タグ： チャルディーニの法則

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「チャルディーニの法則」 HO4 盗撮型ストーカー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼職業 写真部 職業技能：言いくるめ、隠れる、写真術、電気修理、目星、忍び歩き、隠す ▼特徴表 2-05：鋭い洞察力・・・優れた感覚の持ち主であるため＜目星＞に+30%。 3-07：俊敏・・・どんな時でも鋭く素早く状況を把握できる。＜回避＞の基本成功率が[DEX×2]ではなく[DEX×5]となる。 ──────────────────── ▼秘匿 『HO4』盗撮型ストーカー 貴方は NPC の兄(姉)である。 いや苗字違うやーん! というツッコミは一先ず置いておこう。 貴方は幼少期、と ある事情で養子に出されたことで、NPC と引き裂かれた 辛い過去を持つ人間なのだ。 会いたいという気持ちが神に 届いたのか、貴方は編入先の高校で NPC に再会すること ができた。 感動のあまり抱きついてしまったところ、向こ うは覚えてなかった。 辛い。 しかも家の事情で自分が養子 だということを知られてはいけないので、弁解できないま までいる。 辛い。 とりあえず話がしたくて合鍵を作った。 ついでに隠しカメラも置いた。 そんな貴方は今日も今日と て、自分が自由の身で居られる学校で、可愛い NPC を見 守っている...。 ──────────────────── ▼HO4 穏やかな性格で落ち着いた雰囲気をもっており、争い事を好まず平和的解決を望む人物。芸術的な作品を鑑賞したり自身で創作したりと芸術家のセンスも持ち合わせている。 学校の成績はそこそこ優秀、真面目で物事を率先して行う為クラスでも人望が厚い。 表向きの彼は良いとこ取りのカースト上位の存在であるが、本来の姿は目も当てられないのである。 本来の姿は重度の妹である「梅野 幸」が超絶大好きストーカー。 幸ちゃんの様々な姿を写真に収めている。スマホでも一眼レフカメラでも彼女の姿を捉え、美しい可愛いオフショットをおさえるのだ。 何ならその為に写真部に入部した。以前はサッカー部に所属していたが、幸ちゃんの存在を知り編入先では写真部に入部したのだ。 何故なら写真部だと合法的に写真を撮っても許される為都合がいいのである。 ただ様々な姿をおさめたいので、尾行もする。それと同時に変な虫が付かないように観察するのも兄の役目です。 トイレにも同行する。変な男が幸ちゃんを襲ったら大変です。致し方のない事です。 幸ちゃんがトイレから出てくるのを確認し、今日の量がどれ程であるか写真に残す必要がある為回収する。妹の健康づくりは兄の役目です。周期も把握済みです。 幸ちゃんの私生活を見守る為、隠しカメラも付けている。本来妹と過ごしているのだから、何らおかしい事はありません。最近太った事を気にしているみたいです。可愛いですね。 合鍵は自身の命よりも大事である。 幸ちゃんが居ない時に家を守る為である。ついでに下着の好みもゴミの発生原因も知る必要がある。丸められたティッシュも丁寧に開いて確認する必要があります。妹の健康づくりは兄の役目です。 良いお兄さんですね。 最近はクラスメイトから付き合いが悪いと言われる事も多く、表向きの彼が崩れる瞬間も少なくない。妹の優先順位の方が遥かに上な為適当に優しく宥めておく。 ──────────────────── ▼バックボーン 壽は本来女の子として産まれるべきであった。 母が女の子の子供を望んでいたからである。性別が確認できた時、母は堕ろすと発狂し暴れ狂った事もあった。性別が確認できる段階で堕ろす事は出来ない為、また父は正気で居たのが救いだった。 誰にも望まれぬまま産まれてしまったのが壽である。名前は父が付けてくれた。母は壽とは呼ばずに女の子につけるような名前で呼んでいた。 壽自身の性自認は勿論男である。 だが、母はまるで女の子のように壽に接していた。買う服も玩具も名前も全て女の子に与えるようなもので壽も自身のアイデンティティを定める事が出来ず半ば母のお人形さんのように扱われる日々が続いた。 男の様な事をする度、母は暴力的に壽に怒りヒステリックに喚き散らす為、壽も母の言いなりになるしか無く、父も母を宥めるだけで壽を助けてはくれなかった。 妹の幸が生まれても強制される日々は続いた。言葉を発する事や自身で自由に遊べる所まで成長した時、母は幸に構いっぱなしになる。 それは壽にとって救いでもあったが、女の子で居るように言われ続けた為、監視の目が薄くなっても止める事が出来なかった。 そんなある日、普段は幸に近付かないように躾されていた壽であったが、その日は幸から壽の傍に近付いてきた。咄嗟に離れようとする壽に幸は、 「お兄ちゃん」と手を掴み呼んだ。 その時、壽の中で本来自身が叶えたかった姿が見えた気がした。女の子のような姿で居るにも関わらず妹は壽の本質を見抜き壽を兄と認識してくれたのだ。たまたまだったかもしれない、けれど壽にとってこれ程嬉しい事は無かった。 母が留守の時、何度も「お兄ちゃん」と呼んでもらようお願いする事が増え、その度に幸は「お兄ちゃん」と呼んでくれた。 この時点で壽にとって幸は天使の様な存在であり、何があっても傍に居るといった歪んだ独占欲を向ける事になる。 そんな日々が暫く続く、が妹の幸がいる以上壽の存在価値は母にとって皆無であり、父も母の対応で疲弊しきっていた為、壽を養子に出す事が決まる。 幸と離れ離れになる事が嫌で仕方無かったが親の意志を変える事は出来ない。 お別れの日、「次また会えた時も、お兄ちゃんって呼んでね」と幸と約束を交わし壽は養子に出されたのであった。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ