タグ： 天城街道

〇仙月(シェンユェ/Xianyue)/『禍福街』HO1：商売人 【仙女盃】：「雲の中に生じる」 【仙人草】：「美しい心」「あふれるばかりの善意」「安全」「無事」 ・深々と底が見えない深海を一遍の輝きが照らしたかのような紺碧の、豊かな髪を背後へと長く伸ばし、頭の高い位置で軽やかな歩幅に合わせて揺れるツインテールに結んでいる。瞳はそんな髪とは真反対の、焔が鮮やかに燃え上がる紅玉の双眸をぱちり、と瞬かせている。 　煌々と輝く赤い瞳はいつもにこやかであり、その微笑みが似合う愛らしい容貌をしている。それに見合ったほっそりとした小柄な体をしており、まさしく華奢、という言葉がよく似合う。人形のようでさえあるが、ころころと変わる表情がそれを否定する。 　また、力が弱い代わりに、小柄な体を活かした身軽な動きを得意としており、指先も小器用。頭の高い位置で結んだツインテールと、背中へと流した青い髪が、まるでさざ波のように軽やかな動きに合わせてぱたぱたとはためく様は愛らしい。自身の容貌の可愛さもよくよく理解しており、そんな自身によく似合う、短い丈のチャイナワンピースを纏っていることが多い。裾からちらりと覗く細いながらもすらりと整った足の線とひらめくスカートの裾、そして小柄な割に豊満な胸元を品よく覗かせており、それらに思わず息を呑んだ男女へ向かって、蠱惑的に微笑む小悪魔な一面も持ち合わせている。 　自分を飾ることやおしゃれは好むと同時に、自身の仕事の一環だとも認識しており、手を抜くことはない。 ・そんな愛らしい姿をした――――青年である。つまるは女装。胸元に詰め物をして、しっかりと演出さえもした、完璧な異性装であり、当人も意識して完璧にかわいらしく着飾っている。 　そして、かわいらしく着飾っている己に自信を持っており、男として気づかれないことが第一目標。 　小柄で華奢で力がないのなら、その愛らしさを完璧に演じて武器にすればいい。だって、ボクは可愛いからね！ ・にこやかで快活、何とも愛らしく笑うかわいらしい女性――――を演じる、強かさを持った性格。 　純真で元気な姿を演じており、素の性格も若干はあるが、その実は基本的に計算高く、己がどう見えるかを考えて演じている。 　打算的であり、触れ合う他者のことを笑顔の裏で注意深く観察しており、疑り深く慎重でもある。あまり本心から他者と触れ合うことをよしとせず、あくまでも商売相手としての距離を保ちながら、相手を観察し機敏を読み取りながら笑顔で接している。 ・また、本来の性格は、それゆえに他者をおちょくりがちで人を食ったような態度を見せる。 　自身の感情が他者へと読まれることを良しとせず、普段から笑っているのは感情を読ませない為の目的もある。 　普段は隠しているが、ある程度自身のことを知っている人間に対しては隠すことなく猫を剥ぎ、気まぐれで自分勝手、そしてゴーイングマイウェイな態度をとることも。 　自身の体や顔を傷つけることは嫌がり、リスクが高いことや危ないことはあまりやりたがらないが、同時に退屈を嫌う性質も持っているため、それなりの範疇でスリルを楽しもうとする、若干どころかそれなりに厄介な性質。そういう時は大体、巻き込んでも許される相手を巻き込んで、己への被害は最小限にするため、さらに質が悪い。 ・だが、商売に対してはそれなりに真摯で真面目。客対応は愛嬌たっぷりに接して、サービス精神も優れている。特に店に金を落としてくれる人間に対してはサービスも三割増し。お金をちゃんと落としてくれる人間は好き。 　厄介な仕事も、きちんと金を出してくれるならば引き受ける。もちろん、ボクがやるんじゃないけど♡　……まあ、請け負った仕事だから、手伝いくらいはちゃぁんとやるけどさ。 　別に己の仕事に矜持を持っているわけではないが、商売人としての自負はある。この仕事、結構向いてるっていうのはわかってるし。向いてる仕事はちゃんとやりきりたいじゃん。 　非常に功利的ではあるが、仕事であるならば報酬を対価にきちんと働く。それが商売ってモノだからね。 ・また、その実、押しに弱い。それを当人も自覚し、弱点と認識しているため、外には見せないよう気を付けているが、実際強く押されたり、またそれなりに親しい人間が困っていると、なんやかんや放っておけなくなってしまう。 　そのため、なんやかんや言いながらも手を貸すこともしばしば。だが、動いた分だけの報酬はきっちり求めるが。密やかな世話焼き。 ・非常に、どころかとんでもなく頭が切れ、思考の回転が凄まじく早い。あまりに頭が良すぎた結果、周囲の人々の思考から自身の思考が一線を引いていることを幼少期から理解してしまっており、それゆえに己の利己的な思考を隠して、甘やかな態度を取ることを意識していた。その方が、すべてがうまく動くことをわかっているため。相手を油断させる態度をとって、相手には悟らせないよう、自身の思う道筋へと思考をズラしていく。 　それゆえに非常に好奇心、知的欲求が豊富であり、己の知識の範囲外のことには強い興味を見せる。 　「厄祓い屋」を営んでいるのも、日ごろから、己の知識外の存在とそれなりに頻繁に会えるからであり、退屈をしないからだったりもする。 　大きな危険を冒すことは基本的にはしないが、然しそれでも、自身の知的欲求を底からくすぐられた時や、或いはそれに見合う報酬をきっちり提示されたときには、ある程度のことには足を突っ込んでしまう。 ・生まれは中国の片田舎。それなりに大家族の家に生まれており、実はその長男だったりもする。ゆえに、幼少期から小さな弟妹たちの面倒を見てきたために、それなりに世話焼き気質だったりもする。 　然し、長男の割に体が小さく、片田舎の生まれ故郷では、そんな自分よりも、身体が大きく農作業に向く男たちが重宝されることが多かった。もちろん、自分だって、力がない分幼少期から優れていた頭脳を存分に使い、頭脳労働を受け持っては、稼ぎが少ない家を何とか助け、また家の為に働いており、それなりに一目置かれていたが、けどもやはり、何かあったときに頼りにされるのは、己よりも力が強い弟たちで。 　そしてまた、やはり小さな片田舎の仕事だけでは大家族を養っていくことはあまりにも厳しく、12歳の時、両親と祖父母から半ば土下座と共に拝まれる形で、己の容姿を気に入った街の豪族の家へと、養子に入ることになる。近場の森へと狩りに来ていたその豪族の子息が、一目惚れにも近い形で己の容姿のことを気に入り、わざわざ家まで尋ねてきたことがきっかけだった。そして、乞われて養子入りをした形には表面上なっていたが、その実、そんな田舎にとっては破格なほどの、それこそ家族がしばらく裕福に暮らせるほどの金額で身を買われたのが現実だった。 ・けれど、身を買われた先で、酷い待遇を受けるわけではなく、寧ろ、迎えられた先では蝶よ花よと可愛がられた。 　それこそ、自身の容姿を気に入って迎え入れた家というだけあって、その容貌が崩れるようなことは決してさせず、裕福な暮らしと、そして田舎にいては受けられないほどの教育を受けさせてもらい、それなりの生活を送らせてもらった。 ・現在の相棒である用心棒の彼のことは、言葉ではからかうことが多いものの、その実力は信頼をしており、彼がいるからこそ請け合う仕事もそれなりに多い。 　だが、振り回すことが楽しく、しょっちゅう無茶ぶりをしてはにっこりと笑っている。 　彼に対しては、からかって女の子ぶることも多々あるが、ほとんど素を見せており、彼の前では一人称が「ボク」になる。 ・仙月=仙女の意。 ・#6FB7FF 【特徴表】 29：バイリンガル 13：素早い　SIZ9のためDEX+2 【花言葉】 29：水仙（すいれん） 「わがまま」「自己愛」「うぬぼれ」 自分に絶対の自信がある。私は出来る。私は強い。――その考えがいつまで続くかはわからない。ただ言えることは、それが「油断」に他ならないということだ。 91：春紫苑（はるじおん）・ハルジオン 「追想の愛」 会えない人を、いつまでも思い偲ぶ。あの人しか考えられない。あれ以上の思い出など出来るはずもない。いつまでもいつまでも、過去にしがみつく悲しい人なのが貴方。悲しみでは前へ進めないのも知っている。悲しみを活力に変えられるのが貴方だ。 42：葉牡丹（はぼたん） 「利益」「慈愛」「物事に動じない」「祝福」 計算高く、損得をまず考える人。それが大切なことだと正しく理解している人。だからこそ損をする人でもある。この世は計算できないものが多すぎる。 【通過シナリオ】 ・『禍福街』：SAN値-2,隠す+7,医学+5,オカルト+2,人類学+3 ・『禍福街』HO1：商売人 貴方は禍福街でHO2と一緒に厄祓い屋を営んでいる。 口も頭もよく回る貴方は数多の脅威を祓ってきた。 今回の依頼もしっかりとこなしこの街の脅威を祓わねば自分の住処を奪われてしまう。 INT+5　STR-5　交渉技能1つに+30% ！ステータス超過可能 ❖PC関係 貴方は昔から人とは違う存在を認識していた。それらを祓う事を商売に今までやってきた。HO2も仕事で出会った相棒だ。 HO2から怪異事象を祓った時に経験した事のない異常に出会い、今以上に物事に気づけるようにはなったが、肉体は衰えてしまった。 PC関係に関する文章群において、PC知識ではなく、PLにむけての説明としては、お互いの能力値を奪い/与えあった状態だと思ってほしい。 特徴表：バイリンガル＋ダイス選択 個別推奨：交渉技能

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ