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>>>>>シナリオ『愛罠蜂』の秘匿内容を含みます。 未通過の方は閲覧をお控えください。>>>>> >>>>> >>>>> ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 恋をするのに理由なんていらない。 あなたを目にして湧き上がる慕情、それだけが生きる意味に値する！ 　　❥︎:❥︎ 𝕀 𝕨𝕒𝕟𝕟𝕒 愛　罠　蜂 𝓫𝓮𝓮 🐝 ಇ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ❥︎:❥︎ I wanna? 年頃の少女達にとって、恋とか愛とかあれやそれは格好の話題だ。けれども陽炉にとっては違った。 幼い頃から食べることが大好きで、逆に言うとそれ以外には興味が無い。美味しいものを食べ、さまざまな味を知る、糧を食らい腹を満たす、食というテーマだけが陽炉の人生において重視される命題だった。 であるからして、同年代の少年少女たちが「恋愛話」に花を咲かせているのを、いつもつまらない気持ちで聞き流していた。 大体、好きな人のためにダイエットするだとか、好きな人の好みに合わせて食事を変えるだとか、そんなこと馬鹿らしくて絶対にしたくない。 絶対にしたくない。けど。 みんながみんな、誰かに恋をしていた。 みんながみんな、陽炉に「恋」の話題を求めた。 サッカー部の橋下くんも、優等生の澤山くんも、科学の江口先生も、別にかっこいいと思えない。 恋なんて、本当に、しなくちゃダメなんだろうか？ ❥︎:❥︎ 遭 罠 高校生の頃、祖母が病気になった。 治療で進行を抑えられはするけれど、治ることは無いものだった。次第に少しずつ弱っていく祖母の姿を、陽炉は苦い思いで見守っていた。 陽炉の祖母が大好きだったお菓子がある。季節の花を模した練り切りだ。 祖母を喜ばせたくて、陽炉は様々な和菓子屋を回った。その中でもとりわけ、目を惹かれたのが『半麩屋』の和菓子だ。 見ていると心がワクワクして、優しい気持ちになれた。きっとこれなら祖母も明るい気持ちになれるに違いない。そう思って、いくつか買い上げて。その時に。その時に出会ったのだ。 「お祖母様、元気になるといいね」 そう言って彼女が笑い、紙袋を受け渡す手と手が触れて、それからのことを陽炉はよく覚えていない。 気がついたら家に帰っていて、手元には和菓子屋の紙袋があった。 ❥︎:❥︎ I gonna 全くもって彼女のことしか考えられない。 陽炉の頭の中は、あの和菓子屋の店主に支配されていった。 恋。恋。恋。彼女を自分のものにしたい。彼女の隣に並んで生きていきたい。彼女の目に自分が映ってほしい！ 食欲よりも何かの欲が勝ったのは初めてだった。 これが恋。これが何物にも勝るという恋。この世の全てを上回っても許される至上の感情。 絶対にこの恋を成就させなければならない。この人を逃したら、きっともう二度と、こんなに焦がれる相手になど会えるわけないのだから。 そうして、陽炉は己の人生の計画をまるっと決めた。まずは彼女のことを知らなければならない。これはすぐに始めることができる。それから職を得て近づく。求人が出たら応募しよう。お菓子の知識も蓄えなければならない。そして職場で仲を深め、いずれは一つになる。 陽炉は進路希望の調査表に、製菓の専門学校を書いた。 ❥︎:❥︎ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ❥︎:❥︎プロフィール ○誕生日は4/5。 ○黄色くて丸いものが大好き。 ○中高の頃、薙刀術を習っていた。専門学校に進んでからは、薙刀のインカレサークルに知り合いのツテをかりて所属している。 ○古風な見た目をしているが性格は極めて明るい。活動的。 ❥︎:❥︎特徴表 ○04・02「方向音痴(D)」 ＜ナビゲート＞の初期値が1%になる。加えて、経験ロールで成長させることは出来ない。 特徴表(D)と呼ばれる特徴を得た場合、同時に＜1d6×10＞技能ポイントを得ることが出来る。 ○05・04「ペット」 探索者には、最愛の犬・ネコ・鳥などがいる。シナリオとシナリオの間、一緒に触れ合うことで、SAN値を＜1d3＞回復しても良い。 ただし、増加上限は能力値SAN値、あるいは最大SAN値のうち、どちらか低いほうとなる。 →ペットはふゃふゃぬいぐるみ。名前は「スイセンさん」。ここにいずれ、魂が入る予定。

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