タグ： 花は落、標に烏。 黒瀬宅

桜庭 百々香(おにわ ももか) ♂ 28歳 183cm 「花は落、標に烏。」HO1 一人称/おれ 二人称/おまえ NPCの呼び方/ 春霖▶︎ハル　夕立▶︎ユウ　無月▶︎ツキ 好き/桜漬け、みたらし団子 嫌い/山菜 職業ベース/祓い屋 職業技能/聞き耳、目星、精神分析、オカルト、博物学、交渉技能から一つ(信用)、変装、回避 ✧ 八重歯がチャームポイントの親しみやすい店主。外見からして儚め/耽美系だと思われがちだが中身はガハハ系(？)、面倒見が良い兄貴肌タイプ。 人をあだ名で呼ぶのが好き、自分のことも下の名前やあだ名で呼ばせたがる。 この町のことが大好き。町に根付く文化や人々、妖怪達のことも好き。 妖怪という種族も人間という種族も好きで、どちらのことも尊重したい。 しかし人間には「現世」、妖怪には「幽世」というそれぞれの世界がある以上、その領域を越えて害をなすような存在(人間、妖怪問わず)は看過できないと考えている。 体調不良に関して問われると「歳は取りたくないもんだよなあ〜……？」と冗談交じりに躱す。当人は深刻な問題だとは思っていないし、そもそも自身のことで他者にあまり心配を掛けたくない。 自己犠牲精神が異様に強く、自分自身の優先度がとても低い。 両親が亡くなった(小学校高学年〜)後、祖父の家に引き取られる。 古書店の店主であった祖父に育てられた百々香は、あっという間に本の虫となった。 古書店を継いだのは祖父が亡くなってから(祓いの勉強をするのに丁度いい環境だし、祖父が大切にしていたお店がなくなってしまうことも防げるし……という理由)。 ✧ 過去 初恋は小学生の頃。相手は美しい女の妖怪だった。 どんな名前なのか、どんな声で喋るのか、どんな性格なのか。話しかける勇気を持ち合わせていなかった百々香は、彼女の外見しか知らなかった。 それでも、遠くから眺めるだけでも良かった。それだけで、少年にとっては幸せな恋だった。 いつもより少し遅い時間に帰宅したある日のこと。玄関を開けた瞬間、鉄臭さが鼻をついた。 香りの発生源であるリビングに急いで行ってみれば、百々香の父と母は床に転がっていた。 それらを見下ろす美しい妖怪。 少年が見間違う筈もない。"彼女"だった。 大好きな家族を、恋した相手に殺された。 その場から動けなかった。 百々香の身体が硬直した理由は、恐怖の他にもあった。 返り血に染まった彼女の姿が、どうしようもなく美しかったのだ。 縫い付けられたように動けない百々香に、彼女はそっと手を伸ばし、大きく口を開けて──。 それから先の記憶は不鮮明だ。 聞き馴染みのある声で名前を叫ばれたことだけ覚えている。あれは、友人である妖怪達の声。きっと彼らに助けられたのだろう。 この出来事をきっかけとして、百々香は「妖怪への対抗手段」を身に付ける必要性を感じ、祓いを覚えることになる。 ✧サンプルボイス 「『さくらば』、じゃなくて『おにわ』な。まあややこしいし、百々香でいいよ」 「おーおー、元気なこった。はしゃぐのは良いけど転ぶなよー？」 「あ？ ……この本か？ 詩集だよ。お前も読んでみるか？」 「『妖怪に対抗できるような力を持ってる』ってことが広まりゃあ、妖怪達も人間に手出ししにくくなるだろ？ だからおれは──いや、この店も丸ごとだな。もっと有名になってほしいんだ！ ……事が起こる前に阻止できるなら、それが一番いいんだ。おれは祓いたくねえんだよ、出来ることならさ」

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