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ララ　（15）　女 一人称：私 二人称：あなた 誕生日：2月22日 控えめ大人しめ、意見がないわけじゃないけど、聞かれなければ言わないタイプ。言わなくてもいいかなって思ってる。 おどおどしているけど、感情は割と顔に出る。なんかあの、バックがうるさい感じ。 幼少期からこの病のせいと性格のせいで友達は多くなかったため、自然と家の中で過ごすことが多かった。 おかげでピアノの腕はそこそこに上達し、お気に入りの曲は目を瞑ってでも弾ける。 特に好きなのはパッヘルベルのカノン。もう見なくても弾けるけど、がんばって譜読みしたこの譜面が好きで常に持ち歩いている。ピアノを弾いている間だけは自分のことが気にならない、誰にも見られていない、という気持ちになって落ち着くことができる。 自分で曲を作ることに挑戦したい気持ちもあるけど、なかなか踏ん切りがつかない。恥ずかしい。 咲く花は、ピンクの薔薇 花言葉/幸福 以下秘匿 わたしは本当に幸せだった。生まれてきた意味は、ちゃんとあった。アンに会えたこと、それだけで全部救われた。 ありがとう、アン。世界でいちばん、ずっと大好きな、わたしの友達。 HO2 『　花　』 症状：心臓に根をはり血管から花を咲かせている 美しい花 君の心臓には花の根が巣食っている。 血管を巡り、皮膚を突き破って花が咲いた。美しい君を飾る花。 隠し通していたが、ついには隠せないほどに育ってしまった。 性格 この美しい花は君にとって呪いのようで、コンプレックスだ。 この花の所為で人々に迫害されて、独りぼっち。たった一度だけ 「綺麗だ」と言われた思い出だけが、唯一の救いになっていた。 病気 重い病らしく、治療を受ける事が出来るのは18歳からであり、 君はそれまでの間このサナトリウムで過ごすことになるらしい。 備考 君は生きているものに対して、自分から触れることに 強い抵抗感がある。その理由は幼い頃の出来事によって 記憶は固く閉ざされているようだ。 APPに関わらず見た目は麗しい子供だ。 APPが低い場合、迫害等によって心が荒んでいるのだろう。 秘匿込み概要 幼少期からじわじわと、小さな体を侵食して花が生えた。皮膚を突き破る痛みに泣くララに対して、その花は皮肉なほどに美しく咲いていた。両親は、ララのことを思ってか、周りからの視線を気にしてかその花を隠すように伝えた。 初めの頃は隠せていたけど、だんだんとそれは隠せないくらいに広がって、時に自分の花やツタに絡まって転んだり、怪我をして服を汚してしまったり。それだけで済んだならよかったけれど、世界は当然、異質なものを受け付けない。同い年尾子ども達には忌み嫌われ、悪口を言われるだけにとどまらず、無理やり花を抜こうとされたこともあった。 そのせいで、ララは自分の花に触れられることが何よりもこわい。もちろん、生きているものに触れることも。 花が咲く痛みには慣れている。痛いけど、もう反応するのも本当は嫌だ。なかったことにしたい。 一度だけ言われた「綺麗だ」という言葉を救いに生きている。自分に咲く花は確かにきれいだ、それがたとえ自分から命や、人生を奪っていたとしても。自ら認めざるを得ないほどには綺麗で、それがすごく悲しい。 ただ、花は好きなのに。ただ美しい花をめでるだけだったらよかったのに。 自分じゃない他人から言われた客観的なその一言がなければ、自分に咲く花を綺麗だと認めることは出来なかったと思う。だって自分にとっては呪いのようなこの花も、悔しいけれど自分の一部だから、これを否定したら自分すら自分を否定することになってしまうもの。 18歳になれば治療が受けられると聞いた。もし、治療を受けて、この病が治る日が来たら、人目を気にせずに外で寝転がりたい。誰かにこの音を聞いてもらいたい。そして、音だけじゃなくて、自分を見てもらいたい。知ってもらいたい。

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