タグ： ろーて式 血雨の中、君との相合傘

職業：闇医者 特記：不十分な器具や設備でも、有り合わせの道具で十分な応急手当ができる。 「お前だけは俺が殺す」　HO4：守護のために殺したい。 HOなどのネタバレが含まれます。 焦伽 千夜子。28歳。女。 犯罪者組織に所属する女性。赤色を基調としたワンピースに身を包み、明るい茶髪を小さくツインテールにしているのが特徴的。 極めて穏やかな性格で、誰に対しても丁寧な敬語で優しく接している。よくココアやお菓子を用意して「ご自由にお召し上がりください〜」と振舞っている。実際怪しいものは何も入っておらず、甘くて美味しいので安心してほしい。 医療の知識が多少あるので組織では主に怪我の手当を行っている。独学かつ習うより慣れろの精神なので手当以外に関しては正直信用しない方がいい。 そんな彼女だが、メンタルケアの観点で見るとかなり優秀と言える。これは知識や技術ではなく元々の性格が関係しているように思う。 怪我の手当の他にしているのは殺しの仕事など。積極的に立候補するほどではないが、頼まれれば十分に仕事をこなす。 彼女のメインウェポンは「傘」。耐久性に優れた攻撃用の特注品であり、もちろん普通の雨傘・日傘としても使える。フリルが付いていてデザインもかわいい。 同じチームの真羽夏彩を気にかけていることが多く、普段から頼まれずとも健康・精神状態のケアに回っている。段々と様々な依存症から抜け出せるようにサポートしたいと思っているが、本人にその意思がなければ急ぐことは無いとも考えている。 ◆ あの人があの子を殺そうとしていると聞いた時は驚いたし、わけがわからなかった。 だって、これまで散々いいカモにしてきたじゃないか。 あの子の人生をめちゃくちゃにしてきたじゃないか。 全部全部、自分自身のせいなのに。 それなのに、今更殺したいだなんて。 随分と傲慢で勝手なことを言うから、深く呆れてしまって。 それで、そうなる前に殺してしまえばいいと思った。 貴方がずっと気に食わなかった。 貴方をずっと恨んでいた。 貴方をずっと憎んでいた。 だから、愛するあの子を護るために。 ◆ 千夜子に両親はいない。 孤児院に拾われたその日がたまたま2月14日だったから、「ちよこ」なんて可愛らしい名前を貰ったのかもしれない。本人はなんとなくそう考えている。 基本的には感情の起伏が穏やかで、心の底から笑っていてもどこか浅く見えるようなのほほんとした人。実は天然な一面もあり、たまにどこかズレている。案外普通の人。 犯罪者にしては倫理観のある常識人だが例外もあり、自分の目的のためとなると手段を選ばない。 主に「真羽夏彩の守護」のためなら何だってする。 元々組織では殺しの仕事をするつもりで加入したが、同じチームになった真羽夏彩のことを想った結果、独学で医療やメンタルケアを学び始めた。 夏彩は千夜子にとって世界の全てそのものであり、出会った時からずっと大切な存在。その笑顔を守るためならなんだってすると決めている。 なぜ夏彩に対してそこまでするのか、彼女が夏彩に向けている感情が何なのか、本人の中でも答えはまだ出ていない。行動の理由や感情の名前なんて、彼女にとってはさして重要ではないからだ。 ただ、夏彩を守りたい。 その感情だけがハッキリとしていて、彼女を突き動かしている。

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