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越智 叶多(おち かなた)。男。30歳。心療内科医。 性格も立ち居振る舞いもごく穏やかなように見えるが、気心知れた相手にはなかなか歯に衣着せぬ物言いをする。 患者には女性が多く、その中でも異性を苦手とする人も少なくないため、親しみやすく信用を損なわない外見特徴を調べるうちやや中性的な見た目に落ち着いた。最近はプライベートでのおしゃれも結構楽しい。 小学校を卒業後は関西の中高一貫男子校に入学、その後も京都の大学を出て現在の職に至る。別に言いふらすようなことではないと思い特に公言はしていないが、思春期を同性の多い環境で育った過程で同性愛者を自覚した。元カレが2人いる。 あらゆる生き物に対しできるだけ対等な立場で接することを心掛けてはいるものの、毛虫と蛾だけは一生嫌い。好きな食べ物は焼いた秋刀魚と味噌汁。 誕生日：12月20日 家族構成：両親、姉（享年19歳）、妹(8つ下) 僕/君、あなた 〇職業技能/精神科医で取得 医学、化学、心理学、精神分析、生物学、説得、薬学、ほかの言語 〇特徴表 1-4 オシャレ いつも身だしなみに気を使っている。APP+1。 6-6 急速な回復力 新陳代謝能力に優れている。耐久力を回復する際ロールの結果に+1。 〇ハンドアウトについて 両親もまた医学に精通した人物で、特に父親は臨床医学の第一人者と称賛されるほどに優秀な人物であった。 両親は自身の子供が優秀でないことを許さなかった。決して声を荒げ怒鳴りつけるようなことはしなかった。暴力も振るわなかった。 しかし制約は多すぎるほどに多かった。まだ幼少であった叶多よりも、年の離れた姉に対しての方がそれは顕著であった。 叶多が9歳のころ、第一志望の大学に落ち、その浪人中姉が自ら命を絶った。姉は優しい人だったが強くなかった。両親に気づかれないよう自分に宛てた遺書には「最後まであのひとたちから守ってあげられなくてごめんなさい。どうか××を守ってください。」と、自身と妹を案じる一文がのこされていた。 確かに、姉が亡くなってから自分に対する制約は多くなったように感じた。放課後に自分の時間は無くなった。進路は既に決められていた。これに関しては幼年から習慣としてあったために特段の負担には感じなかったが、課される勉強量も明らかに増えた。 優秀である人生しか知らない両親にとって、確かにこれは愛なのだと思った。愛しき我が子が生きていくうえで苦労しないために、今彼らができることをしているのだと幼いながらに理解した。しかし両親がそれ以外の愛の与え方を知っていたのなら、優しい姉は死ぬことは無かったのだろう。優秀ではない人生を選んだとて、幸せになれたのだろう。そう思うと、いくら愛を与えられているとしても、自分からその愛を返そうという気には到底なれなかった。 できることなら殺してしまいたい。その後どうするかとかは全然考えられないけど。 自分が中学進学を期に両親のもとを離れてかなり楽になれたので、妹に対しても経済的な援助は惜しまない。幸せになってね～～。 家族の国　2023/02/12.15.27 →生還　は？

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