タグ： メ=ルックレイ

◾︎主なプロフィール 未然今(みしかりいま)／16歳 一人称：ぼく 二人称：きみ、○○さん、HO1に対してはせんせい 喋り方：淡々とした中低音、暗め、どこか無邪気 この世界では特筆する程では無いかもしれないが、部屋によく閉じこもっていることが多い人間で、 他者と交流はあれど大きな積極性は持たない。 布団を被って本を読むことやテレビでVHSビデオにどこかでいつかに録画された映画を見るのが日々の趣味。 「せんせい、おはよう。」 「ぼくは元気だよ。せんせいの中の元気とは少し違うかもしれないけど、元気。」 ◾︎思想 親切にしてくれるみんなが好きだ だから見ないようにしなきゃ ぼくがみんなを嫌いになる前に ぼくがみんなに嫌われる前に どうかみんなを好きなままでいさせて ◾︎過去のこと この身体はぼくのせいじゃない。こんなの未然に防ぐことなんて出来やしないのに、お父さんはどうして離れていったんだろう。ぼくはなにもしてないのに。 どこかの本で名前は呪いなんて文言を見た。 自分のことだと思った。 ぼくはずっと何にもならないまま。何も起こらないままで今だけ生きてるから。 あんな夢も見たくない、眠って朝が来るのが怖くなるくらいだ。こんなとこじゃ眠るくらいしか出来ないのに、 でもいちばん怖いのは朝が来ても夜が来てもいつになったとしても空は変わらないことだ。ぼくはあれが一番好きじゃない。 雨なんて大嫌いだ。 ◇名前の由来 ▶︎アメフラシ 鳥取での別名「うみしか」 かたつむり ▶︎かたつむりはマイマイ→イマ→今 ▶︎み‐ぜん【未然】 まだそうなっていないこと。まだそのことが起こらないこと。 ◇通過前テーマソング 海馬／RADWIMPS https://youtu.be/WYge-PVG9Pk 以下秘匿バレ有 ▼HO2 患者 きみはこの世界でも特殊で、厄介な病に罹患している。 どうやらきみと同じ病に罹っている者はいないらしく、前例もないために病の特効薬は出来ていないのだ。そのため、完治の見込みはないらしい。 きみの病は【両性具有である】。そのせいか君の体には二つの細胞が存在する。 相反する細胞によって免疫力が健常者より低い。 その事を知っている人間はいない。きみはひたすらに隠してきた。 きみを産んだと同時に母親は死別、父親はそんなきみを恐れてか、3歳まで育ててから別の区域へと行ってしまったと聞いている。 共同住宅のために周りの親切さに助けられてきみはすくすくと育ってきた。 なのできみはこの都市の人間たちが大好きだ。 そしてきみはたびたび同じ悪夢を見る。 体を防ぐものを何も持たず、雨の中で大好きな住人達が茫然と立っている。 きみは大きな声を出して屋根の下に入って、とか雨具をと声を張り上げる。 しかし、その声は届くことなく住人達は雨に溶けていく。 どろどろと人体は地面の水たまりに混ざり、流れていく。 目玉が、鼻が、唇がきみを見つめる。 内臓の中身がすべて出てしまいそうな気持ち悪さを覚え、彼らが何かを呟いているがその声は雨音にかき消されてきみは何を聞くこともなく、冷や汗をかいては夢から醒める。 きみはこの夢の原因は毒の雨によるものだと判断するだろう。 そのため、きみは都市の人間を大事に思うあまり亡くす恐怖を覚えている。 故にきみは大事なものが無くなる前に見ないようにしたいと思っている。 ・CONを2d6で決定。その上で上記-1d3を行うこと。 ・POW18固定。 ・EDU12以下。 ・16歳固定。 ・きみは基本的に【マンション】に住んでおり、たまに【神社】へ住人達と行くことがある。 きみはこの街から離れたい。 大好きなみんなの事もあるが、自身の正体を知られたくない。 他人と違う自分は正体を知られてしまえばこの世界には受け入れてもらえないかもしれない。 そんなきみの行く宛てがこの物語を紡いでいくことで見つかりますように。 ▼【神社】について このG-12区域に存在する神社は『闇水早神社（くらみつはじんじゃ）』という。 神主や巫女などは存在しておらず、有志の人間によって手入れされている状態だ。 神殿には人魚のミイラが祀られているというがきみは見たことがない。 マンションの住人達ときみは月に1回、神社へと参拝に向かう。 その時にどうも、神様らしき声がするのだ。はっきりと言葉は聞き取れないが、頭の中に響くこの声は人間のものではないと思う。 神がいたもうものならば、どうしてきみにこのような人生を背負わせたのだろうか。 ＿＿＿＿ ▼PL事前開示情報 クトゥルフ神話TRPG　『永業回帰』 世界では毒の雨が降っている。 この街は雨に侵食され、水没してしまった。少なくなった人口に✕✕を信仰する住人達。 これは、そんな水没都市に住まうあなたたちの話。 ◆人数：2人固定 ◆時間：6時間～ ◆舞台：架空都市【G-12区域】 ◆秘匿：有 ◆発狂率：高 ◆ロスト率：生きてたらラッキー ▼公開ハンドアウト 【HO1 医者】 きみは街から離れられない。 水没した都市の医者はきみしかいない。 きみがここから居なくなるという事は住人達を見捨てるという事だ。 【HO2 患者】 きみは街から離れたい。 きみはこの世界でも特殊で厄介な病に罹患している。 定期的に治療しているが、この病が完治する事はないらしい。 ◆世界観 ・探索者達の住まう都市の名前は【G-12区域】。 昔はクラミツハ市と呼ばれていたらしい。現在は残っている区画整理のために識別番号で呼ばれている。 毒の雨が24時間365日絶え間なく降り続けている。常に地面に水深3~10センチほどの雨が溜まっている。 記録によるともう60年は降り続けていて、人口は日に日に減っていく。 ほとんどの人間は太陽を見たことが無い。 ・現在この都市の住人は約100人ほど。 隣の区域には同じくらいの人口がいるらしいが、雨に当たるのは危険なために余程のことが無い限り建物外、区域外に出る人は少ない。 ・毒を含んだ雨の成分はほぼ酸性のものである事は分かっている。 透明ではなく、青みがかった灰色に近い液体だ。ほとんどの有機物を溶かしてしまうため、現在の街は瓦や金属類の建造物のみが完全に溶け切らずに残っている状態。 人間がこの雨の蒸発した成分を長時間吸い込むと呼吸困難に陥り、数時間後に血行不良、痙攣、盲目、最悪の場合は心肺停止に陥る。 もし回復したとしても後遺症として体の奇形化が見られる。 また、雨に直に触れると治癒に1d3ヶ月かかる1d4のダメージを負う。 ・屋根や壁を作る事、食料問題に重きを置いているのでその他の文化については停滞気味。 高度文明はないためにスマホや携帯電話などの無線通信手段は無い。 電気は人力発電によって賄われている。運動不足解消のために自発的に行っている人が多い。 ・娯楽等は昔のマンガやVHS、DVDを繰り返し再生出来る程度。 アナログなもの以外は新しく発信されることは無い。 ・HO2の病気と同種に罹っている者はいない。そのため、特効薬の開発は遅れている。 ・雨を防ぎながら移動するためには厚手の手袋、合羽、もしくは防水カーテンが膝まである傘、そして安全靴必須である。 ・街に残っている施設は【20階建てマンション】が1棟と【神社】と【医療研究施設】、【謎の雑居ビル】と【廃校】のみである。 【マンション】の地下に蓄電施設がある。2階は郵便局、3階は簡易病院、4階が図書館、5階が映画館となっている。屋根は瓦だが、壁がコンクリートのために年々腐蝕が心配されている。 ・神社では『人魚のミイラ』が祀られている。これはこの町で古くから信仰されている神であり、水害をいつか治めてほしいと願いを込めて参拝する人間が多い。 ・外に出るためには安全靴を必須とするため、STR6以上を推奨する。 また、この街に住まう住人は皆一様に毒の雨による被害を受けているため、CONが初期値より-1d3される。 年中雨により日光浴によるビタミンDが合成されず、じめっとした人間が多い。 ・安全靴 ＜キック＞/1d6+1+db/1Rの攻撃回数：1/耐久：12/タッチ ＊ ◆公開NPC 【春鳥めじる（はるどり-めじる）】 HO1の管理する病院にて看護師”役”を務める12歳。明るく素直な性格で元気いっぱい。 人のお世話をすることが大好きで、お姉さんぶることもしばしあるがそれが住人達の花になっているようだ。長い金髪をツインテールにして桃色の瞳をしている。 かつての看護師が残した少し大きめの白衣を着て仕事をする。 主にしていることは患者の来歴管理、応急手当、メンタル面の相談役などだ。 【花振なくら（はなふり-なくら）】 このマンションの住人たちのまとめ役である。今でいうところの自治会長。 本人は暗い性格だが背が高く、整った顔立ちをしておりよく通る声や真面目な性格など多々人望を集めているため、住人たちたっての希望によりリーダーとなっている。本人は向いてないと思っているらしい。 毎日神社へ通ってお祈りをしている。 【中町祥子（なかまち-しょうこ）】 いつもニコニコと笑顔を絶やさないマンション住人。 子どもの相手が得意らしく、よく子どもが彼女の服の裾をつかんで離さないと言った場面がよくみられる。 感覚的な性格をしているため、大雑把な生活態度が見られるが、おおらかな性格で住人の信頼を買っている。 【古円居識（こまどい-しき）】 探索者たちの住まうマンション4階の図書館にて司書をしている。 記憶力が大変よく、膨大な蔵書量の図書館において彼女に探したい本を聞けばすぐに教えてくれるのだとか。 古風なしゃべり方でゆったりとしたものぐさな性格。よくだらけている姿が目撃される。 【古和利万由（こわり-まゆ）】 探索者たちの住まうマンション5階の映画館の管理人。 長い髪を一つにまとめた、おっとりとした性格。女と見間違う見た目をしているが10代後半の男。 映画館で1週間の上映スケジュールを出して毎日流している。 上映している映画はリクエストもあるが大半は彼の趣味らしい。 ＊ ＜世界観の共通事項＞ ・畜産/水産はない。生物を育てられる環境がないため。 肉や魚を食べることはできない。人工の、似せたものなら食べられる。 ・ペットの概念、野良は特にない。 マンション内であれば1匹ずつほど犬や猫を飼っている家はある。 ・傘は必ずカーテン付のもの、合羽はキャップ帽のようにツバがついているもの。 ・外から帰ってきたら必ずシャワーを浴びること ・スマホや携帯電話はない。 ・パソコンなどの電子機器は貴重であるため、医療研究施設にしかない。 ・インターネットは流通していない。 ・住人達の間に金銭の概念はない。物々交換が主流。 ＜追記：シナリオの導入について＞ このシナリオは開始時に、NPCの一人である中町祥子が死亡している。 中町祥子の死亡理由はあなたたちの街に降る雨である。発見したのは街人の一人。シナリオ開始日の前日早朝に外に出て雨を浴びたことにより、雨の成分で体が焼けただれたショック死だとHO1の検死の結果が告げていた。 彼女の葬式が開催される日の朝から、物語は始まる。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ