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HO1 → 本家、本妻の子 HO2 → 愛人の子 ジャパニーズマフィアのボスの不倫相手の子。 4歳の頃に本家で共に住み始める。 母であるローズは美しく、賢い人だった。 イギリス人と日本人のハーフで、イギリス人の血が見た目に濃く現れている。幼い頃から両親と上手くいかず苦労したらしいが、持ち前の容姿と知性で上手く生きる術を身につけていったらしい。 そのため幼い頃から自分もみのふるまい、自分の使い方、については母から教わっている。 母は昔はスパイをしていたらしいが、日本に来た際に父の胆力と豪快さに惚れ、不倫という形ではあるが父と結ばれ、自分が生まれた。念には念をと、自分を産みDNA鑑定をした上で父に「あなたの子」と突きつけ、認めざるを得ない状況にした。 母曰く、「各国で色んな男を見てきたが、父ほどかっこいい男はいない」とのこと。本気で父親を愛していたのは見て取れた。そのため本妻の子であるダリアが弱いのが気に食わず、「あの人の子どもなのに…」とよく言っていた。父が病に伏せてからはそれが顕著で、後継者争いに乗じてダリアを殺そうと手引きするなど。 母が自分を愛しているように、自分も母のことは愛していた。しかし母の愛は自分に向けられているようで、自分の向こうの父に対して向けられているのが段々とわかった。 「男に産まれたら良かったのに」 何度も言われ、男装を強要される。生まれた子供が男だったら、本妻と同じ立場に立てたはずなのに。生まれた自分はいくら能力があっても所詮、女だった。 ダリアについて。 初めは母の言う通り、父の子なのになんでこんなに弱々しいんだろうと思っていたが、本妻は自分の母と違い、自分まで愛してくれようとした。本妻は自分とダリアが兄弟として仲良くして欲しいと、家のしがらみに囚われず幸せになって欲しいと心から願っていた。大人の思考や悪意に幼い頃から触れすぎたせいで、そんな本妻は ある日、してもらったばかりだった為、本妻に「なにかして欲しい事はあるか、自分に出来ることは無いか」と聞く。初めは「特にない」と答えられてしまうが、粘ると困ったように、「もし何かあったら、あの子を守って欲しい」と言われ、ダリアを守ることを約束する。 そこからダリアを弟として接するようになり、本妻の約束の通り守る対象として、大切なものと認識するようになった。 初めは約束だからだったが関わっていくうちに見え方が変わり、ダリアの弱々しさは優しさであり、謙虚さであることに気づき、約束関係なく自分にない部分を持つダリアに惹かれていった。 15歳の頃、家の中で後継者争いの抗争が起こる。 その中で母が「あの女と共に殺しておけば…」と言っていたのを聞いてしまい、母が本妻を殺したのを理解してしまう。詳しく聞けば、少しづつ毒をまぜ殺したとの事。それどころからこの抗争でダリアを殺した後、自分を手術で男にしてダリアとして後継者に据えようとしていることまで知ってしまう。 母が完全に自分を父の代わりにしようとしている事に嫌悪が湧き、またあの優しい人を、あの優しい人の子供まで殺めようとする母を母と思えず、衝動的に殺してしまう。 母は最後「なんで…どうして…」と零していたが、それをみてももう情は湧かなかった。 ダリアを探し家の中を回っていると、騒がしい中父の部屋が静かなのを不審に思い、そっと扉を開け様子を伺う。 ダリアは父にナイフを突き立てているが、手が震えておりしばらく経っても殺す様子がなかった。そのため「できないなら、代わるよ」と声をかけ近づく。代わると言えば素直に頷くとしか思っていなかったため、首を振り、息が上がっているのか途切れ途切れではあるが自分で殺すという意思をハッキリ表したことに驚き、添えた手を離し見守る。 殺した後、とりあえずこの場から離れようと家に火をつけ逃げる。 後に知ったが、この事件は家内の揉め事ということで処理されているようだ。 殺し屋になると宣言したのは自分。 あの家から逃げしがらみが無くなったとはいえ、元スパイの母と自分には戸籍がなく、こうやって生きるしかないと自覚している。 そのため母の頃からツテがあった情報屋に頼み、殺しの仕事を請け負う。 これをダリアに伝え、手伝っちゃだめかと問われた時酷く悩んだ。 ダリアは優しく、あの母に似て純粋。そのためこんな仕事をして手を汚さず普通に生きて欲しかったが、ダリアが自分の気持ちを出したのは父を殺した時以来のため、これを尊重したいと思い受け入れた。 しかし殺しなど直接的なことに一切手は出さないことを約束させた。 そしてダリアからの提案で、遺書を書かせるということになった。 自分は遺書に対して大して思い入れは無いが、ダリアが言うのであればという感じ。 性格は大人びている。 母に教わり、子どもながらに色々なことを知りすぎてしまったため、子どもらしさというのには欠けてしまっている。感情を理性で押し込むようになった。 なめられないように仕事中は母から教わった男装をしている。 年齢相応に、もし自分がこんな生まれじゃなくて普通に学生だったらと考えることもあるが、自分とは完全に別の世界と思っている。しかし自分と違いダリアはまだ戻れる、戻るべきだと思うが、ダリアの意思を尊重したいためずっと葛藤している。 家事や身の回りの事は一通りできるが、必要と思はない限りしない。 食事も空腹を満たせればよく、必要な栄養はサプリなどで補えばいいと思ってる。よって毎食カップラーメン+サプリとか余裕でする。 ダリアが作ってくれるようになってくれたら、作ってくれるものは食べる。

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