タグ： うみかれ

　一人称「俺」。アイドル。努力家。 誕生日：５月26日 好きな食べ物：チーズケーキ 今人気の４人アイドルグループ「ALTEZZA（アルテッツァ）」（車から名前とってきました！ｗ）の１人。家族は母親しかいない。母は病弱であり貧乏だった。そのせいなのか、小さいころに父親に逃げられたらしい。（離婚した。）父親の記憶はない。 　学校では貧乏だったため、からかわれたりいやがらせを受けたり散々だった。お金がほしい。母親のためにも、生きるためにも。そう思っていたころ、芸能界に興味はないか？と王手事務所の社長（アイドルとか俳優とかモデルとか育ててるとこ）からスカウトを受ける。事務所に入るためのお金は仕事で稼いでからでいいからと言われたため、即決で芸能界に入る。（15歳ごろ）（お金欲しい！）母親は応援してくれた。 　芸能界は楽だった。何故か分からないが仕事をいっぱいもらえた。芸能界なんて全く知らなかったためそういうものなのかと思っていた。気づいたら子役（俳優？）として「美少年」とレッテルを貼られていた。18歳ごろに芸能界という世界がいかにドロドロであるかを知った。その時に知ったが、どうやら事務所の社長に「顔がいい」と気にいられていたため仕事が簡単にもらえていたらしい。「コネで入っただけだろ」とか「全然演技上手くない」とか「ただ顔がいいだけ」などの愚痴を頻繁に聞くようになった。社長にも利用されていることはなんとなく勘づいていたが、道具でもなんでも利用されてやろうと思っていた。（特別扱いをする社長のことは嫌いだが、一応感謝はしている。）こんな芸能界が嫌いだったが、母親のために頑張ろうと思い、全てのことに対して努力してきた。しかし、才能という壁にぶち当たり成長はしていったが、飛びぬけてうまいほどではなかった。 　20歳のころに社長からアイドルを進められる。そして、社長に集められた4人でアイドル「ALTEZZA（アルテッツァ）」を結成。自分以外のメンバーはイケメンだし歌もダンスも上手かった。本当に憧れの存在だった。21歳ごろととてつもないスピードでデビューし、「ALTEZZA」は若者から大注目を浴びていた。 　アイドルとして活動をしていたが、同時に俳優としての活動も行っていた。しかし、そのころ丁度母親の体調が悪化し病院にも通わないといけなかったため、お見舞いと俳優業でメンバーと一緒に練習する時間が減っていったためかなり不安だったが、メンバーには「大丈夫」と言ってもらったため、合わせる時間は少なかったけれども、ついていけるようになるまで練習は欠かさず行っていた。メンバーと一緒に歌ってると楽しくて、心のそこから信用をしていた。 　SNSでは信者もアンチもいた。信者は「顔がほんとにかっこいい」など、アンチは「顔だけじゃん。アイツ」と両者顔についてしか言及されていなかった。SNSを見ていると誰も顔以外のところを見てくれていないことに気が付き辛く感じていた。誰も本気で自分のことを見てくれないのだと苦しかった。（本当は成長してる！などのつぶやきもあったと思いますが、埋もれていて見えていなかったのだと思います；；） 　現在「ALTEZZA」はテレビを見ている人なら大体名前は知っているという認知度になった。そして、一か月前、母親が息を引き取った。病んだ。活動が支障が出るといけないからと、一週間ほどお休みをもらった。お休み中に一度事務所に顔を出した。その時に、偶然メンバーが「足引っ張ってるやつがいなくなってせいせいするよ」「やっぱアイツ顔だけだよなｗ」と話しているところを聞いてしまった。「大丈夫」だと言ってくれたのに、メンバーにもそのように思われていたと知り、SNSで言われた時よりも本当に辛かった。信じていた仲間に裏切られることがなによりも辛かった。 　唯一の味方だった母親も他界し、信頼していたメンバーにも裏切られ、もうここには居場所がないのだと絶望した。なぜこうも神様は「顔だけ」良いものを与えておいて、幸せを奪っていくのかわからなかった。早く母さんのもとに行きたい、それだけを考えてしまうようになり、何度も自殺を試みた。

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