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一人称:おれ 二人称:てめー 粗暴な言動と気怠げな雰囲気が印象的な女性。顔立ちには癖があるものの、造形としては整っており、凹凸の激しい引き締まった体つき（体付きAPP18）をしている。 その巨大な体躯にも目がいくかもしれない。 また、自身の格好には無頓着であり、乳が出てようが裸を見られようがどうでもいい。全裸でないのはなにかと不便な面があるからでしかない。 口癖は「めんどくせー」 何万年にも及ぶ生により蓄えられた知識によって必要な記憶を引き出すことができない（箪笥の引き出しが多すぎてどこに何をしまったのかがわからない）状態。昨日の記憶すら怪しく、忘れっぽい。すぐ忘れる。 実際には忘れたわけではなく脳の奥深くに埋まっているだけなため、ある日唐突に思い出したり出さなかったりするが、本人には関係ない。思い出せないものは忘れたと同義なのだ。 ◆記憶について 自分自身のことも地球のことも何ひとつ覚えてはいない。自分がどうして荒廃した地球を歩いているのかもわからない。ただ、おそらく昨日の自分も地球を歩いていたし、一昨日の自分だって、そのずっとずっと前の自分だってただ当てもなく歩いていた。始めた理由がわからないのだから今更やめる理由もない。そんなことで歩き続けている。 ただ漠然と「今日が最高の日になればいい」と思いながら。どうしてそう思うのかも、過去の自分が何をもって「最高の日」といっていたのかも忘れてしまったけれども。もしかしたら自分すら気づかないうちに「最高の日」に出会っているのかもしれないし、いないのかもしれない。 ◆日課 無気力で惰性的な日々の中、変化を期待できない無限の時間。 荒廃した建物や植物らと自分はなにが違うのか。生物らしく「生きる」ということだけは大切だと考えている。 彼女にとっての「生きる」とは、心があるということであり、楽しかったこと、苛立ったこと、なんでもいい。とにかく心が動いたことをノートに書き留めている。それもすぐに忘れてしまうけれど、ノートを見返せば自分が「ちゃんと生きている」ことがわかる。つまりノートは彼女自身の「心」でもある。 また、ノートには昨日の自分が残した明日の自分へのメッセージも残っているため、引き継ぎはできている。 失う記憶のラインは曖昧ではあるが、地球を歩く、日記を書くなどの日課は体に染み付いているため忘れることはない。 なお、寝るという動作によって記憶の引き出しの入れ替えが行われるため、寝なければ記憶を持ち越すことができるが、寝ることは好きなので寝ないという選択肢はない。 （常に退屈だが、眠ることによって時間の経過一瞬に感じられるため、睡眠は好き） なお、現在のノートは皮や植物の葉などを用いて昔持っていたノートに見立て、見様見真似で作っている『ノートみたいなもの』であり、今まで記してきた記録はゴーツウッド周辺に貯めている。 数万年にも及ぶ時間が彼女を無気力な人間へと変えてしまったが、おそらく探究心に満ち満ちた女性であったはず。たまに開いた引き出しによってはその片鱗をのぞかせるかもしれないし、彼女の根本的な性格がシナリオ中に現れるかもしれない。 ◆サンプルボイス 「おれの名前ェ？あー……なんだったか。忘れちまったなァ……」 「このノートはおれの心だ。おれァ忘れっぽいからなァ、なんでもいい。とにかく心が動いたことを書き留めておくのサ。ここに書かれたのを見るとおれァまだ生きているんだと実感できる」 「めんっ、どく、せェーー……」 「人間が滅んだ理由も地球がこうなった理由も全部忘れちまったなァ……気にしてたのは最初の数百年だけだった気がするがァ……どうだったか」 「今日が最高の日になればいい……なんてな。昨日のことすら忘れちまったが……ずっと、同じことを願ってる気がすんなァ……」

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