タグ： 021342

シナリオを挟むこと五話目にして、ついにUGN堕ちしたイヴ。ひょうひょうとしたマスクは剥がれ、残ったのは年相応の少女の素顔だった。輪廻の獣とウロボロスを失い、ゼノスにもいるあてがなくなったイヴは周囲の善意によりUGNに引き取られることになる。そこではもう素顔を偽る必要のない、楽しげであわただしい毎日が待っていることだろう。 復讐の理由の一つであった妹とは、思わぬ形で再会を果たした。もう二人が離れ離れになることもないだろう。以降二人は定期的に親交を交わしながら、残った妹たちを探したりするのではないか。彼女らもまた思わぬ形でこの先出てくることがあるかもしれない。 復讐の対象であったプランナーに対しては、未だ複雑な感情のままである。復讐は失敗した、もう事実上この手が届くことはけしてないだろう。感情面においても、自分を捨てたことは憎い。自分が受けた境遇を思い起こせば、憎悪の感情はぬぐい切れない。それでも、それだけではない感情も芽生えていた。それは原始的にしてある意味複雑な想い。生まれながらにして縛られた血の鎖を、彼女はまだほどききれていはいないが、それでもいつか何かの答えに辿り着く時は来るのではないか。孤独だった彼女の人生はこれからいろいろな人に囲まれて始まっていくのだから。 イヴは自分の復讐にはなるべく他の人を巻き込まないようにということを信条としていた。計画に他人の人生を巻き込むのは、自分が受けたやり方と同じだからだ。なので今回の作戦も最初はこのような結果になるはずではなかった。イヴがウロボロスのジャームを狩っていたのは当初プランナーの命であり、途中から侵蝕を受けていったイヴがそれを利用することを思いついたのである。衝動侵蝕を受けてもかろうじてポリシーを守っていたわけであったが、本編のとおり、色々とやらかしてしまった彼女は現在、深い自己嫌悪と後悔の中にいる。なかなか最初はいつものように軽口を叩いたりは出来ないだろう。つまり、現在の彼女は本当にかなり相当なかなかに普通の十代女子である。オイ！　落とすなら今だぞ！(？)　とは言うが、現状異性には全く興味がないどころか、トラウマ絡みの記憶もあり難易度はそこそこあると思われる。が、それでも挑戦したいというなら、私はいつでも待っているぞ！！ それにしてもこの子、レスバ弱すぎ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ