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或瀬 帆吏　19歳　男 -素の或瀬- 黒髪黒目の優等生。学校では成績も悪くはなく、運動神経も良いためそこそこにモテていた。それを鼻にかけることも無いため男女関わらず密かに人気を集めていたらしい。しかし人とコミュニケーションを取るのがあまり得意では無いため、会話での返答が少しドライになりがちなのが悩み。周りにはクールな性格なのだと思われており、それもまた人気の理由に繋がっている。 -厨二病の理由- 中学3年生になるまでは至って普通の学生だった。しかし3年生に上がる少し前、両親を亡くす。通り魔事件だった。無差別殺人により最愛の家族を同時に失った帆吏が、その事実を受け入れられるはずもなく。どうにか現実逃避をしようとした結果だった。当時好きだったアニメに出てくる厨二病のキャラクター。そのキャラクターは自称ではあるものの、両親を悪の組織に葬られたそうだ。自分の境遇になんだか似ている。そうか、このキャラクターみたいに演じればいいのか。そうして真面目な優等生だった自分を捨てて、赤のカラコンを入れ、左手に包帯を巻き、眼帯をつけて。如何にもなキャラクターを演じるようになった。学校では最初はもちろん騒然とした。しかし両親を失ったというニュースに、誰もが帆吏のその姿に深く触れることは出来なかった。それは憐れみからか、それとも…。 同居している幼馴染の前では時々素が出てしまうが、それだけ安心しきっているということだろう。 -趣味- ・厨二病っぽい言葉、ポーズを考えること ・幼馴染の舞台を見に行くこと ・演劇部までこっそり幼馴染の演技を覗きにいくこと どちらとも本人に言ったことはない。実は演劇部で舞台の練習をしている幼馴染を撮影し、自分以外には非公開で動画サイトにあげている。再生リスト作成済み。帆吏はバレていないと思っているが、動画サイトの自分の動画から確認が出来るので実はバレている。 -幼馴染- 言葉にはあまりしないが、実は幼馴染が大好き。現実逃避とはいえこんなにも変わってしまった自分に、それをやめろと言う訳でもなくそばに居てくれたことに感謝している。幼馴染の幸せを願っており、彼の幸せこそ自分の幸せだと思っている。 -自室- 黒で統一されている。ミニマリストなので物は少なく、必要最低限。気に入っている家具はクローゼットとベッド。幼馴染から貰った物などは棚に大切に飾られている。

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