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重度の肺がんを患っている為、常に痛み止めと抗がん剤を持ち歩いている。走るのは苦手だが死ぬほどの激痛を我慢すればできなくはない。 時折心肺が止まることもあるが数分もすれば意識は元に戻るだろう。 頭を落とされても、心臓や脳をミンチにされ肉片が辺りに飛散したとしても、まるで引き寄せられるように動き時間をかけて元に戻ってしまう。 そんな彼が死ぬには跡形もなくこの世から消えてなくなるか、神からの祝福が失われた時、もしくは祝福よりも壮大な呪い、祝福の上乗せを受けた時だろう。 「呪いとは、人の願いだ。恨み、妬み、それだけじゃない。自分でもいい、他人でもいい、ただ幸せを願うこと、それこそが特別な呪いとなるんだ。」 「君達は神様にお願いしたことはあるかい？...あれはやめておいたほうがいいよ」 殺さずとも、無力化するという意味を込めて彼に対して行動するのであれば、文字通り彼をミンチにし、脳が形成できない程小さい箱の中に肉片を分けて入れるぐらいのものだろう。それでも肉片のまま無意識の中でなにかを起こす可能性は捨てきれないかもしれない。 【イブ=ツトゥルの加護】マレウス・モンストロルム p.142　 齢25歳の時、彼は命の危機に扮していた。肺がんが進行して余命もわずかというところだったのだ。 それでも彼はどうにか生きる術を手に入れようと必死だった。多くのことを学び様々なことを試みた。その時にイブ=ツトゥルの招来を行い彼は願った。 「私はまだ若い、やりたいことが沢山あるのだ。どうか死なない身体にしてほしい。」 結果、歪な形で彼の願いはかなえられた。相手は邪神である、全知全能の神ではない。イブ=ツトゥルから祝福された彼の体は肉体変化による形状記憶を全身に施され、死ぬほどに苦しい重度の肺がんを患ったまま永遠の命を手に入れてしまったのだ。 細胞、肉体はそのまま永遠に保ち続ける。物を食わずとも、睡眠を取らずとも、彼がイブ=ツトゥルに出会ったあの時のままの姿で生き続けることになってしまった。彼はそれから何百年も探し続けている、死ぬよりも辛いこの祝福(呪縛)を解くことができる程の強大な呪いを。 彼はイブ=ツトゥルを招来、退散させることができる。招来させればイブ=ツトゥルの一部が顕現し人を覆える程の掌で味方に触れて加護を得ることができ、一時的ではあるが味方の体を少しずつ元の状態に復元させることが可能となる。 「条件：呪詛技能Ⅰの成功　MP5、SAN値1d5の消費(この時発狂ロールは行わない)　恩恵：味方全員がラウンド毎にHP2を回復する。」 ① 呪詛技能Ⅰ：説得70%　MP2、SAN値1d5の消費(この時発狂ロールは行わない)　 イブ=ツトゥルを招来させ味方に祝福をしてもらえるようお願いする。失敗すればそもそも招来に応じない。ファンブルで予期せぬ結果が待っている可能性がある。(味方全員に対するデバフ等) 成功後はそのラウンドから下記攻撃のいずれかが可能(1d6でランダムに決定する) １：指で掃う(指先による純粋な打撃)1d8 ２：正気度を喪失させる（次R行動時まで発狂ロールを行う) ３：四肢の一部が痙攣し、思うように動かせなくなる(次R行動時までDEX-2) ４：身体の一部が変形、もしくは移動しバランスが保てなくなる。(次R行動時まで全技能の低下-10) ５：顔が渦巻き状に変形し上手く息が吸えなくなり視覚、聴覚を奪う(次R行動時まで窒息ロール) ６：肉体変化により相手の身体が修復される(HP+2　次行動時まで全技能+10) ② 呪詛技能Ⅱ90%　イブ=ツトゥルによるナイトゴーントの大量召喚/従属　条件:呪詛技能Ⅱの成功、HP5、MP5、SAN値1d10の消費」 敵とみなした相手を数で攻撃する。爪による全体攻撃2d6（装甲値に関わらず、命中で1は固定で入る）＋攻撃が通った次R行動時まで相手の全技能を1/2にする。 （かなりデバフが強いので攻撃のダメージ値は低めにしています） No.3-5神格 貴方の呪詛は、神格と呼ばれる巨大な何者かより分けられたものだ。 最大HPと最大MPをそれぞれ+5する。またHPとMPが1時間に+1点ずつ自然回復する。 No.6-5回転性 貴方の呪詛は、未だ解明されない異界の性質を持つ。 判定でファンブルを出した場合にも〈呪詛技能Ⅱ〉の使用回数が+1ずつ加算される。 また1シナリオに1回まで、貴方以外のファンブルをクリティカルにすることができる。 イブ=ツトゥルとの関係性 招来すれば応えてくれる。しかし一言も言葉を発することはなく此方に興味を示す素振りもなく言う事は聞いてくれる。 友好的なのか険悪なのか一切わからない。きっと気まぐれなのだろう。

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