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私立椿原学園高等部の1年生。16歳。 世界的な製薬企業C&Mの名誉会長兼、三ツ橋家当主代行。 スウェーデン人の父アレクシスと日本人の母 葉子の長男。13歳の妹アリスがいる。 学内では父譲りの金髪と母譲りの容姿、"クラウン"の家名などにあやかって"王子"、親しい間柄からは愛称の"ニール"で呼ばれる C&M名誉会長職は三ツ橋家存続のために形として父から引き継いだので、 実務はほとんど優秀な社長以下に任せている。 が、カリスマ性と人を見る目はあるようで結果的に彼の選んだ人選で会社はうまく回っている。 祖業の関係で薬学に多少明るいが、彼自身は電子工学やコンピュータに興味がある。 ジャーナリストの御木本慎平とは、両親が亡くなった際、強硬に親権を獲得しようとする叔父への対抗カードとして 有用なスキャンダルを掴む助力を受けた。 ・じい 三ツ橋の家系図を辿ると、古くは伊賀忍者の傍流から薬師になったと見られる。 ニール本人に忍の素養自体はないが、代々三ツ橋の当主には"影"とよばれる守護者がつくことになっており ブラックスーツの老年のSPが片時も離れず陰から警護している。 今は"じい"とだけ呼ばれ本名は不明。 情報収集、ボディガード、障害の排除など盾であり矛。当主の手先となる存在でニールとは一心同体。 ・背景 かつて父と母はそれぞれ医療系大企業Crown Medical .incの跡取りと三ツ橋製薬の令嬢であった。 その結婚は当時独自性で注目を集めた三ツ橋の創薬プロセス技術を取り込みたいCrownと 海外展開力を拡大したい三ツ橋の、共同での新会社C&M設立に向けた関係強化のための政略結婚だったが 幸い夫婦仲は良くニールは人並みの愛情を注がれて育った。 12歳の誕生日までは。 クリスマスを目前に控えた冬の日、両親は国外出張先の航空機事故で命を落としてしまう。 その後の諸々の処遇を巡っては、クラウン本家の意向でC&M社のCrown社への完全吸収、親権の叔父への移動が提案されたが 三ツ橋家側、ニール本人としてもこれを拒否。 父アレクシスと異なり独裁的でC＆M社での三ツ橋側の権利、日本での暮らしを侵害しようとする 叔父をはじめとするクラウン本家に反発。若くしてC&M社会長兼、三ツ橋家当主代行となった。 父母の遺した会社や社員達に思い入れは十二分あるものの、最も大事なものは最愛の妹の生活で そのための金(C＆M社)と環境(日本の三ツ橋家)を維持することを優先する。

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