライラー(ليلى,laylā) に由来している。そこから「夜」「太陰暦月末である晦日の月が出なくて長く・辛く・真っ暗な夜」の意味となってくる。 千夜一夜物語ともかけている。悪夢を乗り越えて、――――目的を果たせるように。 ・本名のレイエル(Lailah)は、ユダヤ教やキリスト教に伝わる、受胎を司る天使。魂の助産婦とされる。この世に生まれる前の幼児の魂を母親の胎内へ導く役目を持ち、幼児の魂に将来(人生)のことを教えるが、この世へ誕生する瞬間にそれを忘れさせる。家族の将来を奪ったっていうのに、皮肉。 また、Ray(光)+El(神)の造語とも駆けている。いのちをうばうのって、かみさまだもんね。 ・弟の名前ジュード(Jude)は、ヤコブの子のユダから。裏切りのユダ、ダダイ。本当はユダつながりの名前にしたかったですが、あんまりにも直訳すぎるかな、と思ったので没に。代わりに弟の名前に採用。姉のことが恋愛的な意味で好きになりかけていて、けどもそれを押し殺して大人になろうとして、その前に殺された弟。すきだったひとに殺されて、もしかしたらさいごは幸せだったかもしれないけれど、そんなことを姉が永久に知ることはない。姉とは、また別の罪を犯していた弟。 ・「吊るされた男」 〇正位置 忍耐力・試練・身動きがとれない・我慢・苦痛・修行・努力・奉仕の精神・見返りを求めない・献身的・自己犠牲・信念を貫く・板挟み・自分を押し殺す・希望の光・別の角度・新しい尺度・ひらめき・発想の転換 〇逆位置 身動きがとれない・間違った方向・無駄な努力・徒労・ひたすら我慢・思い通りにいかない・自己否定・状況の悪化・自分を見失う・試練・修行・限界とも思えるような壁・自己中心的 ――――償いと死へと、せめても近づくための、虚構の努力。 ・デルタ・グリーンの際に使っている名前は「Vega」。空から、落ちる鷲。夜空に登った夜鷹と、反対に落ちた鷲。…………あはは、皮肉。 DeltaGreenの死刑囚 /// 【吊るされた男】THE HANGED MAN - 正 君は現『デルタグリーン』の隊員だ。 一年前までは家族とごく平凡な暮らしをしていた。物語にすらならないような、一般的で幸せな日常だった。 しかしその日常は一瞬にして崩れ去る。 きっかけは些細な事だった。つまらないことで家族と喧嘩し、その日の夜に酷い悪夢を見たのだ。 その後の記憶は曖昧だが、次に目を覚ますと、目の前には家族全員の惨殺死体が転がっていた。 自分の手はいつの間にか真っ赤に染まっていた。 呆然としていたところ、警察に捕まるより早く君はとある組織に保護される。 その組織こそがデルタグリーンである。 デルタグリーンの隊員はこう言った。 「君は普通の人間ではない。とても危険な存在であり、野放しにしておけば今後も被害が増え続ける。本来はこのまま処分するのが一番いいが、君にチャンスをあげよう。この任務を全うできれば君の処分は取りやめ、私たちの保護下で生きることができるだろう」 そうして君は、命を握られデルタグリーンの隊員になった。 君に言い渡された任務は「派生組織『アルカナ』トップの暗殺」 この命を受け、1年間の暗殺訓練を終えた君はアルカナに入隊することにした。暗殺理由は聞かされていない。 噂によると、アルカナの最古メンバーには「死神」と呼ばれる子供がいるそうだ。 アルカナ設立前に一時期デルタグリーンの隊員であったその子どもは、昔デルタグリーンで起きた隊員大量死亡事件の生き残りらしい。 また、君は「風/空気」に関する何らかのトラウマを持っている。 詳細は自由に決めてもらって構わない。 CS作成 指定職業:なし 推奨技能:芸術(暗殺)、回避、近接系戦闘技能 HOボーナス ● STR18固定(他技能16以下) ● 任意の戦闘技能に合計+100P ● 芸術(暗殺)・回避の初期値が50 HOデメリット ● 狂気発症時▬▬▬▬▬▬【削除済み】 <以下、『ARCANA』ネタバレ有> 【通過後技能成長】 ・『ARCANA』:SAN値-44,回避+9,図書館+22,目星+6,忍び歩き+6,クトゥルフ神話技能+9 〇不定----7番、5か月。目がうまく見えない。片腕麻痺。 3番、1か月。家族の幻覚。 ライラも、ベガも。もう死んだの。……そしてレイエルも。此処に、置いてくね。 翼も、名前も、此処に置いていくから。どうか、――――来世は願わせて。 ・『からおそろしい窖』:SAN値+5,クトゥルフ神話技能+2,隠れる+2,オカルト+45 【習得呪文】 <魅惑> コスト:1d6のSAN値減少 対象とのPOW対抗に勝利すると、対象をINT*5ラウンド意のままに操る事が出来る。 <向こう側への旅> コスト:15MP 呪文の使い手は催眠状態へ陥り、1d6+3時間、自分の魂を好きな場所へ送る事が出来る。
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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