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一 碧 (にのまえ あおい) 男性 28歳 他人の顔をして殺人を繰り返す殺人鬼。 「ドッペルゲンガー」現象の正体の1人である。 少し力が強くて無駄にしぶといことを除けば、特に特徴の無い男。あるとすればとするなら左目の下にほくろくらい。 相棒以外の人間と関わる時は相棒を意識して仕事熱心な好青年を演じているが、相棒と2人っきりの時は口数が少なく、自分のことに無関心で根暗な印象を受ける人物である。また世間知らずなのかよく分からない発言をすることもある。相棒のことは素直に信用している。信用しているからこそ遠慮はしていない。自分はもちろん繰に危険が伴うことも自分も正しいと思えば迷いなく実行するし、逆にその選択が良くないと思えば良くないとはっきり言う。また自分のみが彼の素顔を知っていることに優越感を抱いており、自分以外の人間に操の素顔を知られることをよく思わない。 苗字がだいぶ特殊だが正しく呼ばれたことはほぼない。(自分に無関心のため、間違えられても訂正しようとしない。)相棒は彼の名前を正しく把握しているのだろうか…？ 学生時代から特に目立つことのなかった碧だが、実は母子家庭であり母親から"優秀な息子"になることを求められていた。中学に入るまでは様々な習い事に通わされていたが、いくら努力しようと"平均"のレベルのことしかできず、それは学校の成績でも同じだったために母親の期待に応えることができず、最終的にネグレクトを受けていた。 その結果、自分に対する興味を失っているが"普通"であることを咎められ続けたことは今でもこびり付いている。 "普通"であることは彼にとって呪いであり、無意識に"普通"ではない自分になることを求めている。 裏社会に足を踏み入れたきっかけは高校卒業直後に失踪した父親が残した借金返済の為に母親に売り飛ばされたことである。売り飛ばされた先で倫理感も人権もまるで無いような仕事を強制的にやらされていたが、表情1つ変えずに淡々と"普通"にこなす彼を業者の1人が気に入り、彼に殺人の依頼をする。そして幸か不幸か今まで"普通の人間"でしか無かった碧には殺人の才能があったのだ。その才能は裏社会ではとても需要あるものでやがて殺し屋として活動するようになり、今の相棒である繰と組むことになる。 そんな彼だが、趣 味 は 料 理 で あ る(成功率20) 失敗した料理を碧以外の者が食べた場合、CON×5の対抗ロールが発生し、失敗するとHPに-1。 …なのだがもしかしたら相棒も平気なのかもしれない。

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