タグ： 先生って、悪い子。

キャラシ ────────────────────── 出雲　大國(いずも　はるくに) 34歳 一人称：私、俺 二人称：君、貴様、お前 三人称：〜くん、〜先生、呼び捨て 【性格・仕事】 冷酷で差別主義者で選民思想の持ち主。真面目で潔癖で堅物。他者に基本心を許しておらず内心では見下している。ただし外面はよく女性をエスコートするのに慣れているので内面は他人にバレていない。性格の悪さを自覚している。血の繋がった身内や口の堅い知り合いにしかその性格を出したことはない。几帳面でスケジュール管理や計画の立案などが得意。 仕事に関してはそのプライドの高さと能力の高さからか手技においてはピカイチ。以前は心臓外科医をしておりその天才的な手技は院内で評価が高かった。しかし結婚後、小児外科で忙しくしてる妻のことを慮り心臓外科より比較的自由のきく美容形成外科に転科。能力は変わらず認められている。ケアは手厚く距離感も踏み込みすぎないので患者にも職場の人間にも評判はいい。 大國は全くと言っていいほど他人を信用していないが……酷く寂しがり屋で自分を受け入れ愛してくれる誰かを心の底から欲している。しかし、寂しい自分を誰にも見せたくない。自分だけを求めてくれる誰かを見出すことはできず、満たされない。矛盾した感情を持て余している。 【家族】 勤めている大病院の院長の娘である妻がいる。妻は小児外科医。 初めて出会ったのはお見合い。院長が大國を気に入り、娘に勧めた。元々両者院内で有名人であり、顔見知ってから仲が深まり結婚することに。大國は婿入り。二人とも忙しく家でも職場でも顔を合わせることはないが、記念日にはできる限り時間をとって二人で過ごすようにしている。 実家は昔から続く老舗の創薬製薬会社。血筋を重んじており血縁外の人間を見下す家柄。父は家庭に関心がなく愛人を囲い、母はその父を心から愛して求めている。両親は対面上では父と母としての役割を果たすものの愛は注がれたことはなかった。裕福で満ち足りた生活だが両親の視線がこちらに向くことはない。元々の頭の良さと努力によって勉強面でトップを取り続け、なおかつ幼少期から習っていた音楽（ヴァイオリンとトランペット）でも個人のコンクールや部活動でも高い成績を出す。しかし両親からの愛はついぞ与えられることはなかった。家の嫡男としての矜恃は高く積み上がり外側だけなら立派な青年が。しかし愛情にだけは人一倍飢えた男が出来上がった。 【大國の本質】 愛されなかった幼少期。その中で訪れた転機は紹介された使用人の息子である3歳違いの家庭教師との出会いだった。少し女性的ながらも麗しい顔立ちをして穏やかな彼は大國に丁寧で親切、それでいて気さく。当初は頑なで冷淡に接していたものの、彼の優しさに触れ初めて人に心を許した。自分の寂しさを打ち明けると彼は酷く同情し大丈夫だと笑いかけてくれ、その結果大國は初めての恋をした。「先生が好きです。こんな家離れてあなたと一緒になりたい」と手を取って告白。しかし、彼は手を振り払い拒絶。その告白は父親へ報告され大國は折檻を受ける。さらに彼は家庭教師を辞め追いかけようとするも情報を全て遮断されてしまう。失った初恋はどうしようもない空虚さを大國に残した。 以降、大國は初恋の彼の面影を他者に求めるようになる。妻には服やメイクを彼に似た雰囲気になるように扇動。美容外科として彼と顔立ちの似た患者には彼と近い術後の顔を勧め彼の外見の人物を増やす。それだけでなく当時の彼の面影を求めるように援助交際にも手を出す始末。 彼に似た相手を抱き、快楽に満たされている時だけが大國を癒してくれる。その瞬間のためだけに自身の在り方とも倫理とも反することをずっと続けてしまう。 【援助交際相手】 初恋の相手の面影を求めて援助交際を行っている。顔立ちが似た相手ならば声をかけ、お金も惜しまず渡している。ただ、リスクを考え相手に本名含めプロフィールは喋らない。それどころか自分の姿を映らないようにしながら動画を取りなおかつ相手の身分証明書などの写真を撮影。相手から執着されたり脅された場合それを出して関係を切っている。 しかし、外面はよく気前もいいので基本的にそこまで関係が拗れることは少ない。 【HO2に対して】 仕事している際にHO2の柏木智己を偶然見かけ初めて認知した。その声は初恋の人を喚起させ驚愕。これまでは外見を追いかけてきたため、声が合致するという奇跡に心が舞い上がる。珍しく自分から強くアプローチして関係を持った。愛しい人に似た声が自分の名前を呼ぶ喜びに堪らなくハマっている。柏木のことはベッドの中で先生と呼んでいるがそれは初恋の人に重ねての行為である。 柏木との関係を深め、柏木の声で「愛してる」と言われたい。その瞬間、きっとこれまで生きてきた寂しい自分は何よりも満たされると確信しているから…… 【備考】 実家からは婿入りしたことで縁が切られており、従妹が継ぐ予定になっている。そのためよっぽどのことがない限り地元には近づかない。 【口調】 公的な場：「〜ですね」「〜かと思います」 私的な場：「〜だな」「〜だろう」 【名前】 出雲大國─出雲の大国主命 国生みの神が元。因幡の白兎を助け、初めて医療行為を行った神。医薬、病気平癒の神様。

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