タグ： 鰻卓

ステータス上のAPP:15とは、なにも彼が二目と見られない醜男であることを指すわけではない。痩せぎすで、甲高い声の早口で、ゴシックロリータやセーラー服を着た、顔に異様な様相の仮面を被った男性を見れば、誰しもが一旦は心を閉ざす——或いは好奇心からカメラを向ける——というものである。 忘礼九人(わすれ・きゅうじん)は、いわゆる怪談作家・蒐集家・研究家である。複数の著作と幾ばくかのTV出演、YouTubeなどでの活動があり、奇矯な外見と合わせ、オカルト・怪談の界隈で顔と名は知られている。腰を据えて長く話せば、彼の彼なりに真面目で誠実たろうとする人格を汲み取れるであろうが、マニアにありがちな神経質さや会話の間の悪さに辟易するのと果たしてどちらが先であろうか。 オカルトに対しては決して“ビリーバー”ではなく、むしろ多角的検証・検討を怠らない、懐疑的態度を取る。しかし無論、取材において実体験者を否定するような愚を犯すことはない。そも、ある程度以上オカルト的話題に慣れ親しんだ人物は、「霊やUFOは実在するか？」といった議題に結論を出すことには殊更頓着しなくなるものだ。 人類学におけるアカデミアの道を志していたが自らドロップアウトしたとは本人の言。取材の手腕は(意外にも)高く、それは学術の徒であったころの名残であるようだ。 本名は灘久人(なだ・ひさひと)。 きさらぎ駅に行き、21年後に年経ないまま戻ってきたのでオカルトそのものになったしオカルト:100になった。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ