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日南　航惺（ひなみ　こうせい） 00CCCC 穏やかな性格。怒ることは滅多になく、よく困ったように笑っている。誰とでも仲良くなれるが、どこか一線を引いている節がある。実は寂しがり屋。 売れない画家である。生まれた街から出たことがなく、アトリエで暮らしながらいつも絵を描いている。描くものは綺麗だと思ったもの。よく風景画を描くことが多い。集中すると他のことを忘れるため、空腹で倒れるまで描くようなこともしばしば。 職業技能は2015の芸術家(基本)から、職業技能ポイントはEDU×10+POW×10を採用、特記として専門とする分野の芸術技能に+10、選択は写真術、生物学の代わりに人類学、少しだけ天文学。 趣味技能は、他人を避けがちなところがあるため回避、自分のことは自分でしてきたため応急手当、人の噂に敏感なため聞き耳、資料探しのための図書館。 ｼﾅﾘｵ:藍と深海のマリンスノウ(HO2) ↓秘匿バレあり 幼い頃から絵を描く事が好きだった。生きがいで、全てだった。努力を惜しむ事はなく、当然のように画家を目指していた。けれど、どれだけ努力をした所で報われる事はなかった。周りからは「夢を諦めるべきだ」と散々言われてきた。 いつからかそのとおりだと思うようになった。けれど、今更すべてを捧げてきた夢を捨てられるほど諦めが良くはない。だんだんと他人との関わりを最低限に保つようになったのも、そう言われることが増えてからだった。 親族には諦めの悪さに呆れられたためか、祖父が亡くなってからは縁を切られている。それでも自分を気にかけてくれる従兄弟のノアやアルト、幼なじみの涼音に対しては申し訳ないと思う反面嬉しく思っている。 ノアとアルトは双子の姉弟であり、活発なノアの話を聞くのも器用なアルトのピアノを聴くのも好き。自分もあまり活発なタイプではないため、聞く専門に回ることが多い。両親との間に挟まれて嫌な思いをしないように、絵に関する話は意図的に避けるようにしている。 幼なじみである涼音は、気が強いが面倒見が良く、どこか抜けてがちな自分に昔からよく世話を焼いてくれていた。画家になることは反対してるようだが、心配して言ってくれていることはわかるため、申し訳なさを覚えている。けれど、どうしてもこれだけは譲れないため、いつも困ったように笑って謝っている。 食生活は疎かになりがちなため、たまに持ってきてくれる手料理が有難い。学生時代も親族に縁を切られてたのならお弁当わけてくれたりしてそう(妄想)。食にこだわりはないが、涼音の作る料理は特別に好き。学生時代、ひっそり片想いをしていた時期がある。初恋。 ある日、病を患った。原因不明の病で担当医である真咲先生からは余命半年と宣告されている。絵を持つ筆は震え、次第に筋力は落ち、筆を持つことも難しくなるという。誰かに迷惑はかけたくないが、最期は大好きな絵を描くこともできずに一人で死ぬのだろうと考えると寂しいと心の内では思っている。 病に関しては、心配や面倒をかけることを避けるため、両親にすら伝えておらず知っているのは真咲先生だけである。両親にはこれ以上迷惑に思われたくないため、従兄弟には悲しい顔をしてほしくないため、できることなら告げるつもりはない。けれど、いつも心配してくれている幼なじみにだけは言うかどうかを迷っている。 祖父は全国に名を馳せるほど有名な画家で、憧れだった。けれど、小学生の頃、突然行方不明になった。街でははみ出し者であった彼がいなくなった事を気にするものはおらず、特に話題に上がることはないが、今も祖父のアトリエで暮らしながら密かに探し続けている。 優しい祖父から生み出される絵が大好きだった。祖父は海の絵しか描かなかった。生粋のおじいちゃんっ子だったため、祖父の影響から同じように海の絵を描く事が多かった。祖父は生前よく「人はいつか海に還る、そしてあの美しい海に自分もまた魅入られているのだ」とこぼしていたのを覚えている。 言葉の真意はわからないままだが、自分が死んだあとも海に還るのであれば、今まで絵描いてきた海の一部になるのだと思えば、存外寂しくもない気がした。そう思いたいだけかもしれないが。 最近、同じ夢を見る。夢の中の人影は海の上で美しい歌を歌い、海へと吸い込まれ泡のように消えてしまうというものだ。他人とは最低限しか接さないようにしてきたが、何故かその人物には惹かれるものがある。 名字の由来は不老長寿のパワーストーンであるサンストーンイメージ、名前はシンプルに夏イメージ。 航は船で水を渡る以外にも空中を飛び回る意味があり、世界へと羽ばたける人物になるように。惺は澄みきった心、清い心を表し、物静かで聡明な心を持った人になることを願って。前者は皮肉な結果になったが、後者はその通りになってる。と思う。おじいちゃんがつけてくれたものだったらいいな。 技能に関して、その他ポイントは祖父から学んだ知識として博物学。海を描くための技術だったり、海そのものに対する知識だったり、単純に生活の知恵だったり。職業技能の人類学も似たような理由でから。写真術は資料集めのため、天文学は名前の由来にあるため少しだけ。努力家なぶん知識は広そうなイメージ。

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