タグ： 鰯と柊 HO2信者

夕陽 栗 ゆうひ りつ(22歳) 両親からのDVが原因で7歳の頃に孤児院へ拾われる。そこで信乃と出会う。 2つ上の信乃は孤児院での過ごし方を優しく教えてくれて本当の兄のようだった。 信乃と一緒ならなんだってできる、そう思ってずっと懐いて引っ付いて暮らしていた。 信乃と過ごす孤児院での生活が大好きでいずれ両親が戻ってくる事を怖がり信乃に縋り助けてもらった 当時は感謝の気持ちと信乃への憧れしか無くてどうして失踪したか分からないが、ただただ泣いて安心した 孤児院で暮らしている内はすごく仲が良くて2人で夜、孤児院を抜け出して海を見に行ったりもした。 しかし信乃が中学に入ったぐらいから度々乱暴に扱われるようになった。 元々両親からのDVから逃げるようにして孤児院へ来た栗の事を知っているのに暴力を振るってくる信乃が、怖くて分からなくなった でも暴力を奮ってくる時以外はいつもの優しい信乃で、だから嫌いにもなれなくて嫌われたくないと強く思っている。 少し信乃が暴力を奮ってきた辺りから信乃が突然「こういうのがセックスって言うんだ、やろうよ」って言われる。「女の人とやることでしょ?」って言うけどやめてくれなくて、反抗しきれなくて信乃と行為をした 最近、暴力を振るわれる頻度も、そういった行為を強いられる事もどんどん増えて来た。教祖の仕事に無理をしているのはわかっている。 信乃が絶対に教祖の仕事を手伝わせてくれないのはわかっているし、怒らせるとわかっているけど、どんどん顔色が悪くなっていく信乃が見ていられなくて気づいたら、人を殺す方法で信乃の負担を減らすようになっていた 本当は人を殺したりなんかしたくないのに、信乃のために、信乃のために、って言い聞かせて殺すようになっていた。 隠れてこんな形でしか負担減らせられない自分が嫌で、本当は信乃のに頼られたい、自分を必要として欲しい いつか、信乃が認めて、優しく抱きしめてくれる日を待っている。 でもいっぱい血に濡れた自分にそんな資格が無いとわかっている。 人を殺した帰り、自分の事を鏡で見て信乃につけられた傷を見て勝手に罰を受けたと喜んでいる自分がいる事も知っている。自分の事を淡々とそう理解しているから、早く、この事がバレて信乃にこっぴどく嫌われて殺されてしまうのがお似合いだと思っている 優しく抱きしめて欲しいと今でも夢に見ている自分がいる中で全てがバレて嫌われてしまえば、いっそ殺して貰えるなら全部楽になれるのかななんて、 認めて欲しくて始めた事が1番怒らせる事だとも知りながらやめれないし、優しくして欲しいと願いながらいっそ殺して欲しいなんて思っている自分がいちばん怖い 鏡を見る度に自分が1番恐ろしく見える 自分の事が1番分からなくなってしまった

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