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体育教師をめざして愚人大学に入った大学生。幼なじみである漣正真とルームシェアをしている。 幼い頃から水泳が得意で昔は水泳選手を夢見ていたが、実力が到底及ばないという現実に気付いて諦めた。だがポジティブなので世話好きな面を活かして体育教師になろう！とすぐ切りかえた。 真っ当に青春を謳歌している陽キャで、みんなを引っ張るリーダータイプ。優しいが、善意とは裏腹に弱者の立場や他人の複雑な気持ちを理解することが出来ず、相手に一方的に期待や希望を押し付けてしまう。 10年前、自身の妹を誤って殺害してしまった漣正真に対して、事件の隠蔽を半ば強引に提案し、共犯者として隠蔽工作を実行した。 幼少期は特に視野が狭く人の感情に対して無頓着であり、咄嗟に『もう死んでしまった妹』よりも『優秀で未来ある友人』を選んでしまった。 この選択はパニックや心理的ストレスへの逃避からある種の達観に至ってしまった所為であり、所謂サイコパスではない。 ストレスから逃れるため、無意識的な自己防衛手段として罪の意識や恐怖心を認識しないようにしており、それが時を経て膨れ上がるまで全く罪の自覚はなかった。 成長し大人になり、価値観の変化や倫理・常識を得たことで今まで無視し続けてきた罪の意識を自覚するようになった。 無意識とはいえあまりにも長く向き合ってこなかった恐怖心は耐えきれないほどに膨れ上がっており、それから逃れるために正真に依存するようになった。 正真を守り支えていけば罪を贖うことが出来ると本気で思い込んでおり、何事においても彼の役に立とうとする。 メンタルは強いが、あまりに強いストレスに晒されると防衛本能が過剰に働いてしまい無意識に狂気的な行動に出てしまうタイプ。

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