タグ： ぞべタン ぞべ秘匿

◇ミュエ ｜muet(仏)あるいはmuer(仏) 　muet：①口のきけない②無言の／muer：①声変わりする②(動物の羽毛などが)生え替わる、脱皮する #AB1212 一人称：ミュエ(書面：わたし) すぐになくなってしまうものがすき。 わたしのつくるおかしをたべてしょうかして、体からでていく。そうしてほしいから。 午前中の陽光のようにあたたかく笑う少女。 つとめて明るく、前向きに、誰にでも親切に。木に登るお茶目さはちょっとしたスパイス。 お砂糖とバターの香りに紛れて遠くでほんのりインクの匂いがする。 おしゃべりはすき。今考えていることを忘れてしまうのなら、いますぐにでも口に出してしまう方がいい。 あぶくのように言葉が出ていくのと忘れていくのが同じだとしてもかまわない。 それでも、ミュエはすべてを口に出す訳では無い。誰にも言えやしない気持ちをひとつふたつ心に溜めて、それを宛名のない手紙として書き留めておくのがいつしか彼女のなかの心の整理の方法だった。 《アヴリル》にやってくるまではほんとうに誰に宛てるでもない手紙ばかりがたくさん手元にあった。 トランクケースいっぱいに詰めた手紙は一枚書いたら一枚捨てる。そうしないともう入りきらないから。 年齢よりもいくらか幼く感じるような言動をしている。(APPが低い原因) それは天真爛漫で自身の病気を気にもとめずに生を謳歌している少女であろうと振る舞っているから。 18になれば治療を受けられると言われても、この17年間で覚えていられたことのほうが少ないミュエにとってはこれが精一杯の防衛機構である。 そのため、手紙の書き口は年相応あるいは少し大人びていて、会話口調とやや差がある。 ✦HO花と会ってどう感じるかにもよるが、アヴリルにきてからは明確にHO花宛の手紙として書いている。 変わらず宛名はないが、読めばわかるほどにはHO花あての手紙である。 18になるまでの僅かな間の出会いに浮かれているだけだとわかっている。同じように病を抱えているから親近感を覚えているだけだとわかっている。この感情もいまに忘れるから、手紙に認めることだけは許してほしい。 ＝＝＝＝＝＝ 〔技能〕 ■職業技能 ￤料理人ベース 化学、製作(製菓)、生物学、博物学、目星、歴史、隠す、精神分析 隠す：作り置きを隠しておく 精神分析：なにかしらのｾﾗﾋﾟｰ的意図でお菓子を作っている・作らされていた　きっかけはおぼえてはいない ■趣味技能 母国語、図書館、登攀、跳躍 ・宛名のない手紙を書く癖がある ・木登りがすき ＝＝＝＝＝＝ HO1 『　記　』 症状：想い出と呼称される記憶を蝕まれている -記憶喪失- 君は記憶喪失だ。生活に支障はないが、想い出と呼べるほとんどの記憶を失っている。家族も友人も、過去も覚えていない。 -性格- 記憶を失っていても悲観的ではない。記憶がないからこそ世界がこんなにも輝いている、と幸せな日々。感受性豊かで、美しいものを美しいと思える太陽のような子供だ。 -病気- 重い病らしく、治療を受ける事が出来るのは18歳からであり、君はそれまでの間このサナトリウムで過ごすことになるらしい。 -備考- 君はほとんど失われた想い出のなかでぼんやりと覚えている記憶がある。フラッシュバックするようにたまに思い出せる程度で、全貌はわからない。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ