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啓都大学（けいとだいがく）に通ってる学生二年生。 小説を読んだり書いたりするのが好き。 気弱。人から頼まれると断れない。いつも困ってる顔してる。 *********************こげつのHO箱ノネタバレあり*************************************** 謎の病気で困り続けている。 同居人の声しか聞こえないし、触感も感じないし、味覚も嗅覚も機能しない。 そんな中の楽しみと言えば、小説の読み書き。 これ自体は一人で出来る。 が、それだけでは限界がきる。 しかし、例外があるそれは同居人（PC1）と一緒に居る時だ。 PC1といれば、色々わかるし、聞こえるし、PC1がつくってくれた食べ物なら味もする。 PC1が居れば友達も出来る！PC1しか感知できないから色々終わってる大学デビューだったが、錦くんは友達だと思ってくれてるらしい。 まとも会話出来ていないのに、なんていいやつなんだ。。。！！ よし！早くこの病気を治して、二人と仲良く会話するぞ～！！と思ったが、気が付けばもう２年。 全く治ってないし、医者も諦めてる。 この症状も医者以外誰にも言えないままである。 言ったりして、PC1や錦くんとの関係が変わってしまうのは嫌だ。 彼らに病人扱いされたくない。ただでさえ気弱なのに…そうなったら見捨てられそうだし… でも、自分は器用な方ではないので、言ってこないだけで流石にバレているとは思う。 周りもそこまで鈍感じゃないだろう。。。どうしよう…いつ明かせばいいんだろう… タイミングがわからないまま、今日も「いつも通り」で…現状維持で過ごそうとしている。 変わらないままが楽だからだ。いつまで…続けるのだろうか。 それを決める覚悟もないまま、今日も普通で居られるＰＣ１の側に居続けてる。 余談だが、大学に入る前に両親から圧力鍋をもらい、これで料理を楽しむぞ！！と思った矢先にこの病気。 料理の事をあんまり考えたくなくなった矢先「そうだ！圧力鍋が料理以外にも使えたら…」というのが、自作小説の発端。 この発想で、他の人が楽しめるものが同じ楽しみ方が出来なくなってきてる自分に対しての支えであった。 こういう使い方→こういう考え方もあっていいんだ！ 理論なんか良い！勢いだ！妄想の中だけでもそう思えば、幾分か気が楽だった。 月見里（やまなし）→月が見える里には山がない 小読は「こどく」→そのまんま「孤独」である。 PC1が月光のように照らしてくれるが、それ以外とくに何もない。 <視覚を奪う／視覚を回復させる>(基本p258)

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