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キャラシ 以下夜明けのプレリュードHO5秘匿情報あり ────────────────────── 月下　あいか(つきした) 17歳 誕生日：12/25 一人称：私 二人称：きみ、あなた 三人称：〜くん、さん、（渾名） 【性格】 明るく社交的。普段からニコニコとしていて他人から頼まれると仕方ないなぁと言いながらも受け入れる。面倒みのいいお姉ちゃん。その性質からか、交友関係は広く上からは可愛がられ下からは親しまれ友人には信頼されるタイプ。 ホラーや都市伝説などが好きで、好奇心旺盛なのも相まってそういった情報を集めていたりする。わりと学者気質なせいか調べ物をするとつい我を忘れて熱中してしまう。 部活は演劇部。元々は裏方志望だったものの男の子の部員が少なく比較的女性にしては身長の高い月下が男役として選ばれるように。実は隠れファンもいたりする。主役は苦手なので基本メインになるのは避けているが「オペラ座の怪人」でのみファントムとして主役をしたことがある。これまでで一番評判がよかったのは「雪の女王」の雪の女王役。次の文化祭ではロミオとジュリエットのティボルト役が決定している。 委員会には所属していないが友人や先生からの信頼が厚いせいか度々手伝いを頼まれている。 部活のない日は基本祖父母が営む定食屋「流々伊江食堂」で働いている。常連客には子供の頃から可愛がられ看板娘として皆に知られている。 と、いう「月下あいか」のイメージを常に保っている。 【幼馴染について】 HO1とHO2とは小学生の頃からの付き合い。かつては常に傍にいたものの大きくなるに連れて徐々幼馴染だけの輪から交友関係が広がっていった。しかし今でも幼馴染二人は特別な存在であり、最優先すべき相手である。 【仲良し五人組について】 幼馴染の中に新しく加わったHO3とHO4。HO1と付き合っているHO4とは同性ということで仲良くしており時折恋愛相談ものっている。HO3とはこれから仲良くできたらな、という気持ちも込めて渾名で呼んでいる。 【家族】 両親は研究者であり幼い頃海外で死亡。奇しくも月下の誕生日……クリスマスだった。誕生日の日帰ってこない両親をずっと待っていたという記憶がある。 母親は児童養護施設出身で子供のいない良家に引き取られ、順調に優秀な女性として育つものの大学で研究者である父親と出会い恋に落ちる。反対されるも半ば駆け落ちのような形で結婚。その後没交渉。母方の両親は二人の死亡後に連絡があり、孫を引き取った。意固地になって連絡を絶っていたことを悔い、それまでついていた重役の立場を降りて定食屋を始めることに。現在は地元に密着した店として愛されている。幼少期は両親の死のショックで祖父母とも距離があり、徐々に仲が縮むものの……親類の集まりの際血の繋がりが無いことを知ってしまう。それにより自分の孤独を理解して仮面を被るようになってしまった。 祖父母には感謝しており定食屋をいつも手伝っている。だが、内心血縁ではない自分を養ってもらうことへの引け目がある。両親に対して大好きだったという記憶があるものの、ひとりにされた孤独感による怒りを抱いている。そのため子供の頃から寂しさを抱え、払拭できないまま現在に至る。 【HO1─哉音について】 寂しい気持ちを持て余したまま小学校に上がり、HO1（以下：哉音）が両親のいない子供ということを知って近づいた。”同じ寂しい人がいる”、”自分だけではない”ということが精神的支柱になり孤独感を紛らわせることができた。それにより哉音と仲良くなっていく。哉音がどれだけ人気者であろうと自分と両親のいない可哀想な子という事実は月下の慰めになり、その癒しをいつからか恋と認識するようになった。ずっと自分と一緒の寂しい人でいてほしい。そんな願いが根底にあるためか恋の成就は望んでおらず、ただ傍にいられるだけで満足する毎日。だが容姿端麗な哉音に幼馴染とはいえ異性の自分が傍にいるのは他人からやっかみを受けやすく、嫉妬から逃れるため父の遺品である無骨な眼鏡をかけ野暮ったくしてなおかつ社交的に振る舞うことで敵を減らすように努力してきた。高校から『かなとくん』ではなく『かなさん』という渾名で呼び出したのもその一環である。 しかし、哉音がHO4（以下：未夢）に出会ったことで事態は一変する。特別を手に入れた哉音は月下の目からはもはやそれ以前とまるで違っていた。と共にいる哉音は孤独な子供ではなく、月下は取り残されたような気持ちに陥る。再び戻ってきた寂しさは苦痛以外の何者でもなく、やがて哉音を憎悪するようになった。寂しい子供であった頃の『かなとくん』と今の『かなさん』は別人。月下にとっては以前の『かなとくん』を殺されたも同然だった。大好きだった『かなとくん』を殺された腹いせに、いつか二人に復讐する……そんな気持ちを常に抱くようになった。そのため仲良く幼馴染の顔を取り繕いながらもその感情は凍てついており、幼馴染のことを家族のようだと評する哉音に内心苛立ちを募らせている。 未夢に対して憎悪を抱いているかというとそうではなく、あくまできっかけに過ぎないという認識。未夢本人の絡み方へは友達の少ない子特有のものだと判断している。しかし、哉音を苦しめるために必要なファクターだとも思っているためいざとなれば傷つける算段すらしている。 自分の感情や理論がいかに身勝手で愚かしいかも、哉音も未夢も悪くないということも。冷静なところでは理解している。しかし、憎悪の火を胸に抱いていなければ寂しさと孤独感で狂ってしまう。「ひとりぼっちでさみしい」その感情が、月下あいかの根源である。 【クロイカミについて】 両親が死んだ際、他の調査員たちが口にしていた言葉。『黒い髪』なのか『黒い神』なのか。両親の死自体が長年疑問を抱いている。好奇心や学者気質はその疑念からくるもの。真っ黒い伸ばした髪を保っているのもその単語がずっと気になっているからである。 【備考】 夏休みに入る少し前、街から離れ少し都会に近い場所で周囲にはバレないよう眼鏡も外し本来の顔立ちでいたところナンパをされた。そのひっかかけてきた相手と半ばヤケクソで一晩を過ごしなおざりで付き合うように。年上のその男に両親がいないことや哉音への怒りを吐き出してストレス発散させていた。男のススメもあってタトゥーもいれ、いよいよ捨て鉢になっていたものの相手の男が本気になってしまいさすがに気まずくなって別れることに。 タトゥーは一枚だけの羽で意味は『寂しさ』と『大切な人の死』。左胸という心臓に近く、あまり見えない場所に自身の寂しさを掘っている 【台詞例】 「おはよー！ねぇ、面白いネタあるんだけどさ。興味ない？」 「あはは、私はいつだって真剣だよ？」 「わー！？なにこれなにこれ！みてみてみんなー！」 「……嫌い。傷ついて壊れてくれればいいのに。あんな裏切り者」 【名前】 月下─つきした 月下美人より。花言葉は『はかない美』『はかない恋』『秘めた情熱』『強い意志』 あいか─ 哀歌。 ・両親が呼んでくれた「あいか」という声を忘れたくないため、人には苗字や渾名で呼んでもらうように頼んでいる。HO1やHO2には名前で呼ぶことを許しているが、後者は慣れと親しみから……前者は何を呼ばれたところでもはやどうでもいいという憎悪から来るもの。「あーちゃん」と呼んでくれた寂しい子はもういない。

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